EBiDAN THE LIVE 2022 感想~一部グループについて語らせてほしい~
先日、EBiDANの一大イベント、「EBiDAN THE LIVE 2022 〜EBiDAN AWARDS〜」が開催されました。
私は1日目だけチケットが取れて2日目は取れなかったので、1日目は現場で、2日目は配信で見ましたが、3年ぶりのエビライで本当に盛り上がったライブでしたね。
今回はそんなエビライの感想を語りたいと思っていますが、全部のグループについて語ると長くなってしまう(というか語れない)ので、私が個人的に気になった、語りたいグループのみ語らせていただこうかなと思います。
まあ、だいたいカテゴリーつけてるグループについて語ると思っていただければ。
せっかくなので、1日目2日目それぞれに対して私的星5段階評価をつけつつ語ろうかなと。
あくまで個人の感想ですが、正直に辛口にやっていこうと思うので、ご了承ください。
まず私が語りたいのは、こちらのグループ。
えびポン
1日目:★★★★☆/2日目:-
1日目オープニングアクト勢はみんなよく知らないグループでしたが、見ていていちばん気になったのはこのグループですね。
何がよかったかというと、このグループって結構新しいグループだと思うんですが、最近の研究生がよくやる曲を考えると、「あ、こういうトンチキっぽい面白い曲ができるグループって最近のグループでもちゃんとあるんだな」と思わせてくれたところ。
最近の研究生ってかっこつけたような曲をよくやるイメージだったので、えびポンってどうなんだろうと思っていましたが、意外だったと同時に好印象でした。
星が1つないのは、今後実力をさらにつけて伸びてくれることを期待して、という感じです。歌とかそれなりに十分上手かったとは思っていますが。
そういえば長野蒼大くんめちゃめちゃ声低くてびっくりしました…何なら兄の長野凌大くんの声まんますぎて。彼ももう中学2年生か…そりゃ声変わりするわ…
次はこちら。
ZeBRA☆STAR
1日目:-/2日目:★★★☆☆
とりあえずまずは…5年ぶりのエビライ出演、そして3年半ぶりのEBiDANイベント出演おめでとう!!!!!!!!!
ようやくZeBRA☆STARがEBiDANに戻りました。まずそれが感動でしたね。
2サビの後の間奏では、広いステージをいっぱい使ってしっかり盛り上げてて、ステージの使い方もすごく上手くなっていてよかったです。
で、選曲がまさかの「Shining Fire」。マジかと思いましたよ。これに関しては、褒めたいし批判したい。
「Shining Fire」、これは私がいちばん好きなZeBRA☆STARの曲だし、エビライでZeBRA☆STARをアピールするならこの曲を選びたいというのもすごくよくわかるんです。ZeBRA☆STARらしいポップさと、新しいお洒落さが上手く融合した名曲ですし、これを選んだ運営の気持ちはめちゃくちゃよくわかります。ある意味解釈一致です。もう本当に、ZeBRA☆STAR運営好き!って思いました。
ただ、今のZeBRA☆STARが見せる曲としてはちょっと厳しいところがあるとも思うんですよね。なぜかというと、メインボーカルの1人である来輝くんが声変わりしてきているから。
「Shining Fire」って、声変わり前の来輝くんの声にすごく頼りまくっている曲じゃないですか。そんな曲を、来輝くんが声変わりしてきている今エビライでやるか?と思いましたよね。実際そのせいで歌だいぶ不安定だなあと思いましたし。だからそこを考えると、「ゼブラワールド」とか「Future!!!!!!!!!」を選んだほうがよかったような気もするんですよね。
多分「Future!!!!!!!!!」のほうが歌安定して聴かせられた気がします…こっちでも柊くんのすごさも多分伝わると思うし、サビは結構激しいダンスしながら歌うのでそのすごさも伝えられた気がするし…ちょっともったいないことしてるなあと思いました。
広いステージで魅せるエンターテイナー性や選曲のセンスはよかったものの、現状のメンバーに合った曲を吟味しきれておらず、パフォーマンスも不安定だったのを加味して評価は星3つです。
来年、もしまたエビライに出られるのであれば、もっと良いパフォーマンスを見せてほしいですね。
次はこちら。
1日目:-/2日目:★★★★★
良かった。曲も良かったしパフォーマンスも良かった。
このグループは最近全然追ってなくて久々に見ましたが、最近全然新曲出してないと思っていたんですが、このエビライに向けて作ったんでしょうか。「FREEDOM」という曲らしいですね。久々に良い曲作ってきたじゃんと感動しました。
私がこのグループを追わなくなったのは、SDRでのデビューシングル「MIRAI」のカップリング曲2つがあまりにもアレで冷めたから*1なんですが、今回は本当に良い曲でしたね。すごい、ちゃんとさとり少年団の系譜を受け継いだような曲が作られていて、サウンドも綺麗で惹き込まれました。
望大くんがすごいメインで歌ってたのにもびっくりしたし、喜穏くんは相変わらずのラップの上手さだったし、晴音くんは髪型どうした?すごく大人っぽくなっていて、いや大人っぽくなったのはみんなそうなんですけど、特に晴音くんの大人び方はすごかったですね。
でも考えてみたら最年少の望大くんですら中3ですもんね…晴音くんは高3だし、あの悪ガキのイメージが強い喜穏くんがもう高校生…!そりゃ成長してるわけだ。
エダマメは一度降りているグループなのでまた追い始めるかどうかはわかりませんが、もし気が向いたらまた追い始めようかな…と思います。まあそうですね、2ndシングルのリリイベとかやり出したら考えますかね。配信じゃダメですよ?(笑)ちゃんとカップリング付きのシングルでお願いします。
次はこちら。
原因は自分にある。
1日目:★★★★☆/2日目:★★☆☆☆
1日目は意外に良かったです。「夢に唄えば」から始まったのは驚きでしたね。あ、この曲をちゃんと大事にする気になったのねと思って嬉しかったです。
「嗜好に関する世論調査」での自己紹介演出もナイスでした。ちゃんと杢代和人くんも映像入りで出してて、あーさすがだなあと。
最後に披露していた「原因は君にもある。」、これは最新曲ですかね。私はここ最近げんじぶには冷めていたので、どうせクソ曲だろと思って食わず嫌いしていたんですが、この曲も意外に良かったです。おお、久々に面白い曲作ったじゃんと思いました。
まあとはいえ、初期の原因は自分にある。の良さを取り戻した程度の曲でそこからの進化が見える曲ではなかったし、あの2ndアルバムの後に似たり寄ったりなつまらない配信シングル4つも出して、それからようやく出したってところを考えるとあんまり褒められませんけどね。2ndアルバムのリード曲として出されていたらまた評価は違ったかなと思いますが。
そんな感じでセトリはまあまあ良かったかなと思いますが、何がマイナスポイントになったかというと、映像と音源で杢代和人くんに頼りすぎ。自己紹介演出で出すだけだったら良かったと思うんですが、他の曲でも彼のパートは尽く彼に頼ってましたよね。この場にいなくても彼はいるよ!ってアピールしたかったんか知らないけど、はっきり言って情けないと思いましたよ。あんなんで別仕事で休業してる彼に胸張れるんですか?6人でカバーしてやれよと思いましたよね(笑)
まさか今度の彼が欠席のワンマンライブでも同じことやろうとしてませんよね?まあ見に行かないからどうでもいいけど。
そして2日目。2日目は酷かったですね、いろいろと。
セトリに関しては1日目の感動を返せって感じでした。「0to1の幻想」っていう出して即刻黒歴史にするべき曲をなぜ入れる?やっぱりこの運営何も分かってないなと思いましたよね。「シェイクスピアに学ぶ恋愛定理」もあったから良い曲はあったけども、この曲のせいで台無しですよ。もうこの曲はワンエンにあげろ。
そんでもって1日目に引き続き杢代和人くんに映像と音源で頼りまくりなのも変わらずで、それだけならともかく驚きだったのは、最後の曲で本人が登場したこと。いやいるなら最初から出せよ。
本人いるのにあんな音源とか映像とか使ってたの何だったんですか?(笑)新曲ばかりでもあるまいし別に出ようと思えば出れましたよね?
この場にいなくても彼はいるよ!って変な友情売りしたかったんだったら最後まで引っ込んでもらえばよかったのに。いるんかーい!ってずっこけた人結構いるんじゃないですか?
そんな感じで突っ込みどころ満載なライブでした。
1日目だけ見たところでは、降り始めたばかりなのにまたすぐ出戻るか…?と思ったけども、2日目を見てああ…ってなったので、まあ出戻りはしないと思います。
まあそもそも2ndアルバムからの4つの配信シングルのあの流れで信用は失っているので、取り戻すにはそりゃもっと時間かかりますよね。
まあもっと良い曲作ってそれを続けて出せるようにせいぜい頑張れ、と思います。
次はこちら。
1日目:評価しない/2日目:評価しない
まず始めに言っておきたいことがあるんですが、最初はこのグループについては語るつもりはありませんでした。昔は推していたけど今は興味ないから。
でも、じゃあなぜ語ろうと思ったのか?と聞かれると、エビライの感想をTwitterでパブサしたところ、このグループのセットリストへのオタクの反応が面白かったんですよね。
それを見ていて少し語りたいことができたので、少し語らせてください。
ちなみに評価はなしにさせていただきます。評価する以前の問題のグループなので。
まず私個人の感想ですが、1日目2日目どっちも、最近のSUPER★DRAGONって感じのライブだったなと思います。別に両者に差は感じなかったというか。私の好きなスパドラはもうとっくに姿を消してるなと思いながら見てました。
なんですが、SUPER★DRAGONのオタクと思われる方々のツイートを見てみると、1日目のセトリが大不評で、2日目のセトリは好評だったんです。ぶっちゃけ何が違うんだろうって感じでしたけど。
1日目が終わった段階では「スパドラ セトリ」で検索したら、愚痴っぽいツイートがすごい出てきたので驚きました。「え、今のSUPER★DRAGONのオタクってああいう曲が好きな人ってわけじゃないの?」って逆に拍子抜けしましたよね。
2ndアルバムで「WARNING」っていうクソ曲をリード曲にしたあたりから冷め始めた身としては、あのセトリで「スパドラはもっとゴリゴリじゃないと!」とか言ってる人を見ても「いや3年くらい前からスパドラはこうやんけ」としか思いませんでしたし、今まで気づかなかったオタクもバカじゃない?とちょっと笑ってしまったんですよね。
でも2日目のライブが終わったら一変して好評だったので、ちょっとよくわからなくなりました。「今日のスパドラはゴリゴリだった!」って喜んでいる人多かったですが…え、あれゴリゴリなの?
