KEebidan’s diary

EBiDANオタクによる戯言ブログ。現在はM!LK一強。ZeBRA☆STAR大好きでした。

M!LK 3rdシングル「STARS」感想 ~全EBiDANオタクに聴いてほしい名作が来ました~

 

 

 

 

11月30日、M!LKが3rdシングル*1、「STARS」を発売しました。

2ndシングル「奇跡が空に恋を響かせた」を発売してから約3か月半後。正直こんな短いスパンでこんな良い作品を出してくるとは、と驚いています。

12月12日付のオリコンウィークリーランキングでは4位を獲得したそうですね。おめでとうございます。

www.oricon.co.jp

今回の作品は、本当に他のEBiDANグループのファンにも自慢したくなるような、素晴らしい作品でした。

早速詳しく感想を語っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

まず、今回出された楽曲のタイトルを出しましょう。

表題曲の「STARS」

初回限定盤カップリング曲の「INFINITY TRY」

通常盤カップリング曲の「テレパシー」

この3つです。

 

総合的な結論から言うと、全体的にすごくM!LKの成長を感じた作品でした。

メンバーの表現力的な意味でもそうだし、楽曲制作チームもすごい成長してるというか、「こんな曲作れるようになったのか!」みたいな。

特に、表題曲の「STARS」は前者、カップリング2曲は後者ですね。

メンバーの表現力の高さにも、こんな曲出せるんだ!という意味でも感動できるので、本当にこの作品は他のEBiDANグループのファンにも全曲聴いてほしい。

 

というわけで、ここからは1曲ずつ感想を語りたいと思います。

 

 

 

ではまず、表題曲「STARS」から。

www.youtube.com

まず曲調に着目すると、表題曲ではド王道攻めてきたな、と思いましたね。

最初にティザーを見た時は「またジャニーズと間違われそうな曲来たな」とちょっと思いました。まあ、最近はジャニーズも逆にあんまり王道やってない印象もあるので、そういう意味では逆に新鮮な路線なのかなとも思ったり。

でも、これは聴き込むと感動するんですよね。メンバーの歌唱力の上がり方がエグくて。

フェイクみたいな技法も使っているし、裏メロ歌唱なんかもやってたりしてて、冷静に見たらもう全員が歌上手いグループですよね、これ。全員歌上手い上に声質もそれぞれ魅力たっぷりだから、これは多くの人の目に留まったら「なんだ、このグループは!」と驚かれるのではないでしょうか。これを見せるために作った曲だと思えば、大正解の曲だったと思います。

 

MVを見ると少しダンスも見れますが、曲と同様にゆったりとしたダンスで、一見ゆるいダンスに見えるものの、実は結構難しい振りだと思います。歌とか楽器演奏にも言えることなんだけども、テンポが遅い曲って、テンポが速い曲よりも実は結構難しかったりするんですよね。ごまかしがきかないし、もろに実力が現れやすいので。

でも、そんなダンスをここまで美しく踊れているあたり、やっぱりさすがだなと。特にサビで見せてくるターン。これ美しすぎて私は感動しました。

 

あとは、歌詞が意外に深いんですよね。

インタビュー記事で曽野舜太くんが特に語っていたことなんですが*2、この曲は「STARS」という曲名でありながら、「Under the starless sky」というフレーズで締めくくられます。

つまり、「星たち」という曲名なのに、「星のない空の下で」の物語を終始歌っているいうことです。

これにはメンバーも「どういうこと?」と最初は思ったようですが、この曲は「星」をモチーフにしたウィンターラブソング。つまり、「想い人を照らす『星』のような存在でありたい」という願いを歌った曲であり、本物の星については特に触れていないんですよね。

別に星空の下で歌っているという世界観でもいいだろうに、わざわざ星のない空の下での物語にしているということは、「君にとってのたった1つの存在」というのを強調したいからでしょうか。それを歌っているのがM!LKの5人であるため、「STARS」というタイトル付けがされているのかもしれません。

そういう考察のし甲斐があるのもまた、面白い曲でした。

メジャーデビュー以降の表題曲でいちばん好きな曲かもしれない。

 

 

 

次に、初回限定盤カップリング曲「INFINITY TRY」について。

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これは、今回出された曲の中ではいちばん挑戦が見えた曲でした。

王道アイドル路線を突き進んでいるM!LKが出すには珍しいEDM系。EDM系って、K-POPとかでよくあるジャンルなのもあり、気を付けないとK-POPの真似事をしているだけにしか見えなくなってしまうこともあるんですが、M!LKって不思議とそういうことあんまり起きないんですよね。今回の曲も、新しさもありつつしっかりM!LKらしさのある爽やかなアイドル曲に仕上がっていたと思います。

 

この曲の特に面白いと思うところは、まさに「『音』を『楽』しむ」という意味の「音楽」な曲であるところ。音だけでメリハリがすごくつけられているというか、歌がなくても聴いてて楽しい曲ですよね。

最初は音少なめでおとなしく始まって、だんだん音が増えていって、サビで音が最上級に多く、激しくなる、といった変化。そして最後は最初と同様におとなしくなって終わるという、この変化が聴いててワクワクします。

この曲に関してはインスト音源が欲しいかも。普段こういうことあまり思わないのですが、この曲はそのくらい、音がめちゃくちゃ面白いと思いました。

 

歌詞も普通にかっこいいですしね。「無限の挑戦」という意味のタイトルなだけあって、「やってやるぜ!」というM!LKの熱い思いが伝わりますし、曲調も相まってかどこか壮大に聴こえます。

