KEebidan’s diary

EBiDANオタクによる戯言ブログ。現在はM!LK一強。ZeBRA☆STAR大好きでした。

EDAMAME BEANS 1stシングル「MIRAI」感想

 

 

 

5月13日、EDAMAME BEANSがメジャーデビューシングル「MIRAI」を発売しました。

2016年の結成からここまで長い道のりだったと思います。おめでとうございます。

 

以前レッスン場でのダンス練習動画が出た時にもブログを書きましたが↓

keebidan.hatenablog.com

表題曲「MIRAI」はこのときからいい曲の予感がしていましたし、これは期待できそうだと楽しみにしていました。

 

MVも発売日約2週間前に出ましたが↓

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これもめちゃめちゃよくて。

今までにないくらいいい映像だと思ったし、すごく力を入れられてる、売り出されようとしてるとワクワクしました。

 

そうして期待を膨らませてCDを手に入れ、カップリング曲の「Minikui Ahiru」「No.1」も含め新曲3曲を聞いたわけですが、感想を一言で言うと。

ぶっちゃけ期待外れだった。

 

もっと言うと、表題曲とカップリング曲の落差が激しい。

EDAMAME BEANSを売り出そう!」という観点で作った曲としては「MIRAI」はすごく作りこまれた感じがするけど、他2曲はそこまでの中身を感じない。

かっこいいっちゃかっこいいんだけども…そうきたか…となりました。

 

 

 

「MIRAI」は本当にいい曲だと思います。

EDAMAME BEANSのスタートダッシュにふさわしく明るい曲だし、サビにキャッチーな振りがあったり、間奏でしっかりダンスを魅せる構成も素晴らしい。

サビが終わった後、間奏で最大の盛り上がりを見せるところからまるでサビがCメロ、間奏がサビにすら思えるようなところもすごく聴きごたえがあって面白いし、レッスン場でのダンス練習動画で聴いた時点ですごくいい曲もらったなと感動もしました。

これはカップリング曲も期待できるぞ…と思っていました。思っていたんですが…

 

「Minikui Ahiru」「No.1」の2つは、正直K-POPっぽい曲入れときゃかっこよく見えそうだよね精神で作られたような、軽率さを感じる曲でした。

歌詞はそれなりにいいなと思いましたが、曲調はなんか想像してたのと違うなあ…と。

上にも書いたけど中身を感じないし、なんか薄っぺらい。

 

本当に薄っぺらいかどうかは置いておくにしても、これ以上K-POPっぽい曲出すグループ増やさないでいいから、というのも本音。

ONE N' ONLYから始まってBATTLE BOYSのBATTLE SONG企画で出された曲たち、BATTLE STREETやSUPER★DRAGON、そして現在は解散しましたがPRIZMAX。これらが次々とK-POP路線に染まり出して、みんなが同じような方向に行きだして嫌気が差してきた頃に、BATTLE STREETが原因は自分にある。に改名し、K-POPっぽい路線から全く違う路線に大幅に変えて成功して、ようやくEBiDANの妙なK-POP推しも落ち着いたと思ってたのに。

まだやるのか、という呆れ。

 

というか、上に書いたようにEBiDAN内で異常にK-POPっぽさが流行ってた頃、EDAMAME BEANSも2枚目の手売りシングルを発売していて、このときは「Alright」「Stop that girl」という最高にかっこいい曲、お洒落な曲を出していたんです。

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このときはEDAMAME BEANSにはすごく安心感を覚えたものです。

 

この当時からEDAMAME BEANSには、ONE N' ONLYの台頭により今やほとんど失われているさとり少年団を受け継ぐ存在になってほしい、と私は期待していました。

この頃から着始めていた衣装も、さとり少年団がまさに持っていた「ザ・ストリートパフォーマー」って雰囲気のものだったし。

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「Alright」も初めて聴いたときは「俺たちがさとり兄さんの大事にしてきたものを受け継ぐよ、だから安心してONE N' ONLYに専念して!」と言っているようにも思えるような曲で、すごく泣けたんです。