あの…はい、GIRAGIRA★DRAGONはゴリゴリでしたけどね。やった曲「Untouchable MAX」だったし。私的ゴリゴリってああいうやつなので、ちょっとゴリゴリの定義がわからなくなりました。私もゴリゴリのスパドラが好きだったので、だからこそ「え、あれゴリゴリか?どこが??」となりましたよね。
ちょっと何が違うのか有識者の方に教えてほしい、本当に。
とまあ、彼らのライブに対する感想というより、最近のSUPER★DRAGONのオタクの曲に対する感性はよくわからなくて面白いな、というお話でした。
最後はこちら。
M!LK
1日目:★★★★★/2日目:★★★★☆
彼らはさすがでした。与えられた枠内で見せたものとしてはほとんど文句ありません。
1日目のセトリは天才でしたね。「Ribbon」→「君の知らない世界へ」→「サンキュー!N・D・K」→「奇跡が空に恋を響かせた」の流れが完璧すぎた。
「君の知らない世界へ」をやるとは思っていませんでしたよね。いや、私も「いつかM!LKもゴリゴリに踊れるということをエビライで見せつけてほしい」と思ってたことはありますし、たとえば「May」とかやったらどうかなと思ったこともあるんですが、曲は違ったものの考えていたことが実現したので、感動しました。今年の春ツアーで披露したゴリゴリのダンスパート付きのバージョンでしたしね。曲調もM!LKとしては珍しい色気たっぷりな曲だったので、M!LKを可愛いだけのグループと認識していた人たちのことを驚かせることができたのではと思います。
その後にきちんと「サンキュー!N・D・K」のような、従来のM!LKらしさたっぷりな曲を挟んだのもさすがでした。これはギャップ萌えでしたね。
今のM!LKが表現できる幅を、あの限られた時間で見事に見せることができたのではないでしょうか。
2日目のセトリは、悪くはなかったけど個人的に少し物足りなさがありました。
「HIKARI」→「かすかに、君だった。」→「奇跡が空に恋を響かせた」という流れで、1日目より時間が限られていた中で、2日目は今のM!LKらしい「王子様」感全開で見せたかったのかなとは思います。でも1日目の魅せ方が見事すぎて、それと比べてしまうとどうしても物足りなさは出てしまいましたよね。
個人的には「かすかに、君だった。」の枠を「Amore~僕は君に愛を叫ぶ~」あたりにしてほしかったかな…トンチキめいてるけど色っぽくもある絶妙な雰囲気のこの曲。この曲自体が出たのもたしか夏頃だったと思いますし、そういう意味でもエビライでやってもよかったのではと少し思います。
まあでも、「王子様感全開セトリ」としてはこれで正解なのかなとも思うので、星は4つつけさせていただきました。
あとはM!LKは衣装へのこだわりもさすがでしたね。
オープニングのド黄色なスーツ結構気になりました(笑)他のグループが白黒スーツ多めだったので、現場に行ったときは4階席でしたがM!LKは遠くからでもしっかりわかりましたよ。めちゃくちゃ目立ってましたね(笑)
パフォーマンス時も衣装替え用にロングジャケット羽織っていましたし。最近のM!LKがよくやる手法ですが、エビライで多くのEBiDANファンの前でそれを披露できてよかったのではないでしょうか。M!LKのこだわれるところは全部とことんこだわるというところが伝わったと思います。
欲を言えば1日目はせっかくの後半組だったのだからもう少し尺くれてもよかったのでは感もありましたが、そこを差っ引けば満足できるライブをやってくれたなと思います。
来年以降はどんなふうに自分たちの魅力を発信するのか、楽しみにしています。
というわけで、語りたいグループについては一通り語らせていただきました。
語ってないグループもいくつもあるんですが、彼らのことはそこまで深く語れるほど追っていないのでご承知おきを。
まあでも簡単に触れると、超特急、DISH//、さくらしめじはやっぱりさすがだなと思いました。
昔ながらの雰囲気もしっかり大事にしつつ、今の魅力も存分に発揮したライブだったのかなと思ったし、ベテランの風格みたいなのがありましたね。
超特急は新体制のパフォーマンスを楽しみにしていたところがあったので、ほとんど既存メンバーだけでのパフォーマンスだったのが少し残念ではありましたが、来年に期待ですかね。
そして、今回のエビライを最後にEBiDANを卒業したDISH//先輩。ご卒業おめでとうございます。
今回のエビライで見せてくださったパフォーマンス、とても素敵でした。
DISH//先輩ならEBiDANを抜けてからもきっと大きい存在でい続けてくれるんだろうなと思っています。
EBiDANとは別々の道を歩むことになるけども、これからも頑張ってください。
*1:感想記事も書いています→EDAMAME BEANS 1stシングル「MIRAI」感想 - KEebidan’s diary
【観測者必見】もはや他のグループのほうが原因は自分にある。の良さを理解している件について【曲紹介】
先日、M!LKの2ndシングル「奇跡が空に恋を響かせた」の感想記事を上げましたが↓
この記事の終わりに、このCD、特に「シアワシェイク」のような曲を原因は自分にある。が出せていない悔しさを感じた、と書きました。
今回はそれについてと、+αで他のこれまた「どうしてこういう曲を原因は自分にある。が出せていない!?」と思った曲を最近見つけたので、これについても語りたいと思います。
タイトルには「他のグループのほうが原因は自分にある。の良さを理解している」という書き方をしましたが、念のため誤解のないように補足しておくと、今回語りたいのは「原因は自分にある。そのもの」の良さを理解しているというところではなく、「原因は自分にある。が初期で表現していたような音楽性の良さ」を理解しているというところについてです。
なので、彼らが実際に原因は自分にある。の曲に影響を受けて意識しているかどうかは知りません。だけど、事実として「これって原因は自分にある。の良曲として成り立つ曲だよな」と思える曲を出していたので、語りたいなと、そういう趣旨です。
もう原因は自分にある。はほとんど降りている身ではありますが、初期の路線で期待した分裏切られた喪失感も大きく、こういう曲を聴いてしまうとどうしても考えずにはいられないんですよね。「こういうのは原因は自分にある。がもっと早く出すべきだったんだけどな…」と。
今回の記事は、私と同じように最近の原因は自分にある。の曲に不満を抱いている人へのおすすめの曲紹介的な意味も含めて書こうかなと思っているので、そんな感じで楽しんでいただけたらなと思います。
まず語りたいのは、M!LKの2ndシングル表題曲「奇跡が空に恋を響かせた」について。
実は私、以下の過去記事の最後にチョロッと「『奇跡が空に恋を響かせた』は原因は自分にある。に出してほしかった感ある」というようなことを書いているのですが↓
なんで?と思った方もいると思うので、そのことから語ろうと思います。
改めて音源というかMVを貼らせていただきますが↓
言ってしまえばこの曲にげんじぶみを感じた点というと、タイトルと音質、ただそれだけです。
え、それだけ?と思われるかもしれませんが、まずタイトルについて。
「奇跡が空に恋を響かせた」って、結構詩的なタイトルじゃありません?雰囲気も美しいし。タイトルだけ見ればこういう曲出しそうだと思うの私だけでしょうか。
次にサウンドについて。
この曲って聴いていただければわかる通り、電子系サウンドですよね。M!LKってあんまり電子系サウンドの曲を出さないグループなので、先日出した感想記事でも書きましたがそういう意味ではM!LK的にも「新しい」曲なんですよね。
言い換えればそんなに「従来のM!LKらしくない」曲なわけです。
そして、私がこの曲を聴いて真っ先に思い出した曲があるんですが、それは何かというと、こちらの曲です。↓
そう、原因は自分にある。の前名義であるBATTLE STREETの2ndシングル表題曲、「Show Time!!」です。サウンドや雰囲気等わりと似通ってますよね。
つまり、「奇跡が空に恋を響かせた」のサウンドって、M!LKよりも原因は自分にある。のほうが親和性があるサウンドなんです。
こちらはピアノの音も入っているし、その点も原因は自分にある。改名後のサウンドの重要要素も取り入れているので、そういう意味でも原因は自分にある。がやっても良さそうな曲だよなあと思ったんですよね。
ただ、この曲、歌詞は完全にM!LKだと思います。
原因は自分にある。はこんな王子様な歌詞は歌いませんよね…まあ歌っているところ見てみたい気持ちもなくはないけども。
なので話題に出しておいてアレですが、この曲は原因は自分にある。っぽさは普通に弱いかなとは思います。
でもまあ、一度「原因は自分にある。っぽい」と少し思った曲なので、語らせていただきました。
次に語りたい曲は、M!LKの2ndシングル「奇跡が空に恋を響かせた」のカップリング曲の1つ、「シアワシェイク」について。
これは、聴いてみて思う方は思うと思います。
これ、「ジュトゥブ」やんと。
いや、歌詞の内容とか曲調とか違いはもちろんありますが、「シアワシェイク」の可愛さって「ジュトゥブ」の可愛さと同類だと思うんですよね。
「シアワシェイク」について、「久々に昔のM!LKらしい曲来た!」と言っている方もTwitterでいくらか見かけましたが、「シアワシェイク」みたいな可愛さって実はM!LKが今まで出したことのない可愛さだと思うんです。
どうしてそう思うかというと、「シアワシェイク」は何が面白かったと言ったら、冒頭やサビ終わりで「幸福」という意味の世界中の言葉を並べ立てていたりとか、途中拍子や曲調がガラッと変わるところがあったりと、可愛いけどなかなか技巧的なことをやっていたんです。
ところどころで英語やフランス語を取り入れて可愛らしく表現していた「ジュトゥブ」に通じるところがありますし、拍子や曲調がガラッと変わってお洒落にメリハリをつけるところのあった「夢に唄えば」に通じるところもありますよね。
つまり、「シアワシェイク」の可愛さって「M!LK流可愛さ」というより「げんじぶ流可愛さ」に近いと思うんですよね。
歌詞や曲調もそうですが、他にも「○○流可愛さ」について思うこと。
私が思う「M!LK流可愛さ」って、なんというか、キュンとする可愛さなんです。
なんと言いますか、以前こちらの記事でも少し語ったことがありますが↓
これは恋愛ソングにフォーカスを当てて語ったものではあるものの、他のM!LKの可愛い曲、特に初期に表題曲として出していた類の可愛い曲も含めて言うと、目線が所謂庶民派なんですよね。
まあほんの少し冴えない男の子、という程度ではあるんだけども、そんな男の子目線の等身大の姿を歌っているからキュンとするというか。等身大ゆえ共感できてキュンとするというか。
最近の曲でも「恋がはじまる」とかまさにそれじゃないですか。
一方で「げんじぶ流可愛さ」というのは、ザ・アイドルな可愛さと言いましょうか。
え?と思う人もいるかもしれませんが、意外に可愛い恋愛ソングを歌わせると原因は自分にある。のほうがアイドルだと思うんですよね。なんというか、リアルな彼氏目線で歌っているというより、アイドルとかホストが歌っている感じしません?
いやまあ実際アイドルが歌っている曲なんですけど、それ以上でもそれ以下でもない感じというか。
「ギミギミラブ」とか「ジュトゥブ」にぶっちゃけそこまでのリアルな心情って感じないじゃないですか。
だからリアルさを感じてキュンとする感じではないんですよね。ただなんか、手の届かない存在の可愛い姿を見てただただ楽しいというか。
「シアワシェイク」ってそういう感じじゃありません?
そういう意味でもこの曲はM!LKとしては新しかったと思うし、むしろ原因は自分にある。っぽさのほうが感じるから、原因は自分にある。が先にこういう曲出せよ!と思ってしまったり…
できることなら2ndアルバムにこういう曲を収録するか、1stアルバムと2ndアルバムの間に3rdシングルを出してそのカップリングとして出してほしかったなあと…
「インパクト」をコンセプトにしているグループなんだから、こういうのは早い者勝ちでもあると思うので、他のグループに先に出されててどうする!と思いましたよね。
この曲は本当にそのくらいのこと思っているので、自分の脳内では原因は自分にある。のメンバーが歌っているところを妄想しているくらいです。
特に2Bの「僕がいて君がいて音楽があれば」の歌詞の部分は、時々吉澤要人くんと大倉空人くんが歌っていると錯覚することもあります。
多分、わかってくださる方もいらっしゃるんじゃないかと思うんですが、どうでしょう…
これは「ジュトゥブ」みたいな曲に飢えている観測者の方にも全力で勧められる曲です。
ちょっとサウンドはあんまりそれらしくないかもしれないけど、でもわりとスッと聴けるんじゃないかなと思います。
と、この記事を書き始めた当初はここで終わりにしようと思っていたのですが、書いている途中でこれまたすごい曲を見つけてしまったので、それについても語りたいと思います。
その曲というのが、「THE SUPER FRUIT」という男性アイドルグループの、「Seven Fruits」という曲になります。
ん?と思った方、はい、そうです。EBiDANではありません(笑)
EBiDANじゃないどころか事務所も全く違います。
なんでまたそんな曲見つけたんだと言われると、きっかけはM!LKのTikTokです。
基本的に私はTikTok文化に疎いのでTikTok界隈の流行りの曲とかも全く知りませんし、流行りもの系の動画にはあんまり興味は抱かないのですが、この動画はコメント欄に「踊ってくれてありがとうございます!」というご本人様らしきコメントがいくつかあり、物珍しさを感じたのと、「初期のM!LKに似てると噂のグループの曲だ!」というようなコメントもいくつか見られたので、少し興味を持ち、どれどれと思いながらYouTubeで調べてみました。
で、調べてみて思ったことなのですが、このグループ、たしかにコンセプトは初期のM!LKに近いなと思うのですが、音楽性はわりと原因は自分にある。に近いと思うんですよね。
特に上でお話した「Seven Fruits」はもう原因は自分にある。っぽさ全開です。
観測者の方はこの曲聴いたら感動するんじゃないですかね。
では、こちらにMVを↓
サムネ的には「いやいやいや」と思った方もいるでしょうが、聴いてみてどうでしょうか。
サウンドの感じのげんじぶ感強くありません?ダンスもところどころしか見えないものの、わりとげんじぶ感強かったと思います。
歌詞の絶妙なトンチキ加減もいいし…これだよこれ!と思いましたよね。
これを初めて聴いた時も、本当に私は悔しかったですよ。「どうして原因は自分にある。がこういう曲を出せてないんだ!」って。
ちなみにこのグループ、結構新しいグループのようで、この曲をリリースしたのは2022年4月6日だそうです。*1
おいげんじぶ、このグループがこんな良い曲を出してる間君たちは何やってた?