「We can TRY さあ We can TRY」あたりの歌詞は、みんなでペンライト高く掲げて振る様が思い浮かびます。*3

最後の締めが最年少の曽野舜太くんというのもまた、熱い。

この曲は来年のエビライでやってほしいかも。最後の最後で舜太くんセンターでかっこよく締めて、「M!LKもこれだけかっこいいのやれるんだぞ、加入メンバーでもこんな堂々とかっこよくやれるんだぞ!」っていうのを見せてほしいなと思ったり。

ファンだけでなく、他のEBiDANメンバー*4にも見せつけてほしいですね。

 

 

 

最後に、通常盤カップリング曲「テレパシー」について。

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これは、神曲来ましたね。

以前のブログでも先行して少し触れましたが↓

keebidan.hatenablog.com

こうやって先行して触れたくなるくらいの神曲だった。

この時はまだ感想がまとまっていなかったのと、単なる感想とは別の切り口で語りたかったのもあり、このような別記事を書かせていただきましたが。

改めて感想を言わせていただきますと、最高の一言に尽きる

 

歌詞の内容的には昔ながらのM!LKのラブソング的な感じ。所謂、密かに片想いしている恋情を歌った曲で、主人公は告白する勇気もない初心な男の子のような人物像として描かれています。

そういった昔ながらの可愛らしさも残しつつ、でも曲調はすごい勝負に出てるという、なんともバランス感覚のいい作品という印象。

テンポの速さもそうだし、この曲もまた「音楽」してますよね。

佐野くんがインタビュー記事で「サウンドのテーマが『おもちゃ箱をひっくり返した音』」であると語っていましたが*5、たしかに言われてみればそんな感じがするサウンド。特に歌のない間奏部分はそんな感じしますよね。ちょっとごちゃごちゃしたような音というか、いろんな音が交錯し合ってワーッ!となっている感じというか…(語彙力)

もしかすると、恋をして感情がぐちゃぐちゃになっている様をこのサウンドで表現しているのでしょうか。そのあたりもいろいろな解釈ができそうですね。

 

この曲はまだライブでの披露はされていませんが、サビのダンスは早速公開されており、↓

www.tiktok.com公式でも何度か「踊ってみた」動画が出されていることから、運営の力の入れようをこれまた感じます。

実際ファンからの受けもよく、特に公式からTikTokキャンペーンの告知が行われたわけではないにもかかわらず*6、今日までにこの曲を使った300以上の動画が投稿されており、本当にそうなるのもわかるくらい、良い曲出してきたな、と思います。

ちなみに、この曲を使った動画は「踊ってみた」動画もありますが、中には推しへの愛を語る系の動画もあり、それを見ていると「あ、たしかにこの曲って単なる恋愛だけでなく、推しへの愛ソングとしても成り立つかもしれないな」という発見もあったり。

これはオタクの間で流行らせたいですね…全オタク、聴いてください

 

 

 

 

 

というわけで語ってきましたが…

今回の作品、全部当たり曲だったと思う。

何なら、来年のエビライで披露するのはこの3曲でいいよ、と思うレベル。

まあ、さすがにもっと過去の曲を織り込むでしょうが、そのくらい良曲揃いの良い作品でしたね。

 

あと、今回の作品でのメンバーの歌声を聴いていて改めて思うのが、このメンバー全員に歌を歌わせて育てることを決めた過去のスタッフさん、グッジョブ。と。

特に初期メンの3人ですよね。彼らがデビューした当時って、歌とダンスの役割分担をしてデビューするグループが多かったから、運営次第では当時歌がそんなに上手くなかったメンバーは歌を育てられずにここまで来た可能性も全然あったわけで。

特に塩﨑太智くんと吉田仁人くんは、ダンスを売りにして事務所に入ったメンバーだったし、研究生当時はダンスはすごかったけど歌はそうでもありませんでしたしね。*7

でもそんな彼らにも歌を歌わせて、根気強く育てた結果が今なんだろうなと。

太智くんは特にその魅力が出るまで時間がかかったメンバーだと思いますが、彼に歌わせることを決めた運営、グッジョブ、と本当に思う。

 

根気強く歌い続けたらこんなに上手くなるんだなあ、って。↓

www.youtube.com

シンプルに作品も良かったし、こういうところにも感動できた作品でした。

メジャーデビューして以降のM!LK、本当に本気で作品づくりしてきていますね。

これは4thシングルも楽しみになります。いや、もしかしてそろそろアルバム来るのかしら?

 

何にせよ、次回作が楽しみです。

今回も素晴らしい作品をありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:インディーズ時代から数えると通算14枚目のシングル

*2:M!LK「STARS」インタビュー|僕たちが“星”になる つかめそうな夢に手を伸ばして (2/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

*3:そういう感じの振りじゃなかったらゴメンナサイ

*4:特にM!LK加入メンバーのほぼ同期にあたる原因は自分にある。のメンバー

*5:M!LK「STARS」インタビュー|僕たちが“星”になる つかめそうな夢に手を伸ばして (3/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

*6:ただし、キャンペーンをやろうとしていたようには思える音源は用意されている

*7:当時のオーディション映像なんかを見てると、ぶっちゃけ仁人くんより現・SUPER★DRAGONのダンサーである志村玲於くんや飯島颯くんのほうが歌上手いかもしれないってレベルだったりする