 

そんなEDAMAME BEANSまでK-POPに染まろうとしてる、ONE N' ONLYと同じ道を辿ろうとしてるのか…と。

これ以上K-POP風グループ量産してどうするんだ。

 

 

 

百歩譲ってK-POPっぽい曲入れるのはいいとしても、1つだけでよかっただろという気持ち。

発売日前日にはこのCDに関してインタビュー記事が公開されましたが↓

www.stardust.co.jp

「Minikui Ahiru」については、K-POP調の曲だとメンバーが話していますし、あーそんな曲もあるんだな、ちょっと覚悟必要かもな…と聴く前から思ってはいました。

しかし「No.1」に関しては、「スピード感」「激しい」なんて言葉で表現していて、疾走感ロック来るのでは…と期待していただけに、余計残念な気持ちになりました。

 

メンバーの英人くんはTwitterでも「No.1」のことを「アップテンポな曲」と話していました*1が、どれだけ譲歩して聴いても、とりあえずアップテンポには聴こえないんですよ。リズミカルだし激しいかもしれないけど、スピード感なんてものはないし、もしかしてメンバーの知ってる「No.1」と私が聴いた「No.1」って違う曲?何かの手違いでも起きた?と疑うレベル。

共有できる音源がないので主観的な例えにはなりますが、聴いた感じ、BATTLE BOYSの「ebidence」を重低音ロックアレンジしたみたいな雰囲気の曲でした。

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「ebidence」ですらアップテンポな曲とか言う人あまりいないと思いますけど…これをさらに重くした感じの曲がアップテンポに聴こえるか?

 

「スピード感」「アップテンポ」と言われたらこういう曲を想像する人が多いんじゃないでしょうか↓

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もっと激しさがあるならばこの辺みたいな感じかな?と思うし↓

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まさか「ebidence」っぽい始まり方して、それより重苦しさを感じる曲が来るとは思わないわ…

 

メンバーによれば振りが激しくてかっこいいらしいですけどね。ここまで重い曲でどれだけダンスで「スピード感」を表現してくれるのか、という面ではある意味楽しみにはなる曲だけども。

「Minikui Ahiru」もザ・重低音で重い曲だったし、「No.1」は「スピード感」売りするならダンスありきでそうするのではなく、曲も普通に爽やかなスピード感目指してほしかったな…と思いました。「MIRAI」は明るい曲だったけどスピード感とはちょっと違ったし、被らないはずだからそうやってバリエーション出してもよかったのでは?

 

 

 

まあこんな感じで、カップリング曲に落胆したので今回のCDの感想はあまりよくないものになったのですが。

それでも表題曲の「MIRAI」がすごくいい曲だっただけに、次CD出すときはどんな曲を出してくるか、というところはわりと楽しみだったりもします。

「MIRAI」がよかったから、今回の作品は全然よくなかったということはなかったし、次はどんなふうに攻めてくるかで見極める必要があるな、と聴いていて感じました。

 

SUPER★DRAGONや、ONE N' ONLYにほとんど完全移行してるさとり少年団もそうだけど、EBiDANでクールなパフォーマンス、パフォーマンス力の高さを売りにしてるグループってなんかK-POP化しやすいですよね。

そんなことしなくてもいい曲出してたと思うのに…何を血迷ったらそうなるのか…

もういい加減に「K-POPっぽい曲をやるのがかっこいい」みたいな風潮やめてほしい。そういうグループはEBiSSHだけで十分だった。

原因は自分にある。がBATTLE STREETから路線変更して成功したのを見ればわかるのでは…

さとり少年団ONE N’ ONLYに移行させて彼らの個性を潰した運営のことは一生恨むけど、もう彼らは戻ってきそうな雰囲気もないし今それなりに売れてるらしいので、戻ってこなくてもいいです。でもEDAMAME BEANSまでそっち方面に行かせないでほしい…

 

とりあえず今は、EDAMAME BEANSの次出す作品に期待したいと思います。