「キミヲナクシテ」とか「545」とか出してる場合じゃないだろ。
はっきり言って原因は自分にある。みたいな音楽性の良さをここまでしっかり理解しているグループが表れてしまったら、いよいよヤバいと思います。別事務所とはいえ、いや、だからこそ。
特に上記の「Seven Fruits」がすごいとはいえ、佐野くんと柔太朗くんがTikTokで踊っていた「チグハグ」も素晴らしいですしね。
この曲も、私的にはM!LKよりは原因は自分にある。っぽい曲だと思うんですよね。
サウンドのお洒落さや絶妙なトンチキ感もそうだし、可愛らしい雰囲気ではあるものの、歌詞は結構社会へのアンチテーゼ色強いから。
この曲、「周りが決めた枠になんかハマらず個性を大事にして、みんなでそれを認め合おうよ」という曲ですよね。
もちろん現実そう上手くいくものではありません。でもだからこそ、「それぞれの個性は大事だよ、みんなで認め合ってハッピー!」っていう歌詞が、社会へのアンチテーゼとなると同時に、社会での生きづらさを感じる人にとっては自分を肯定してもらえる力強い曲となるんですよね。
社会へのアンチテーゼ色が強い曲のかっこよさって、そういうところだと思うんです。
しかし最近の原因は自分にある。って、社会へのアンチテーゼを演出しようとしすぎてただのメンヘラになってしまっているところがあると思います。
ただ辛い辛い苦しい苦しいって言ってるだけで全然前に進まない感じ。だからかっこ悪いんですよ、最近の彼らの曲は。
まあ、そもそも原因は自分にある。って社会へのアンチテーゼを力強く表現するというよりは、面白おかしく表現するグループだったと思うので、そういう意味では「チグハグ」みたいな曲は原因は自分にある。らしい曲でもないんですが、「社会へのアンチテーゼ」を重視して曲作りするんだとしたら、変にメンヘラになるよりは明るく力強い曲に仕上がったほうが断然いいよね、とは思いますよね。
ここまで見事な曲を作り上げたグループが存在するのだから、原因は自分にある。は焦ったほうがいいです。
初期の原因は自分にある。の曲が好きな人は、彼らの曲聴くより上に挙げた2曲聴いたほうがおそらく楽しめるでしょうし。
まだ始動したばかりのグループのようなので今後どうなるかはわかりませんけどね。
私はオタクになるまでは行かないかなとは思っていますが、ちょくちょく曲は追おうかなと思っています。
そんなわけで、もはや原因は自分にある。より原因は自分にある。の音楽性の良さを理解しているな、と思ったグループやその曲を一通り語りました。
もう本当に、ここ最近は良い曲に出会えた喜びと同時にすごく悔しかったです。
特に「Seven Fruits」は「シアワシェイク」を超えるかもしれない。最近「シアワシェイク」すらそんなに聴いてないというレベルで「Seven Fruits」ばかり聴いてます。
何ならiTunesでポチりました。そのくらいこの曲気に入りました。直接曲を聴いていなくても頭の中でもずっと流れているまでにもなっています。
原因は自分にある。も昔はそういうグループだったんだけどなあ…
どうしてこうなってしまったんだろう。
ため息しか出てきませんが、もう今となってはしょうがないので、彼らには期待せず、良い曲を出す他のグループを探して曲を聴くようにしたいと思います。
THE SUPER FRUITの曲に出会えたのは大きな収穫でした。
TikTokで「チグハグ」を踊ってくれた佐野くん、柔太朗くん、ありがとう。
*1:もしかしたらもっと前からお披露目とかされてた可能性はありますが
M!LK 2ndシングル「奇跡が空に恋を響かせた」感想 ~「シアワシェイク」が大優勝すぎる~
8月10日、M!LKがメジャーデビューしてから2枚目になるシングル*1、「奇跡が空に恋を響かせた」を発売しました。
メジャーデビューシングルから約9ヶ月ぶりのシングルでしょうか。最近はコロナ禍の厳しさもあるのか、配信では曲を出していてもCDはなかなか出せていないグループもEBiDANは多い印象がありますが、そんな中でこの頻度でCDを出せているのはすごいことだなと思います。リリースおめでとうございます。
また、今作はグループ史上初となるオリコンウィークリー1位も獲得したようで、そういった意味でも記念すべき作品となりました。本当におめでとうございます。
https://twitter.com/oricon/status/1559253857204465664?s=20&t=egxuoS1m-73Ipzuu_2HLrQ
M!LK、自身初となる「オリコンランキング」1位獲得【オリコンランキング】(写真 全2枚)https://t.co/MzVdZ0S9Vd
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) 2022年8月15日
#milk #オリコン #MILK #奇跡が空に恋を響かせた #ミルク @milk_info
今回は、そんなこの作品の感想を語っていきたいと思います。
まずは、今回出された曲のタイトルを一通り出そうと思います。
表題曲の「奇跡が空に恋を響かせた」、
初回限定盤カップリング曲の「最愛」、
そして通常盤カップリング曲の「シアワシェイク」、この3曲です。
この3曲なんですが、正直言います。
今回の作品、「シアワシェイク」の一人勝ちすぎる。
いや、他の2曲も良い曲ではあるんです。
でも、「シアワシェイク」が良すぎるんですよね。
「シアワシェイク」を初めて聴いてからもうこれしか聴いてないし。
ぶっちゃけ他の2曲あんまり聴いてません(笑)
なので、他の2曲については軽く感想を述べた後、「シアワシェイク」がなぜそんなにすごい曲なのか、というのを語りたいと思います。
ではまず、表題曲である「奇跡が空に恋を響かせた」から。
メジャーデビューシングルの表題曲「Ribbon」に続き、また違ったタイプの恋愛ソングを出してきましたね。
今回「新しいな」と思った部分は、曲調がわりとバリバリ電子系であること。電子系がベースでそこにピアノの音を加えている感じですよね。
M!LKって電子系の曲自体そんなになく、あってもクール系に振り切っているイメージがあるんですが、今回はここ最近のM!LKがよく出す「キラキラした王子様」感をそのままに、このサウンドで表現していたので、新しさを感じたのかもしれません。
夏系の恋愛ソングといえば「かすかに、君だった。」もありますが、この曲とはしっかり棲み分けもできていると思います。夏曲のレパートリーが見事に増えましたね。
ある意味、今後の夏ライブが楽しみになる曲でもあります。
次に、初回限定盤のカップリング曲「最愛」について。
こちらも表題曲と同じ、恋愛ソング。
表題曲との違いを挙げるなら、表題曲のほうは「恋の始まり」を歌っているのに対して、この曲は「永遠の愛」を歌っているところでしょうか。言うなればプロポーズの曲とも言えるかもしれません。
その分、メッセージに重みが感じられ、今回リリースされた曲の中ではいちばんアーティストっぽい曲のように感じます。アイドルらしさがないと言いますか。
「奇跡が空に恋を響かせた」もそうですが、アイドルの恋愛ソングってもっとカジュアルなんですよね。リアルな重さを感じさせない曲が多いと思うんですが、この曲はそのカジュアルさがない。そんな曲をM!LKも歌えるようになったのかと思うと、成長に感動しつつも少し複雑なところもあったり。
これは振りはついているのでしょうか、ついていないのでしょうか。踊りながら歌うのか、踊らずにしっかり歌い込むタイプの曲なのか…その点ではわりとライブで披露されるのが楽しみな曲です。
最後に、本命である通常盤のカップリング曲、「シアワシェイク」について。
これはもう、大天才曲ですね。
メジャーデビューしてから初めてのトンチキ曲。前作ではこういう曲は全く出ていなかったので、メジャーデビューに伴ってトンチキは過去のものになっていくのかな…とも思えなくもなく、そのあたりを危惧していたのですが、全く心配いりませんでした。
M!LKは自分たちが何を出すべきかよくわかっている。まずそう感じさせてくれただけでも感動ものでした。
しかもこのトンチキ曲、ただのトンチキでもないんですよね。
ただ意味わからないアホっぽいことを言ってるだけなわけでもなく、すごく元気づけてくれる曲なんです。
もう少し具体的に言うと、世界中の幸せを集めて、みんなで幸せになっちゃおうぜ!という内容の曲なんですよね。
「月から金までオツカレ 休日はyeahとしちゃいませんか」なんて歌詞もあり、普段平日は仕事を頑張っている身としてはこういった歌詞に救われるなあと思うし。
曲調は明るく能天気な感じですが、歌詞は普通に良いんですよね。他人にも勧めやすい曲だと思います。
また、曲の冒頭やサビ終わりでは「幸福」という意味の世界中の単語を並べ立てたり、Bメロだけ穏やかでお洒落な曲調になったり、こういった遊び心があるのもまた高ポイント。
こういうところが新しさだとも思うし、何より聴いていて飽きませんよね。
初見だと何を言っているかわからないその謎さや、曲中でメリハリがしっかりついているのが楽しいし、インパクトもある。「Amore~僕は君に愛を叫ぶ~」以来の衝撃を受けたかもしれません。
これはもうぜひとも今度のEBiDAN THE LIVEで披露して多くのEBiDANファンの度肝を抜いてほしいですね。
今のEBiDANだとこういう曲ができるグループは他にないと思うし、「M!LKはこんなすごい曲やるんだぞ!」とアピールしてほしいです。
総合的に、今回もとても良い作品を出してくれたなと思います。
今回の作品を聴いて、私は「M!LKはこれからも大丈夫だな」と安心できました。
「シアワシェイク」、この曲自体も素晴らしいのだけど、2ndシングルで出してきたというのもまたタイミング的に天才だなと。ここで安心させてくれたのは本当に神です。
次に出すCDもどんなものが出てくるかわかりませんが、楽しみに待っていようと思います。
と、曲の感想はこんなところですが、最後に1つだけ言いたいことが。
今回のCD、特に「シアワシェイク」に関して思うことなんですが、こんな神曲をM!LKがいただけたことを喜ばしく思う一方で、原因は自分にある。がこういう曲を出せなかった悔しさもあります。
思った方も中にはいらっしゃるんじゃないでしょうか。
「シアワシェイク」、原因は自分にある。っぽい曲だなと。
なんで原因は自分にある。がもっと早い段階でこういう曲を出せなかったのかと。
今回はM!LKの曲の感想を綴る記事としたいので、このことについてあんまり深くは書きませんが、別の機会に別記事で、このことについて語ろうかなと思います。
改めて、2ndシングルリリースおめでとうございました。
次回作も楽しみにしております。
*1:インディーズ時代から数えると通算13枚目のシングル
ZeBRA☆STAR ミニライブ&特典会~ステラとつくる夏の思い出!!!!!!!!!~ 感想
7月17日、マリーグラン赤坂シーブルーにて、ZeBRA☆STARのイベントが開催されました。
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— starry SKY (@starrySKY_staff) 2022年7月6日
7/17(日) ①13:00 ②16:30
マリーグラン赤坂シーブルー
ミニライブ&特典会🦓🌟
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CD1枚のご購入から参加いただけるイベントです!
屋内なので暑さ対策も👍
ミニライブはもちろん、"あっち向いてホイ"や"ババ抜き"など初めての方でも楽しめる特典会も!
是非お越しください🌻🫧#ゼブラスター pic.twitter.com/LpNox2a6wz
https://twitter.com/starrySKY_staff/status/1544631418336137216?s=20&t=qiVFwHOWPZLzWMEkUbVEBw
https://twitter.com/starrySKY_staff/status/1544631418336137216?s=20&t=qiVFwHOWPZLzWMEkUbVEBw
このイベントをもってZeBRA☆STARはグループの活動を休止し、個人活動を中心に活動していくとのことで、捉えようによっては「ラストイベント」とも取れた今回のイベント。
メンバーにとってもファンにとっても大事なイベントであったに違いないと思います。
なかなか時間がなく書くのが遅くなりましたが、今回は、そんなイベントの感想を語りたいと思います。
まずは、どんなイベントだったか、セットリストを軽く振り返ります。
記憶を頼りに書くので間違いもあるかもしれませんが、ご了承ください。
1部
・ゼブラワールド
・Shining Fire
・ideal story
<MC・ミニゲームコーナー>
・Future!!!!!!!!!
2部
・Shining Fire
・Breakthrough
・Future!!!!!!!!!
<MC・思い出トーク>
・ゼブラワールド
今回はここ最近休んでいた理樹くんも参加して9人のパフォーマンスが見れた他、MCコーナーでは元メンバーであるナイトくんもスペシャルゲストとして参加していました。
理樹くんは今度出演するEBiDAN THE LIVEは休むようですし、ナイトくんも3年前にZeBRA☆STARを卒業して以来の登場ですから、普段揃わないメンバーがそろった特別なステージだったのは間違いありません。
では、ここから私の感想を語っていきたいと思いますが、まずは「ここは良くなかったな」と思ったところについて語りたいと思います。
良かったところを語って終わりたいですし、しかし良くなかったと思うところもそこそこあったので、一応。
まず、5thシングルを買わないと見れないシステムだったところ。
一応このイベントって、5thシングルのリリースイベントという名目ではないはずなんですよね。
リリースイベントは6月12日に行われたイベントがラストと公式でも位置付けられていましたし、今回は別に5thシングルを売るためのイベントではないはずでした。
本日は5th.シングルのリリースイベント最終日にお越しいただき、ありがとうございました❗️7月17日(日)は、全員揃ってステージに立てるように準備中ですので、楽しみにしていてください🤗夏の暑さを吹き飛ばす楽しい1日を過ごしましょう‼️#ゼブラスター pic.twitter.com/eaM9wfH5fH
— ZeBRA☆STAR_STAFF (@ZeBRA_STAR_info) 2022年6月12日
しかし、今回のイベントでもなぜか5thシングルを売ることに固執し、5thシングルを1枚以上買わないとイベントは見せませんという一見さんお断りな対応をする運営でした。
https://twitter.com/ZeBRA_STAR_info/status/1535947900282212353?s=20&t=vLyj0fNMylF12WNhqUNoMQ
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— starry SKY (@starrySKY_staff) 2022年7月6日
7/17(日) ①13:00 ②16:30
マリーグラン赤坂シーブルー
ミニライブ&特典会🦓🌟
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CD1枚のご購入から参加いただけるイベントです!
屋内なので暑さ対策も👍
ミニライブはもちろん、"あっち向いてホイ"や"ババ抜き"など初めての方でも楽しめる特典会も!
是非お越しください🌻🫧#ゼブラスター pic.twitter.com/LpNox2a6wz
まあ、5thシングルを買いさえすれば見れるイベントではあったから、別に一見さんは何が何でもお断りってわけではないんだけども、普通に考えてCDを買うってそのグループに愛がないとできない行為なわけですよ。
そういう意味ではちょっと興味持ったくらいの初見さんは入りづらいイベントだっただろうし、そういう人を運営自ら遠ざける行為をしているのが腹立った。
前にもこのブログで書いたけど、期間限定ファニコンに入るようなファンが35人強くらいしかいないようなグループで、インスタやYouTubeで無料配信を休日昼間にやっても40~50人くらいしか見に来ないくらい人気ないグループなのに、なんでここまで新規ファンを遠ざける売り方しかしないんですかねえ。
「東京国際フォーラムを埋める」なんて目標を掲げていたグループ*1とは思えないやる気のなさですね。あれからもう2年弱経ってるけど、今の人気じゃホールDクラスでもスッカスカでしょ。
私はこのグループはもっと売れるべき、その魅力を知ってもらうべきだと思っているからこそ腹立ちましたね。
このグループってYouTubeやTikTok等の動画のSNS供給も全然ないし、ファンが魅力を広めようとしても本当に限界があるんですよ。
だからもう、運営のこの行動を見てて本当にもどかしかったです。
せめて、シンプルに入場料制にしてほしかったですね。
まあこれでも初見さんにはキツいと思うけど、CDといういるかどうかもわからない現物が残るのと残らないのとではまた違う気もするし。
それか、対象商品の幅をもう少し広げるとか。せっかくの特別なイベントだったんだから、1st~4thシングルも在庫があったなら売って、それを対象商品としてもよかったのでは?と思います。これだったら「最近ZeBRA☆STARを好きになって最近のCDは持ってるけど、昔のCD持ってない!」って人からしても嬉しいじゃないですか。*2
生写真も売ってたけどそれも対象商品にしたりとかね。あとは、一時期のイベントで売っていたマスクなんかは普段の生活でも使えるグッズだから、それを売って対象商品にしてもよかったと思うし。
いちばんは無料イベントを開催することだったと思うけど、お金取るなら取るでもう少し考えてほしかったところです。
そこがいちばんのモヤモヤポイントでした。
でも、もはや運営は「新規ファンなんてどうせつかない」と開き直ってるんだろうな、と思えてしまうようなところもありました。
それを感じてしまった要因も、また良くなかったなと思うので、これについても語ります。
それは何かというと、ナイトくんの紹介が一切なかったところ。
上でも書いたように、今回のイベントでは元メンバーのナイトくんがスペシャルゲストとして登場したのですが、登場した時メンバーが客席に向けて言っていたのが、「皆さん、ナイトくんですよー」みたいなことだけでした。
「3年前にZeBRA☆STARを卒業して、今は海外の学校で頑張っているナイトくんです!」くらいの紹介もなかったわけです。
これ疑問に思った方いません?
私は「え、紹介なし…?」と唖然としましたよ。
これってつまり、その場にいるファンは当然のようにナイトくんのことをよく知っているという前提で考えているからこその振る舞いなんですよね。
いや、1~2ヶ月前に卒業したとかならわかりますよ?
でも、ナイトくんが卒業したの3年前ですからね?
3年って結構デカいですよ?この間にZeBRA☆STARを知ってファンになった人だっているかもしれないじゃないですか。
というか実際そういう方知ってますからね私。3rdシングルが出てからZeBRA☆STARにハマった方とか、starry SKY開設以降ファンになった方とかいるの知ってますから。*3
そういう方々に対して本当に不親切だなと思いました。
これが1部だけだったら単なるメンバーの不注意で片付くんですが、2部でも改善されていなかったので、「あ、運営からの注意もなかったんだな」と思いましたよね。
もう運営からして「どうせ新規ファンなんて見に来てない」って開き直ってるんだなと思いました。
ナイトくんのことに限らず、Little☆E時代のこともみんな当然のごとく知っているかのような話しぶりだったし、というかこのあたりの話をしているときは途中加入組が話についていけてなくてかわいそうでした。
メンバーにも新参者がいるのにここまで配慮できないのってどうなんですかね。
別にそんな昔の話をするなとは言わないけど、「知らない人のためにも説明すると…」くらいの心配りは普通にしてほしかったですよね。
とまあ、2018年頃からのZeBRA☆STARのオタクが思ったモヤモヤポイントでした。
それではここからは「ここが良かった!」と思った点についてお話します。
まずは衣装について。
これは本当に良いセンスしていたと思います。
今回のイベントは上記のように、5thシングルリリースイベントの延長のように感じられるところもあったんですが、衣装はそうはしていませんでした。
具体的には、1部はアロハシャツ、2部は4thシングル衣装だったんですよね。
おそらく、1部のアロハシャツはZeBRA☆STARの夏のイベント定番衣装であるためにチョイスしたもので、2部の4thシングル衣装はイベント会場が結婚式場であったため、いちばん合っている衣装が全体的にモノクロ調でシックなデザインの4thシングル衣装だったからチョイスしたものだと思います。
5thシングル衣装も悪くはありませんが、この衣装は私服風のカジュアルな衣装ですし、会場でのドレスコードを考えると4thのほうが妥当だと判断されたのでしょう。
これは事前にも発表されていましたが、その時点で「いいな」と思いました。
さらに、2部では4thシングル衣装をベースに、ちょっとした遊び心を入れていたのも面白かったポイント。
メンバーによって蝶ネクタイやスカーフをプラスで身に着けていたのですが、これは1stシングル等過去の衣装に使われていたものを拝借したものだったとのことで、ワンポイントのお洒落にもなっていたし、昔を知る方からすれば懐かしさもある取り入れ方でとてもよかったと思います。
次に、曲のチョイスについて。
これは、パフォーマンスのセットリストもそうですが、その前に1部の入場BGMについても触れたいと思います。
ここ最近のZeBRA☆STARの入場BGMには、5thシングルの表題曲「ideal story」が使われることが多かったんですが、今回のイベントの1部の入場BGMには、なんと「Boys, Be Ambitious!」が使われていました。
「Boys, Be Ambitious!」といえば、1stシングル収録曲。かなり前の曲ですし、オリジナルバージョンともなれば多分もう5年くらいやってない曲だと思うので、懐かしすぎてびっくりしましたね。
でも、「3!2!1! Let's Go!」という掛け声から始まる曲なので、そういう意味では入場BGMにピッタリな曲だなとも思ったり。どうせなら久々にこの曲パフォーマンスしてほしかったけど、さすがに現体制のZeBRA☆STARだと厳しかったですかね。
まあでもこういう形でも昔の曲を生かしてくれて、すごくありがたいなと思いました。
また別の形でも昔の曲のいくつかは生かされていたのですが、それについては後述。
次にセットリストについて。
セットリストは上にも書きましたが、まとめると、「ゼブラワールド」「Shining Fire」「Future!!!!!!!!!」の3曲は両部とも披露され、「Breakthrough」「ideal story」の2曲はどちらかの部でのみの披露となっていました。
現体制のZeBRA☆STARが披露できる曲と言うと実際この5曲だけでしょうし、そんな中でのこういったそれぞれの曲の扱いは、私は大正解だと思いました。
やっぱり、「ゼブラワールド」と「Shining Fire」は大事にすべき曲ですよね。
「ゼブラワールド」は1stシングル収録曲で、ZeBRA☆STARの代表曲と言っていい曲ですし、「Shining Fire」はBLACK/RED制を経て現在の体制になったZeBRA☆STARが打ち出した、新しい形のZeBRA☆STARを表す最高の曲です。
「ZeBRA☆STARってどんなグループ?」と聞かれたときに、ファンが真っ先におすすめするのはこの2曲なのではないでしょうか。
運営もきっとそれをわかっていて、この2曲をしっかり大事にしたんだなというのが伝わってきました。
「Future!!!!!!!!!」に関しては、今のZeBRA☆STARがいちばん得意な曲のように思います。だから両部とも披露したのではないかなと。
最年少で歌割りも多い来輝くんが声変わりしてきている中、この曲は来輝くんが声変わり前のような高い声で歌うパートがないため、他のどの曲よりも完成度が高く見えたし、彼らのダンスパフォーマンス力の高さがよく出ている曲のようにも思います。
今度のEBiDAN THE LIVEで披露するとしたらこの曲がいいのではないか?と個人的には思うのですが、そのあたりはどうなのでしょうか。まあそれはわからないけども、そう思えるくらいにパフォーマンスがいちばんよかった曲なので、これを両部で披露したのは本当に正解だと思います。
「ideal story」と「Breakthrough」は、これらももちろんそれぞれ良い曲なんですが、上記の3曲を捨ててまで推す曲かといったらそこまでではない、というのが私の見解なんですよね。
だから、上記3曲を両部でしっかり披露して、この2曲はどちらか一方のみで披露するという扱いにしたのが、私的にはものすごい解釈一致でした。
やっぱり、このグループの運営とは音楽センス的な面ではめちゃくちゃ気が合うな、と思います。だからこのグループ好きなんですけどね。
次に、企画コーナーについて。
特に1部のほうについて語りたいです。
1部では、3曲目が終わった後に企画コーナーとして「昔の曲を踊れるかチャレンジ」のような企画をやっていたのですが、これがまあよかった。
細かい内容を話すと、メンバーが2チームに分かれて各チームから2人ずつ踊るメンバーを選出し、どちらのチームのほうが踊れているかを競うゲームでした。
また、ここでナイトくんが参戦してきて片方のチームに入ったのですが、まずこのナイトくんが熱かったんですよね。
なぜかというと、もうZeBRA☆STARを辞めて3年くらい経つのに、結構踊れていたから。
何なら昔の曲が多かったゆえ、最近の曲の記憶に塗り替えられている現メンバーよりも踊れていた感すらあった。
「ゼブラワールド」しかり「Don't Stop ロマンティック」しかり…ナイトくん曰く案外体に残っていたそう。
ああ、彼もZeBRA☆STARのメンバーだった記憶が残っているんだな…と感動しました。
あとは、BLACK/RED制時代の曲を、元BLACKのメンバーがREDの曲を、元REDのメンバーがBLACKの曲を踊るという形でやった場面もあり、これもレア感があってよかったです。
「Youthful Wind」をうろ覚えながらもそれなりに踊れていた寛太くん、よかったですよ。
「Lucky Boy☆Lucky Days」は正確には企画が終わった後にはなったものの、亨汰くんが「REDの曲やってみたかった!」と言ったところでスタッフさんが曲を流してくれ、結局全員が音楽に合わせて踊ることになったあの場面には笑いましたね(笑)
BLACKの子たちのほうがノリノリで踊っていて、REDの子たちのほうがうろ覚えでぎこちなかったのは面白かったですが、そういう年頃ですかね。たしかに「Lucky Boy☆Lucky Days」は可愛らしい曲だから、今では中2~高2の年齢になっている彼らからすると恥ずかしいのかもしれませんが…私は正直「Youthful Wind」よりも「Lucky Boy☆Lucky Days」のほうが名曲だと思っているので、もっと自信持ってほしいなと思ったり。*4
何よりこの企画の良かったところは、久々に昔の曲を踊るメンバーを見れたことではないでしょうか。
最近はstarry SKY発足後に出した曲しかやっていなかったので、このイベントであれだけの過去曲を見れるとは思っていませんでした。
やってない曲というとおそらく「Dancing! Dancing!」くらいな気が。どうせならこの曲も見たかったけども…
でもこれだけの曲をイベントで出してもらえて、嬉しかったです。やっぱりこれらの曲も含めてZeBRA☆STARだと思いますし。
将来、またグループ活動を再開するときが来たら、その時には「Dancing! Dancing!」やってほしいですね。初期体制時代の曲の中ではいちばん好きな曲でもあるので、その時が来るかもわからないけども、やってくれるのを楽しみにしています。
そんな感じのイベントでしたが、最後はあまりラスト感がなく寂しい感じもない終わり方でしたね。
これからグループ活動はしばらくなくなるけど、ZeBRA☆STARはまだまだ終わらないとメンバー自身も思っているようで、私も希望が持てました。
今のところは、EBiDAN THE LIVE 2022の2日目である8月21日のオープニングアクト出演が決まっていますし、メンバーによっては個人の演技の仕事もすでに決まっているので、そういう点でもまだ寂しさはありませんね。
【イベント情報】
— ZeBRA☆STAR_STAFF (@ZeBRA_STAR_info) 2022年6月20日
「EBiDAN THE LIVE 2022」オープニングアクト出演決定!!
★日程:8月21日(日)
★会場:東京ガーデンシアター
★時間:開場15:00/開演16:00
★チケット:9,400円(税込)
🎼 https://t.co/c4ZdhU4UvJ
チケットは本日より受付開始です!
※理樹はお休みです。#ゼブラスター
【舞台チケット情報🎫】
— ZeBRA☆STAR_STAFF (@ZeBRA_STAR_info) 2022年7月21日
柊と洸聖が出演する舞台「ハイスクール・ハイ・ライフ」のチケット販売が20時からスタートしました‼️
👇チケットのお求めはコチラhttps://t.co/xNHXMqNFJW
皆様のお越しをお待ちしております🤗#ゼブラスター#桑原柊#新井洸聖
【メディア情報】
— ZeBRA☆STAR_STAFF (@ZeBRA_STAR_info) 2022年7月30日
萩原護と三上来輝が、NHK BS時代劇「善人長屋」第5話に出演致します❗️https://t.co/NsuDDOzUgg
BSプレミアム/BS4Kにて
8月5日(金)20:00から放送です🤗
是非ご覧ください📺✨#善人長屋#萩原護#三上来輝 pic.twitter.com/RSXNJXJh7k
だから、これらが終わってからが勝負だと思います。
休止を経て、それぞれ活躍して、いつか大きくなって帰ってきてほしいものです。
ZeBRA☆STARは、EBiDANの良さを今でも保っている数少ないアーティストグループだと思います。
どうか、このまま潰されずに大切に扱われてほしい…
数少ないZeBRA☆STARのオタク、ステラの感想記事でした。
*1:我爆誕 kai | EBiDAN 39&KiDS オフィシャルブログ Poweredby Ameba
*2:実際、全く新曲を出していなかった2018年のイベントでは、生写真の他、1st~2ndシングルを売っていました
*3:どちらもナイトくん卒業後の出来事
*4:もちろん「Youthful Wind」も良い曲ですけどね
ZeBRA☆STARのメンバーの魅力について語る〜頼れる年上組、自由な真ん中組、真面目でおとなしい年下組〜
現在、私が強火推ししているグループの1つ、ZeBRA☆STAR。
このグループは音楽性やコンセプトが良い方向に安定していることを私は評価しており、彼らの曲の魅力は今まで何度か語ってきましたが、彼らの人間性の魅力はこれまであまり語ってこなかったな、と思います。
そこで、このグループのメンバーの特徴について考えてみると、少なくとも他のEBiDANグループにはなかなかないような魅力があるのではないか、と思えてきました。
その魅力というのは、年上メンバーと年下メンバーがしっかり者で、真ん中が自由人という構成であること。これは、なかなか変わった構成なのではないでしょうか。
今回はその点を重視しながら、メンバーの魅力を語っていきたいと思います。
今年はEBiDAN THE LIVEへの出演も決まり、より多くの人に見てもらえることとなったので、興味を持っていただける人も増えるでしょう。
そんな方々にも、彼らの人間的魅力をこの記事を通して知っていただけたらなと思います。
では、まず年上組から。
年長組として年下のメンバーを引っ張り、しっかりまとめ上げているのは以下の2名です。
亨汰(19歳・2002年8月20日生まれ)
SHIN(19歳・2003年2月26日生まれ)
ちょうど最年長の同い年コンビといえるこの2人。
本人たちも自分たちが最年長であるという自覚があるのか、普段から個性的な年下メンバーをしっかりまとめ上げる、頼れるお兄さんたちです。
亨汰くんは、パフォーマンス面では最近は歌のほうで頭角を現し始めており、最初からそういうわけでもなかったところからの昇格ぶりが見えるメンバーで、その点で年下メンバーのお手本たるメンバーといえるメンバーです。そんな彼は、他にもトークの上手さに定評があり、MCのまとめ役を務めることが多い他、ユーモアのセンスが高く、そう言った点でも他のメンバーのお手本になっている印象があります。
ナルシストじみた発言も度々し、一見自由人キャラに見えなくもないのですが、しかし彼を超える自由人が集まっているため、彼自身はそのあたりの空気を読んで振る舞っている印象もあります。他のメンバーが自由な行動を取ればすかさず突っ込み役にまわるといった具合に。
自分自身もトークで笑いを取りつつ、他のメンバーのことも考えて行動できる、理想的なリーダー*1だなと思います。
SHINくんは、パフォーマンス面では柊くんと並んで歌唱メンツートップの1人と言っても過言ではないほどの存在。そのくらいパフォーマンス面ではしっかり活躍しているメンバーなのですが、彼自身の性格はというと、亨汰くんと比べると前に出るよりも後ろから支えるタイプという印象があり、亨汰くんが他のメンバーからトークを引き出したり突っ込みを入れたりするのに対して、SHINくんは専らフォロー役。
年下のメンバーがよくわからないことを言っても「つまりこういうことかな?」と自分なりに考えて言葉を付け足し、フォローしてくれる彼がいるからこそ、安心して話せるというメンバーも多そうです。
元から兄気質なのか、最年少の来輝くんを始めとした年少メンバーと仲良くしている様子もよく見かけ、普段から優しいお兄ちゃんやってるんだなあと。あれだけ自由人が集まっているZeBRA☆STARが全然ギスギスした雰囲気を見せないのは、彼の功績という説もありそうです。
次に、真ん中組。ここがいちばん多いです。
それぞれ独特の感性を持ち、ZeBRA☆STARをユーモアあふれるグループにしているのは、以下の5名です。
マモル(18歳・2003年7月9日生まれ)
柊(18歳・2004年1月3日生まれ)
洸聖(17歳・2004年10月19日生まれ)
理樹(16歳・2005年9月26日生まれ)
寛太(15歳・2006年10月11日生まれ)
年上組のZeBRA☆BLACK、年下組のZeBRA☆REDに分かれていた頃の、それぞれのユニットからはそれぞれ3人と2人*2、年齢的にはちょうど境目当たりのメンバーと言えるでしょう。
ここのメンバーが本当に面白いんですよね。
マモルくんは、パフォーマンス面ではダンスに定評があり、ダンスナンバーになるとほぼ必ずセンターに置かれて活躍するダンスリーダーです。また、柊くんやSHINくんに次ぐ歌唱メンに位置付けられており*3、普段のしゃべり声からは想像がつかない、癖が少なく伸びのいい声で見事に歌い上げます。
俳優としても度々活躍しており、最近出演した中でいちばん大きい仕事だったのは、大河ドラマ「青天を衝け」の伝蔵役ではないでしょうか。ZeBRA☆STARの中ではいちばん映像系の個人仕事が多い印象です。
そんな彼のキャラクターは、「謎」の一言で表されると思います。普段、どちらかというと静かなキャラクターで声を荒げることもありませんが、時々ボソッと破壊力のあるワードを発したり*4、大人しいながらも発言のワードチョイスがいちいち「強い」印象。元M!LKの板垣瑞生くんの独特のキャラクターが好きな人は、多分好きになるタイプだと思います。だいたいあんな感じです(笑)
柊くんは、このブログの他の記事を読んでくださっている方なら言わずと知れた、私の強火推しの1人。*5
彼はパフォーマンス面では本当に非の打ちどころなし。昔からミュージカル俳優をやっていただけあって、歌はもちろんとても上手く、ZeBRA☆STARの歌の要となっている他、ダンスにおいても魅せ方が上手く、総合力はNo.1と言っていいメンバーだと思います。
そんな彼ですが、メンバー1のおふざけ要員と言えるほどのユーモアたっぷりな一面も。メンバーで唯一個人Twitter*6を持っており、センスの高いツイートは必見です。また、このようなキャラクターは普段のイベントMCでも発揮されており、トークを引っ掻き回すのもだいたい彼。パフォーマンス面のみならず、トーク等も含めてZeBRA☆STARの強みである「明るく楽しい雰囲気」を実現するための、欠かせないメンバーとなっています。
洸聖くんは、とにかくアイドル。どちらかというとダンスを強みとしている印象があるメンバーで、他のメンバーと比べても目を惹きやすいダイナミックなダンスを見せてくれる他、ところどころでアレンジを加えてファンにアピールするところがあり、だいたい初見さんは彼に惚れているイメージがあります。
歌もどんどん上達しており、重要なパートを任されるようになってきている他、トークも昔に比べると安定してきていて、ここ最近ではあらゆる面でいちばん成長率の高さを感じるメンバーだと思います。
そんな彼のキャラクターの魅力は、とにかく明るくて親しみやすいキャラなところでしょう。飾らない魅力といいますか。M!LKの曽野舜太くんみたいな感じの魅力があるなと思います。ちょっと言動がアホっぽいところもあり、他のメンバーからもいじられがちですが、そんなときの彼のリアクションって本当に面白いんですよね。素直で可愛いし。
最近は成長とともにアホっぽい感じもなくなってきていて、ちょっと寂しいところはありますが、明るく元気なキャラはこれからも変わらないだろうし、ZeBRA☆STARのそういった曲の雰囲気をいちばん作り上げているメンバーだとも思うので、これからも、ZeBRA☆STARの隠れたエースであってほしいところです。
理樹くんは、パフォーマンス面ではあまり目立つ役割を与えられていませんが、5thシングル表題曲である「ideal story」*7の会話パートではいい存在感を出していました。この会話パートでの発言が彼にすごくよくマッチしていると思うし、そう思えるくらい、なかなかその感性は謎に包まれているメンバーという印象です。
原因は自分にある。の桜木雅哉くんと同い年ですが、キャラもすごく似ている気がします。2005年度生まれ世代ってみんなこうなんでしょうか?(笑)あまり自分からすすんでしゃべるタイプの子ではないけども、時々振られて話しているところを見ていると、いつもニコニコ笑いながら取り留めのないことを話しているイメージが強く、でもなんかそれが面白い子なんですよね。
ステージ上だとわりと引っ込み思案ですが、裏ではグループの中で1、2を争うほどうるさいとはメンバー談。ファンの前では猫かぶりがちだけども、本当はふざけるのが大好きな子のようです。洸聖くんや寛太くんと仲が良いようで、彼らと一緒にいる動画を見るとそんな一面が垣間見れるので、彼を深く知りたい方は必見。*8
寛太くんは、小さい身体に見合わないダイナミックなダンスやアクロバットを強みとしているメンバーです。また、声変わり後はメンバーでいちばん低い声になったようで、「Future!!!!!!!!!」ではサビで下ハモを担当するなど、歌の面でもそういった役割が与えられてきています。
そんな彼ですが、最近はトーク面でも活躍が多くなった印象。グループの中では年下のほうですが、年下メンバーの中ではいちばん堂々としゃべるメンバーで、年上メンバー相手にも全く動じずにツッコむところがある他、その度胸を買われてかメインMCを任されることも増えてきました。
ただ少しマイペースなところがあり、上手い終わらせ方がわからず「終わりでーす」と言ってイベントを終了させようとしたことは界隈の中では有名。しゃべり方が少しのんびりしているので、それも相まって面白さがより際立つのでしょう。
わりとしっかり者に見えるので、その面では下に書く年下組の括りに入れようか悩んだメンバーでしたが、そういうマイペースさが面白いメンバーなので、こちらに入れました。実際、年齢的にもキャラ的にも、間を取ったようなメンバーだと思います。
最後に、年下組。
グループ内では年少ながら、年上のメンバーと比較して静かで真面目な雰囲気を漂わせているのは、以下の2名です。
真翔(15歳・2007年6月9日生まれ)
来輝(13歳・2008年8月18日生まれ)
真翔くんは中学生にしてすでに身長175cmほどあり、見た目も大人っぽいですが、来輝くんはいかにも最年少らしい可愛らしいビジュアル。
一見対照的な2人ですが、彼らは最年長2人が認めるほどに大人びた性格をしており、仕事に対する考え方や姿勢等が中学生のそれではないとか。何気にこんな年少コンビは他のEBiDANグループにない強みなのではないかと思います。
真翔くんは、年齢に対する大人び方がEBiDANで一番なのではないかといえるレベルで大人びた子。変に達観したガキという感じもなく、年上のメンバーに対しても素直に敬意を表すところがあり、思春期をすっ飛ばして大人になっている感があります*9。普段のMCトークではどちらかというと引っ込み思案であるものの、振られれば自分の思うことをしっかり言葉にして話すことができ、すごいしっかり者の印象も強いです。
普通に過ごしていたらアイドルなんてやらずに普通に真面目に学校に通って勉強していそうな印象を受ける子である一方、実はスカウトではなく自らオーディションを受けてアイドルになる夢を叶えた*10という一面があり、だからなのか、メンバーの中でいちばんファン想いな印象もあります。ブログやTwitterの更新頻度も高く、まだ中学生とは思えない彼の素晴らしい言葉の綴りは必見です。*11
これだけ真面目にアイドル活動しているのが伝わる彼ですが、レッスンもストイックにこなしているのか、最近は柊くんにも「歌が上手い」と言わしめるほど安定した歌唱力を身に着けつつあります。表現力の点ではまだまだではありますが、見た目大人だけどまだ若いですし、これからの成長がすごく楽しみなメンバーです。
来輝くんは、声変わり前の独特の声でZeBRA☆STARのメインボーカルの一角を担っていた、可愛らしい最年少。最近は成長とともに声変わりが始まってきており、今後どのようなポジションを築いていくのか気になるところで、今後の未来がいちばん想像できないメンバーだと思います。ある意味楽しみな子ですね。
彼は真翔くん以上に大人しい子で、トークを振られても一語しか発しないこともあるくらい口下手なところがあります*12。裏でもかなり静かなほうらしく、レッスンの休憩中にはいつも隅っこで静かに休憩しているとか*13。レッスンでは先生に言われたことはそっくりそのまま覚えるほどの記憶力があり、他のメンバーのフォーメーションまですべて覚えているため、他のメンバーがダンスで何かを忘れるといつも来輝くんに確認しており、来輝くんも的確に教えているそうで、最年少ながらかなり頼られています。
一方で、無人島に何か1つ持っていけるとしたら「東大王の伊沢さん」と答えたり、幼少期の将来の夢は河童だったり、今でも俳優業で河童役をやりたいと思っている等、なかなか変人の素質独特の感性が垣間見えるのもこの子の面白いところ。他のメンバーに甘えたり反抗期を見せるというような最年少感はないものの、こういうよくわからないところが彼の最年少らしさなのかな、と思ったり。なかなかない感性だと思うので、これからも大切にしてほしいなと思います。
ここまで簡単にZeBRA☆STARのメンバーについて語ってきましたが、百聞は一見に如かず。
最後に彼らのキャラクターがよく出ている配信アーカイブや切り抜き動画等を貼って終わりたいと思います。
もしZeBRA☆STARに興味を持った方は、ぜひこういった動画も見てみてください。
切り抜き動画↓
公式の長めの動画(46分)*14↓
*1:とは言いつつ、現在のZeBRA☆STARのリーダーは亨汰くんであるかどうかは不明です。以前はkaiくんが務めていたようですが
*2:洸聖くんは最初はREDでしたが、途中からBLACKに移籍しています
*3:「ゼブラワールド 2020ver.」では歌のソロパートを柊くん以外でもらっている唯一のメンバーである他、「Breakthrough」では歌を担当する4人のメンバーの1人にも選ばれています
*4:とあるリリースイベントにて、「僕たちは歌やダンス、俳優業などマルチに活動しています!」と誰かが言ったところで「マルチ商法…」と小声で言っていたエピソードあり
*5:彼について語った記事を過去にあげているので、気になった方はぜひこちらもお願いします。→【推し語りブログ】EBiDANに突如現れた稀代の天才、ZeBRA☆STAR 桑原柊 - KEebidan’s diary
*6:桑原柊✖️STAFF(ZeBRA☆STAR) (@shu_kuwahara) / Twitter
*7:ZeBRA☆STAR「ideal story」Music Video - YouTube
*8:ZeBRA☆STAR_STAFF on Twitter: "☆★洸聖のつぶやき★☆ こんにちは!こせです! もう少しで文化祭だ❗️自分のクラスは迷路を作るんだ✌️高校に入って初めての文化祭だから楽しみ!明日からは文化祭の準備だから授業がない!まじで嬉しい笑 皆さんも文化祭やったことあるかな?どんな感じでしたか?! そして相変わらずのりき😓 https://t.co/xlh61yc8L9" / Twitter
*9:普段おふざけが多い柊くん相手にすら、助けてもらったエピソードを挙げて誕生日をお祝いし、「身長はもう少し抜かさないでおくね」とまで言って、柊くんがいつもの語彙力をなくしてしまったほど。→桑原柊✖️STAFF(ZeBRA☆STAR) on Twitter: "かわいすぎる" / Twitter
*10:しかも、彼がいちばん最初に知ったEBiDANのグループはZeBRA☆STARであり、このグループに入りたいと思ってその通りメンバーになったという伝説的な逸話もあり。→ボクの気持ち。 真翔 | EBiDAN 39&KiDS オフィシャルブログ Poweredby Ameba
*11:特にこのあたりをおすすめしたい。↓
これなーんだ!真翔 | EBiDAN 39&KiDS オフィシャルブログ Poweredby Ameba
https://twitter.com/ZeBRA_STAR_info/status/1534393882599124992?s=20&t=Xn_l1Ha6a6PW-0wQebS5bg
ZeBRA☆STAR_STAFF on Twitter: "☆★まなとのつぶやき★☆ 140文字に全然収まらなかった💦 読んでね! https://t.co/tLCRVFOgQp" / Twitter
*12:彼は現在に至るまでスターダストプロモーションに3回スカウトされたらしいのですが、1回目はスカウトに応じたもののあまりにもしゃべれなすぎて結局落とされたというエピソードも話していました
*13:ZeBRA☆STAR_STAFF on Twitter: "#ゼブラスター #来輝 #いろんな日のメンバー写真 #スタジオの隅が好き https://t.co/H1uq3VBUlP" / Twitter
*14:元メンバーのkaiくんがいる頃の動画で、洸聖くんは欠席している動画ですが…
*15:他にもありますが、個人的おすすめを2つだけ
*16:2つ目は洸聖くんは欠席です
EBiDANの研究生オタクは研究生のゴリ押しに喜んでないでもっと真面目に考えたほうがいい。~グループを組んでいると逆に損する研究生界隈~
先日、EBiDAN THE LIVE 2022の開催が発表されましたね。
まあ、発表されたのはだいぶ前ですが、出演者欄を見ていろいろ思ったことがあり、ブログで書こうかどうか迷って今に至るという感じで、こうしてこのタイミングで話題に出してみました。
このライブの私的ビッグニュースは、ZeBRA☆STARの出演です。
オープニングアクトだし2日目しか出ないとはいえ、星男祭2018以降初めてのEBiDANイベント出演、実に3年半ぶり。
「ようやくだよ…」と思いましたね。
桑原柊くんという逸材を迎え入れて、すごいパワーアップを遂げたのに、ZeBRA☆STARだけピンポイントで村八分を受ける*1わコロナで中止になる*2わで尽く機会を逃してきたこのグループが、ようやくエビライの舞台に立てるわけです。
ZeBRA☆STARは7月17日のイベントをもってグループの活動をしばらく休止することを発表しており、↓
https://twitter.com/ZeBRA_STAR_info/status/1531925988275539969?s=20&t=6Dza8r7lE0FpCk0iF82Djw
https://twitter.com/ZeBRA_STAR_info/status/1531925988275539969?s=20&t=6Dza8r7lE0FpCk0iF82Djw
【大事なお知らせ】
— ZeBRA☆STAR_STAFF (@ZeBRA_STAR_info) 2022年6月1日
今後の活動に関してご報告させていただきます。 pic.twitter.com/nuKLJbxs2A
これじゃ、今年のエビライ出演は絶望的じゃん…と落ち込んでいたところだったので、エビライはちゃんと出ると知ったときはそれはもう嬉しかったです。
嬉しかったんだけども…その一方で思うことがありました。
なんでEBiDAN NEXTはメインアクトなんだと。
まあこれ、昨年中止になったEBiDAN THE LIVE 2021もそうなる予定だったんですけどね。
昨年はBUDDiiSがオープニングアクトという扱いだった上でのこれだったので、少しばかり物議を醸していた記憶があります。
まあ、STA*M、ZeBRA☆STAR、EDAMAME BEANSが研究生より下扱いされてる時点で物議醸してほしいところでもあるけど。
しかしこの扱い方に疑問を持つ人がEBiDANの運営には誰もいないようですね。
一体どういう思考回路してたらこんな扱いができるのかと思いますけども。
何も考えず今年も昨年とだいたい同じ構成での開催ですか。
BUDDiiSはメインアクトに昇格したけども。
運営も運営だけど研究生オタクも酷い。
STA*M、ZeBRA☆STAR、EDAMAME BEANSを差し置いてメインアクトという扱いを受けることに関して何も疑問を抱かない人ばっかり。
こういうのを見てると、普段研究生オタクがよく言う「実力ある子に報われてほしい」「昔から長くEBiDANで頑張ってる子に報われてほしい」って、そんな綺麗なこと1ミリも思ってないことがよくわかりますよね。推しにしか興味ないのがバレバレ。
本当にそんな綺麗なことを思っているのなら、STA*M、ZeBRA☆STAR、EDAMAME BEANSの扱いの酷さにもっと苦言を呈するはずだから。
思ってもいない綺麗なことを堂々と言えるところ、私が研究生オタクの嫌いなところです。
彼らの活動年数何年だと思ってるんですか? 5~6年ですよ?
今の研究生で5~6年も活動してる子どれだけいます?
もっとわかりやすく言うと、SUPER★DRAGON結成当初あたりの時期から今まで活動してきてる子はどれだけいます?
もちろん中にはいるんでしょうが、かなり少数派だと思います。
そうやって考えれば、「実力ある子に報われてほしい」「昔から長くEBiDANで頑張ってる子に報われてほしい」なんて言うなら誰を応援するべきかすぐわかりそうなものなのに、こういうこと言う人に限って推され研究生にしか興味がなかったりする。
ZeBRA☆STARを応援している身からすると「どの口が言う」でしかないんですよね。
本当に長く頑張っていて実力つけてきてる子たちが報われない運営の方針に加担しているくせして。
…そう、研究生オタクは加担しているんですよ。
「実力ある子に報われてほしい」「昔から長くEBiDANで頑張ってる子に報われてほしい」とか言いながら、真逆のやり方に無意識に賛同しているんですよね。
今回は、そんな研究生オタクに忠告というか、推しの首を絞めたくなかったらもっといろいろ考えたほうがいいですよ、というお話をしたいと思います。
なぜ研究生ゴリ押しが将来的に誰も得をしないのか、なぜ研究生よりもグループを優遇させるべきなのか、というお話をしていきます。
あ、ちなみに、この記事は「推しには将来グループを組んでデビューして大きい存在になってほしい」と思っている研究生オタクに向けた記事です。
「将来とかどうでもいい。今推しを愛でられればデビューしようがしまいがすぐに消えようがどうでもいい」って人はそのまま推しを素直に愛でてどうぞってところなので、無視していただいて結構です。そんな人にまで考えを押し付けるほど私も鬼じゃないので。
まず、研究生のゴリ押しは将来誰も得をしないというお話からしたいと思います。
正直、損が小さいことはあっても得が大きいことはないと思いますね。
BATTLE STREET、現在の原因は自分にある。は損が小さかったパターンだとは思いますが、研究生時代推されていたことによる得が大きかったかというと、正直微妙だと思う。
結局彼らが注目されて爆売れしたのはデビュー後出演したエビライ以降でしたしね。研究生時代とコンセプトもガラリと変えてきたし、研究生時代のあの下積みがなくても結局売れたんじゃないか感は正直否めません。
BATTLE STREETはトントン拍子にデビューして一人前のグループとして扱われるようになったからまだいいけど、一人前のグループ扱いされるまでここまで順調にいくとは限らないのが、EBiDANの研究生界隈です。
上述のSTA*MやZeBRA☆STAR、EDAMAME BEANSは言わずもがなですが、最近できたグループでそれが顕著に表れているのがえびポンではないでしょうか。
えびポン、あの長野凌大くんの弟である長野蒼大くんが所属するユニットですが、兄とは対照的に弟のほうは前途多難な印象を受けます。
BATTLE BOYSプロジェクトを抜けて立派なグループになったと思いきや、気づいたらEBiDAN NEXT内ユニット的な感じになったり。
一応期間限定ユニットではなく普通にグループとして活動しているっぽいけど、オリジナル曲が出ているという話も聞かない*3し…
なんか、こんなグループがある一方で、グループ未所属研究生はなんらかの企画でユニット選抜されて曲出したりとか、まともにアーティスト活動やってるんですよね。
こんな状況を見たら思いません? あれ、グループ組まないほうが得じゃね?と。
あの運営って、BATTLE BOYSの選抜だったりTeam M!のような期間限定ユニットだったらしっかり売り出すんですが、恒常グループになると干す傾向があると思います。
BATTLE STREETも最初はBATTLE BOYSの別枠みたいな扱いでしたしね。
だから、賢い子だと「グループに選抜されたら干される」と思って選抜されるのを嫌がる子も中にはいそうな気がします。
「このグループでデビューします」と即言い渡されたりしない限り、研究生にとってグループ活動ってリスクなんですよね。
そういう界隈になっちゃってるんです、最近のEBiDANの研究生界隈は。
なぜかというと、STA*M、ZeBRA☆STAR、EDAMAME BEANS、えびポンという「前例」があるから。
この点を、研究生オタクにはよく考えてみてほしいんですよね。
あなたの今の推しは、今は何のグループにも入っていなくて推されているなら、今はいいかもしれません。
でも、その子が将来何かのグループに所属することになったら、最初はみんな「おめでとう!」って言いますよねきっと。その子が身を落ち着ける場所を手に入れたことを喜ぶでしょうね。
でも、そのグループに所属して以降、まともに売り出されなくなり、何なら後から入ってきた研究生のほうが売り出されるなんてことが、今のEBiDAN研究生界隈では普通に起こりえることなんです。
もしそんなことが起きたら、どう思いますか? 「ふざけるな!」と思いませんか?
でも、もしあなたがSTA*M、ZeBRA☆STAR、EDAMAME BEANS、えびポンの存在を無視して研究生にばっかうつつを抜かしていたんだとしたら、「ふざけるな!」なんて言う資格ないんですよね。
だって、グループより研究生のほうが推されているという状況に何も文句を言ってこなかったんだから。
運営からしたら「オタクが望んだ売り方してるだけだけど?」って感じでしょうね。そう言われて反論できますか?
研究生オタクって酷い人は昨年のエビライの発表があったときに「BUDDiiSがオープニングアクトで研究生がメインアクトなのは、長く頑張ってるのは研究生のほうなんだから当然だと思う」なんて抜かしてる人も見たことありますからね。
グループより研究生のほうが推されることに賛同すらしているんですよね。
あなたの推しが「研究生」という肩書を失ったとき、今より酷い扱いを受けても同じこと言えるんですかねって感じですが。
BUDDiiSはまた違うだろって言われるかもしれないけど、BUDDiiSって実質PRIZMAXの後身グループだから完全なる新人グループでもないし、研究生って一口に言っても彼らより歴長い子も短い子もいるだろうから、ぶっちゃけ大して違わないと思うんですよね。
あと「長く頑張ってる子をメインアクトにすべき」理論だったらそれこそSTA*MやらZeBRA☆STARやらをメインアクトにするべきですしね。そのあたりに文句言ってるのを見なかったあたりお察し。
結局とにかく研究生を推してほしいという浅い考えを持っていることには変わりありません。
その浅い考えを捨てないと、将来損をするのはあなたの推しかもしれませんよ?
こうやって考えると、研究生のゴリ押しは長い目で見たら誰も得をしないということがなんとなくわかると思います。
そもそも、研究生は基本的に水面下で動いて「知る人ぞ知る」くらいの界隈であるべきなんですよね。
そんな小さな存在だった研究生が、グループを組んでデビューして、大きい存在になっていくから夢があるのであって、既存のグループを干してまで研究生をゴリ押しする行為って夢と希望を奪う行為と言っても過言ではないんです。
だから、はっきり言ってデビューして大きい存在になる夢を持つメンバーにとっては、この行為のメリットってないんですよね。
メリットがあるとすればそれこそ運営側にしかないと思いますよ。低コストで金が稼げるというメリットですが。
多分運営がSTA*MやZeBRA☆STARといったグループを干してまで研究生ばかり売り出しているのは、そこだと思います。
研究生は立場上、売り出すのに長い目でみなくていい存在だから、比較的売り出すコストが低い存在なのは想像に難くありません。
誰かが抜けてもまた新しい子を入れればいい。いくらでも替えがきく存在。
オタクからしたらそうではないかもしれないけど、立場上研究生ってそういう存在なんですよね。所謂非正規労働者みたいなものだから。
BATTLE BOYS企画でそんなコスト低い子たちが注目を浴びるようになったのを見て、運営は味を占めたと思いますよ。
まんまと乗っかってきた研究生オタクを見てさぞ喜んだでしょうね。
こうして研究生が稼げるようになると、運営は今度は研究生のほうに金をかけるという本末転倒なことをやり出して、ますます既存グループと無所属研究生の格差が開き、現在に至るといったところでしょう。
だから、はっきり言って運営しか得しないんですよ。
研究生オタクはそれに早く気付いたほうがいい。
だから、研究生よりもグループのほうが推されるべきだし、もっと大事に扱われるべきなんです。
そのほうが長い目で見たらみんなが得をするんです。
グループを組むことは夢があることなんだ、とメンバーみんなが素直に思えるだろうし、その夢に向かって頑張ることだってできますよね。
そういう世界のほうが絶対いいじゃないですか。
今みたいにグループ組んだら逆に損する可能性がある世界なんて、歪みすぎにも程があります。
だから研究生オタクは、STA*MやZeBRA☆STARのようなグループのオタクになれとまでは言わない*4けども、せめて彼らが研究生よりは推されるべきでは?という考えくらいは持ってほしいところです。
研究生は研究生なんだから、という弁えも持ってほしいし、研究生を推すのは全然いいんだけども、自分の推しが今の立場でも最優先されるべきとかいうバカげた考え方はやめたほうがいいと思います。
その考え方は将来の推しの首を絞めかねません。
このようにオタクが考え方を変えない限り、運営の歪んだ精神はなくならないと思ったほうがいいです。
こういうことを言うと「オタクがそこまで運営に影響及ぼしていると思う?」と言われそうですが、仮にそうでもなかったとしても大事なことです。
なぜかというと、運営がいつまでも歪んだ売り出し方を続けても、それに賛同する姿勢を続けてしまうと文句言いたくても言えなくなりますからね。「お前今まで賛同してただろ」って言われて終わりです。
だから、自分の推しのためにも、研究生が必要以上にゴリ押しされている現状に喜んでいないで、もっと真面目に考えて疑問を呈しましょう。
彼らの未来が明るくなるかどうかは、オタクの態度にかかっていると思います。
原因は自分にある。の歌割りや「歌の核」について思うことを語る。~M!LKとの兼オタが思うこと~
以前、最近の原因は自分にある。のメンバーの歌声が魅力的に聴こえない要因として、メンバーの声に馴染みすぎた曲をやっていることを挙げた記事を出しましたが↓
keebidan.hatenablog.comもちろん他にも要因はあって、それについてはまたの機会にお話ししたいということで締めくくらせていただきました。
今回はその「他の要因」について語りたいと思っているのですが、その「他の要因」とは何かというと。
タイトルにも書きましたが、歌割りや、「歌の核」の設定です。
わかりやすく言えば役割分担というところですかね。
最近のアイドルファンは役割分担を嫌う人が多いと思います。
全員に歌わせて全員に平等にソロパート与えてほしいと言う人もいますし、決まったセンターがいないのを称賛する人すらいます。
これは一見メンバー全員の魅力を引き出せる意見のように見えます。でも、本当にそんなのが正義なんでしょうか?
今回はそんなことを語っていきたいと思います。
それではまず、最近の原因は自分にある。の曲の歌割りや「歌の核」の設定について、どのような構成をしているかを考えたいと思います。
まずは歌割りについて。
歌割りは、最近の原因は自分にある。の曲を聞いた感じだと、わりと全員平等に割り振られている印象が強いです。
これといってこのメンバーが特に多いというような印象もなく、何か役割分担をされている感じもありません。
良くも悪くも偏りがないですよね。
次に、「歌の核」について。
語る前に、ここで言う「歌の核」とは何なのかを説明したいと思います。
私がこの記事で言う「歌の核」は、単純にいちばん歌割りをもらっているとか、いちばん歌が上手いとか、そんなメンバーのことではありません。
その曲の雰囲気を作り上げている核となっているメンバーです。
いわばその曲の主役といいますか、「このメンバーがいるからこそこういう曲ができるんだな」と思わせてくるメンバーのように思っていただければと思います。
で、その「歌の核」は誰なのかというところなのですが。
最近の原因は自分にある。の曲を聴いた感じだと、小泉光咲くんだと思うんですよね。
「青、その他」はわかりやすい最たる例だけど、2ndアルバム収録曲以降の曲は全体的に彼の曲だなって感じがするし、少なくともMVが出るくらいに推されてる曲はそうだと思う。
何なら「幽かな夜の夢」とか、「犬と猫とミルクにシュガー」とか、そのあたりも彼が核なんじゃないかなって気がしますね。
それで、この歌割りのしかたや「歌の核」の設定が、私はよくないと思うわけです。
じゃあどうすればいいのか。結論から言います。
原因は自分にある。の場合、全員に平等に歌わせるとかしないで、はっきりした役割分担をつけたほうがいい。
そして、「歌の核」は武藤潤くんや長野凌大くんにしたほうがいい。
勘のいい方は、「え、それBATTLE STREET時代~初期のやり方じゃん」と思ったかもしれません。
その通りです。結局彼らは当時のやり方でパフォーマンスしてたときのほうが輝いていたんです。
つまりざっくり言うと、昔のやり方に戻したほうがいい*1ってことなんですよね。
こういうことを言うと、「歌割り全然もらえない子がいてもいいのか!」と憤るファンもいるかもしれません。
でも、私は「その通りです」と返します。冷たい言い方になってしまいますが。
正直、原因は自分にある。は全員が全員推されるべきと言えるほどの歌声はしていないし、いい声している一部のメンバー、つまり潤くんと凌大くんに歌の多くを担ってもらったほうが、普通に魅力出ると思うんですよね。
絶対そのほうが「原因は自分にある。らしい」世界観を作れるから。
潤くんと凌大くん以外のメンバーのファンには怒られそうですが、一応言っておくと私は別に彼らのアンチではありません。むしろみんな大好きです。
でも、彼らがより輝くためには、ということを考えるとやっぱりこういう考えに行きつく。
なぜそのように思うのかをここから詳しく語ります。
まず語りたいのは、原因は自分にある。メンバーの声質について。
以前の記事でも少し触れましたが、原因は自分にある。のメンバーって、全体的にしっとりした色気のある声をしている子が多く、言ってしまうと全体的に暗めです。
私が上で「歌の核」にしたほうがいいと言った2名は、そんな中で逆にそこまで声が暗くないメンバーであります。
潤くんは最近の歌ってみた動画見てても思ったけど、
www.youtube.com彼は「そこまで声が暗くない」というか、普通にまあまあ明るい声ですよね。
伸びやかでよく響く、聴いてて元気になる声だと思います。M!LKの吉田仁人くん系統の声と言いましょうか。
凌大くんは潤くんほど爽やかな伸びのいい声とまではいきませんが、
youtu.be彼はこれまた独特の声質をしてますよね。色っぽくはあるんだけど、湿っぽいとまではいかず、不思議な響き方をする声という印象。
この独特の感じが彼の声の魅力だなあと私は思います。
そんな2人が「歌の核」となるべき理由は、そういうところなんですよね。
この2人の歌声には、他のメンバーとは一線を画した魅力がある。
「一線を画した」って言い方をすると誤解を生みそうなので補足しますが、他のメンバーの歌声が魅力ないとかそういうことではなくて、他のメンバーが持ってない魅力をこの2人のメンバーは持っているということなんです。
他のメンバーが持ってない魅力とは何かというとそれは、存在感のある明るい声質になります。
実際他の5人のメンバーの歌声を想像してみていただくと、わかると思います。
小泉光咲くん、吉澤要人くん、杢代和人くんなんかはわかりやすくしっとりした声ですよね。
和人くんは普段のしゃべり声はそんな感じしないけど、歌うと本当にアンニュイな雰囲気全開になりますよね。「ジュトゥブ」みたいな明るく可愛い曲歌っても結構しっとりしているから、意外に彼って声は暗い分類に入ったりする。
大倉空人くんと桜木雅哉くんは、上で出した3人のメンバーと比べると「ザ・色気」ってほどの歌声ではないけども、やっぱりどちらかというとこもりやすい感じの声質だし、そんなに明るくはないと思う。
だから、潤くんと凌大くんはボーカルとして特別な存在なんですよ。
そんな特別な存在を核にしないで誰を核にするんだ、と私は思うわけです。
でも実際、最近の原因は自分にある。は光咲くんを核にしているような印象を受けますよね。
じゃあ、なぜそれがダメなのかというと。
特別でもない声質のメンバーが核になったところで、誰も映えないから。
これってちょっと考えれば「そりゃそうだ」ってなると思います。
上にも貼りましたが、以前書いたこの記事↓
ここで語ったことも関係してくる話です。
原因は自分にある。の場合、7人中5人がわりと暗めの声質をしているわけだから、暗めの声質が多数派なんですよね。
それで、そのうちの1人である光咲くんを核として曲作りをしたら、どうなると思いますか?
光咲くんが核のように感じられる曲って、光咲くんの雰囲気そのままを反映している曲ということだから、儚さ、切なさが前面に出た曲になりがちなんですが、これを原因は自分にある。が歌ったら、どうなるでしょうか?
そう、多くのメンバーの声が曲に馴染みすぎちゃうんです。
馴染みすぎちゃうってことは、メンバーの声の個性が映えない。
メンバーの声の個性が映えていないんだから、そりゃ当然それぞれの魅力なんてものも感じられません。
このパートはこのメンバーじゃないとダメだな、っていうのも全くありませんしね。
少なくとも全員そういうのがあるかと言われたらないです。
では、上でお話したような、特別な声質をしているメンバーが核になったら、メンバーの声の個性が映えるようになるの?なんで?と言われると。
他のメンバーの声が絶妙に曲に馴染まなくなるからです。
絶妙に馴染まないってことは、それぞれの個性が映えるってことですよね。
メンバーによっては自分の声にあまり合わないその曲調に合わせに行ける子もいるかもしれないし、どんな曲調だろうがいつも同じ声で歌う子もいるでしょう。
そういったところでも個性が生まれ、それぞれの声の良さが出てくるのです。
武藤潤くんや長野凌大くんが「歌の核」になった場合、「原因は自分にある。」とか「嗜好に関する世論調査」、「Joy to the World」のような、どこかおかしさがありつつも怪しげでかっこいい曲や、「シェイクスピアに学ぶ恋愛定理」、「夢に唄えば」みたな美しくファンタジックな曲が自然と出来上がるでしょう。
この2人がいなければまずやらないような曲だと思いますが、それをやるからいいんですよね。
原因は自分にある。の場合、あまりメンバーの声の個性が分かれていないからこそ、こういったところに気を付けるべきだと思います。
そうしたら結局、武藤潤くんや長野凌大くんが核を担ったほうがいい、となると思うんですよね。
あとは、役割分担について。
最近の原因は自分にある。は上でもお話した通り、比較的平等なパート振りをされているように思いますが、昔からそうかと言われるとそういうわけではありませんでした。
特に1stシングルを出した頃は、武藤潤くん、小泉光咲くん、長野凌大くんの3人がメインボーカルで、他はサブボーカル的立ち位置だったと思います。
カップリングの1つである「Up and Down」はこの3人しか歌わないし、
「ギミギミラブ」「ラベンダー」はAメロBメロ担当がサブボーカルメンバー、サビ担当がメインボーカルメンバーと明確に分けられていますし、*2
表題曲の「原因は自分にある。」は、サビ担当は武藤潤くん(一部パートは長野凌大くん)で固定されている他、桜木雅哉くんは途中途中の合いの手的パートを担当するのみにとどまっている等、明確に役割分担がなされています。
私的には、これでいいと思うんですよ。
なぜかというと、上でも少し言いましたが、彼らはあまりメンバーの声の個性が分かれていないから。
これだけ人数いるなら1人はアニメ声とかいてもよさそうなものですが、原因は自分にある。っていませんよね。普通に声が綺麗な子ばっかりで。
これは、ぶっちゃけアイドルとしては弱みだと思います。
とはいえ声質は生まれ持ったものですし、このメンバーで活動すると決めたからには今持っているものでどうにかするしかない。
その手段として、明確な役割分担を設けるのは理にかなっていると思います。
最近の曲を聴いていると特に思うのが、毎曲全員に無理にソロパート持たせようとしすぎ。*3
特に桜木雅哉くんに対して思いますね。
はっきり言って、彼って特別歌が上手い子でもないし、特別印象に残る声をしているわけでもないし、彼にそこまでしてソロパート与える意味ある?と思うところがあるんですよね。
それよりも、彼は「原因は自分にある。」のような合いの手担当にしたほうがいい気がして。
合いの手というか、メインのメロディーとは外れるけど結構目立つパートをやるポジションというか。
彼は、特別声に個性を感じない分、そういうイロモノポジションといいますか、そういう役割を与えたほうが、普通にメロディーを歌わせるより映えると思うんですよね。彼のキャラ的にも合いそうだし。
その上で、ファンにしか知られないようなカップリング曲で、時々ソロパートをもらう、っていうのはいいと思いますが。
初期体制時代のM!LKの塩﨑太智くん的な感じですね。
7人時代のM!LKでいえば、曽野舜太くんくらいの扱いってところでしょうか。*4
あとは、小泉光咲くんの扱いに関して思うこと。
彼は、他の多くのメンバーよりソロパートをもらうのはいいんだけども、武藤潤くんと長野凌大くんを超越するほどもらうべきかというと、そうは思わないんですよね。
上でも言ったように、原因は自分にある。の歌の核は潤くんと凌大くんであるべきだと思っているし、彼にそんなに歌わせると結局彼が主役みたいになってしまうと思うから。
じゃあどうしたほうがいいと思うか、というと、表現力が試されるソロパートを少し渡すくらいでいいのではないかと思います。
具体例で言うと、7人時代のM!LKの板垣瑞生くんくらいの扱い。
MV見ていただくとなんとなくわかりますかね。
板垣瑞生くんって、初期体制時代は実は言うほどソロパートをもらっておらず*5、それなりにソロパートをもらえるようになったのは7人体制になってからです。昔からいい声はしていたけど、安定感には欠けるところがあったからか、メインボーカルとまでは行けなかったんですよね。
そんな彼はボーカルとしてどんなポジションを築いていたかというと、情緒あふれる表現が求められるパートを歌う役割を担っていて、曲中で多くのパートを担うまでは行ってなかったものの、彼がいるからこそ曲に深みが出るなって思わせてくるメンバーだったんです。
光咲くんは多分、そういう役割できると思うんですよね。
あくまで主役は長野凌大くんであるべきなんだけど、でも彼じゃ上手く表現しきれないパートを光咲くんにやってほしい。
所謂スーパーサブ的なポジション。
光咲くんのファンは「もったいない」と嘆くかもしれないけど、多分そうしたほうが彼の良さがより映えると思うし、バランスもとれて一石二鳥なのではないかと私は思います。
他にもたとえば、サビに入る直前とか、ここ!というところでの一言ソロ的なパートは杢代和人くんに担当させるとか、低音ボイスでやってほしいところは吉澤要人くんに担当させるとか*6、勢いのあるパートやラップは主に大倉空人くんに担当させるとか、ある程度役割を固定しちゃっていいのではないかと。
杢代和人くんと桜木雅哉くんは毎曲ソロパートなくてもいいと思うんですよね。たまーにそういう役割が必要になった時にやるくらいでも。
そのほうがむしろ映える気がします。毎曲無理にソロパートもらうよりも、決められた役割こなすほうが「この役割はこのメンバーしか勝たん!」って空気が出来上がると思うし、メンバーも「これだけは!」って強みができてモチベ上がりそうだし。
こうやって考えると、役割分担って言うほど悪いものでもないですよね。
ただ、ソロで何をやるかという役割分担以前に、私が「そもそも…」と思うことがあります。
それは何かというと、どう考えても曲全編ソロパート構成は向いてない。
EBiDANで「全員が歌って踊る」グループといえば、デビューグループに限ればM!LKと原因は自分にある。です。
これら両グループは、どちらも全員が歌って踊るグループでありながら、歌割りの構成の仕方に大きな違いがあります。
M!LKはサビはユニゾンであることが多く、AメロBメロでもデュエットパートがそれなりに入ったりする。
対して原因は自分にある。はデュエットパート含めユニゾンで歌うことが少なく、曲全編通して誰か1人しか歌っていないという構成が基本になっている。
でも、ぶっちゃけた話、向いているのはどう考えても逆なんですよね。
M!LKは、曲全編ソロパート構成にしても問題ないグループ。
原因は自分にある。は、曲全編ソロパート構成が致命的に向いてないグループ。
なぜそのように思うのかというと。
上でも少し触れましたが、メンバーの声の個性の強さからです。
原因は自分にある。は、メンバーの声質の個性がそこまで強くないグループだと思います。
だから、そんないろんな声が集まってるわけでもないグループが、全編ソロパートで歌ったところで大して面白くなるわけないんですよね。
だったら、ユニゾンも多めに入れてソロパートを少なめにしたほうが、ソロのレア感が出て映えるでしょう。
でも、M!LKはその点個性豊かですよね。特に初期と現在の5人体制に対して思います。
両体制共通メンバーに関して言えば、佐野勇斗くんという太くて力強い声がいたり、吉田仁人くんという明るく爽やかな声がいたり、塩﨑太智くんというアニメっぽい可愛い声がいたりするわけで。
初期体制では、この3人に山﨑悠稀くんというダイナミックさと可愛さが共存する声と、板垣瑞生くんという男の色気を感じる甘い声が加わります。
現体制では、山中柔太朗くんという儚く色っぽい声と、曽野舜太くんというふわふわとした可愛らしい少年声が加わります。
こうやって、全員「こういう声だよな」と特徴を具体的に言い表せるというか、本当にパッと聴いてもわかるくらい個性がはっきりしてるんですよね。
そういうグループだったら、曲全編ソロパートでできていても、曲中いろんな声が出てくるのがすぐわかるから、面白い。
だから彼らなら全編ソロパートでもバランスよく成り立つわけです。
でも、実際はM!LKはユニゾン多めで売ることが多いし、原因は自分にある。はソロパート多めで売ることが多い。
M!LKは現体制だと今までの体制に比べてソロパート多めになっているし、今のままでいいと思いますが、原因は自分にある。はまずそこから見直したほうがいいのではないでしょうか。
「そんなことしてソロパートの数も減らしちゃったら、いよいよソロ歌えなくなるメンバー出てくるじゃん」と言われるかもしれません。
はい、そうです。それでいいんです。実際M!LKはそれで魅力を作っていたグループでした。
上でも少し話しましたが、M!LKって全員が歌って踊るグループながら、歌割りは意外に平等でもありませんでした。本当に平等になったのは現体制になってからのように思います。*7
初期体制だとほとんど山﨑悠稀くん一強扱いで、本当に初期の曲では悠稀くんがいなければ曲が成り立たないレベルの偏った歌割りがなされていましたし、
全体的にデュエットパートがほとんどを占める曲が多く、その分ソロパートの存在感が大きく感じられたんですよね。
大抵は悠稀くん、佐野勇斗くん、吉田仁人くんの3人がソロパートを割り振られることが多く、板垣瑞生くんや塩﨑太智くんのソロパートは稀でした。
特に太智くんは、サビの全員で歌うパートしか歌わないこともあったほどです。
7人体制では、ソロパートを毎回しっかりもらっていたメンバーは佐野勇斗くん、吉田仁人くん、板垣瑞生くん、宮世琉弥くんの4人だけです。
他の3人の中で、山中柔太朗くんはちょくちょくソロパートを与えられていたほうでしたが、「My Treasure」のように全く見せ場がない曲もありましたし、塩﨑太智くんも前体制に比べればソロパートをもらえるようになってきていたものの、やはりしっかりもらっていたとは言えない状態でしたし、曽野舜太くんに至ってはこの2人よりもソロパートと縁がないメンバーでした。*8
でも、だからこそこの3人がソロパートをもらっているとより感動があったんですよね。
「逢い」の太智くん、「My Treasure」の舜太くん、「かすかに、君だった。」の柔太朗くん。この3人はM!LKの名脇役だと思います。
必ずしも毎回全員が主役である必要はない。脇役だからこそ時に輝けるメンバーもいる。
原因は自分にある。にも、それは当てはまると思います。
結論、原因は自分にある。は、ユニゾンを基本としつつ、長野凌大くんや武藤潤くんを歌の核に据えて、他のメンバーもそれぞれ役割を持たせてやったほうが全員映えるということです。
ユニゾンの使い方も含め、歌割りの仕方は初期~7人のM!LKを参考にしたほうがいいと思います。
同じ人数だから7人体制のM!LKがわかりやすいと思いますが、私的にはだいたい以下のような役割が合っていると思います。
大倉空人くん→宮世琉弥くん
小泉光咲くん→板垣瑞生くん
桜木雅哉くん→曽野舜太くん
長野凌大くん→吉田仁人くん
武藤潤くん→佐野勇斗くん
杢代和人くん→塩﨑太智くん
吉澤要人くん→山中柔太朗くん
空人くんと光咲くん、雅哉くんと和人くんは逆でもいいかもしれないけど。
ざっくり言えば、潤くんと凌大くんは確実に決めたいパートをだいたい担当する役割、空人くんと光咲くんは安定と「色」がほしいところを担当する役割、要人くん、和人くん、雅哉くんは影は薄めだけど時々装飾的に歌う役割、というところですね。
上の割り振りでそのまま歌っていると考えて、以下の曲を聴いてみてください。
どうでしょう。ソロパートがより映えていると思いませんか?
わりと役割がかっちり決まっているのわかりますかね。このフレーズは絶対このメンバーしか担当しないとか、Aメロは誰が担当してBメロは誰が担当するかとか、わりと固定されているんですよね。だからこそ、それぞれの役割で映えることができている。
役割での出番が少ないメンバーも、数少ないソロパートを披露するとその希少さで映えたりするんですよね。
改めて聴いてても思ったけど、M!LK運営は本当にメンバーの声の使い方が上手い。
仁人くんと佐野くんが軸であると本当にわかりやすい割り振り方だし、他のメンバーの声もバランスよく使っているし。
原因は自分にある。運営もこういうセンスを身に着けてほしいものです。
あとは、デュエットパートの魅力も再確認できましたね。
全員で歌うのとはまた違う、このメンバーとこのメンバーが一緒に歌うからこその響きというものが。
せっかく7人もいるんだから、いろんな組み合わせを試してもいいと思いますけどね。
またそういうところで新しい魅力が生まれるなら、使わない手はないでしょう。
運営の方々にはいろいろ考えてほしいですね。
…と、ここまでいろいろ語ってきましたが。
最近の原因は自分にある。の曲を聴いていると、思うことがもう1つあります。
後ろの音楽が大きすぎてメンバーの声が聴こえない。
これを考えると、運営はそもそもメンバーの声を聴かせようとは全く思ってないかもしれません。
アイドルとしてそれってどうなのと思わなくもないですが、ここまでいろいろズレたことやっているのを見ると、まあ改善の見込みは薄いだろうな…とほとんど諦めている自分がいます。
もっと彼らの魅力は出せるはずなんだけどな…本当にもったいない。
こんな魅力を潰された状態が続いていて、私は今の原因は自分にある。には大して興味を抱けないけど、メンバーにはまあ強く生きてほしいなと思うばかりです。
↑ぶっちゃけ、この曲は原因は自分にある。に出してほしかった感ある。
*1:ただし、完全にではありません。それについては後述
*2:「ギミギミラブ」に至ってはAメロBメロがラップ、サビが歌という構成の曲だったのもあり、ラップ担当と歌担当に分かれていたという見方もできる
*3:ここで言うソロパートとは、それなりの長さがある歌のソロパートです
*4:舜太くんは当時の体制では下記の「My Treasure」ですら「ソロの見せ場をもらっているほう」レベルで、あまり見せ場らしい見せ場を作られていませんでした。「MAGIC CARPET」はそんな舜太くんの見せ場をこれでもかというくらい多く作られた、かなり珍しい曲です。
*5:デュエットパートでの出番はそれなりにあった
*6:まあこれはすでにやってるか
*7:まあ、現体制は現体制で佐野くんのゴリ押しがすごい気もするので、結局不平等な気もしますが、他の4人は比較的平等のように思いますし、前の体制だと2人くらいまともに歌割りもらえないとか普通にあったことを考えれば、これでも平等になったほうです。
*8:舜太くんだけソロパートがないという曲もあったりします。「ERA」って言うんですけど。