M!LK 2ndシングル「奇跡が空に恋を響かせた」感想 ~「シアワシェイク」が大優勝すぎる~
8月10日、M!LKがメジャーデビューしてから2枚目になるシングル*1、「奇跡が空に恋を響かせた」を発売しました。
メジャーデビューシングルから約9ヶ月ぶりのシングルでしょうか。最近はコロナ禍の厳しさもあるのか、配信では曲を出していてもCDはなかなか出せていないグループもEBiDANは多い印象がありますが、そんな中でこの頻度でCDを出せているのはすごいことだなと思います。リリースおめでとうございます。
また、今作はグループ史上初となるオリコンウィークリー1位も獲得したようで、そういった意味でも記念すべき作品となりました。本当におめでとうございます。
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M!LK、自身初となる「オリコンランキング」1位獲得【オリコンランキング】(写真 全2枚)https://t.co/MzVdZ0S9Vd
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) 2022年8月15日
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今回は、そんなこの作品の感想を語っていきたいと思います。
まずは、今回出された曲のタイトルを一通り出そうと思います。
表題曲の「奇跡が空に恋を響かせた」、
初回限定盤カップリング曲の「最愛」、
そして通常盤カップリング曲の「シアワシェイク」、この3曲です。
この3曲なんですが、正直言います。
今回の作品、「シアワシェイク」の一人勝ちすぎる。
いや、他の2曲も良い曲ではあるんです。
でも、「シアワシェイク」が良すぎるんですよね。
「シアワシェイク」を初めて聴いてからもうこれしか聴いてないし。
ぶっちゃけ他の2曲あんまり聴いてません(笑)
なので、他の2曲については軽く感想を述べた後、「シアワシェイク」がなぜそんなにすごい曲なのか、というのを語りたいと思います。
ではまず、表題曲である「奇跡が空に恋を響かせた」から。
メジャーデビューシングルの表題曲「Ribbon」に続き、また違ったタイプの恋愛ソングを出してきましたね。
今回「新しいな」と思った部分は、曲調がわりとバリバリ電子系であること。電子系がベースでそこにピアノの音を加えている感じですよね。
M!LKって電子系の曲自体そんなになく、あってもクール系に振り切っているイメージがあるんですが、今回はここ最近のM!LKがよく出す「キラキラした王子様」感をそのままに、このサウンドで表現していたので、新しさを感じたのかもしれません。
夏系の恋愛ソングといえば「かすかに、君だった。」もありますが、この曲とはしっかり棲み分けもできていると思います。夏曲のレパートリーが見事に増えましたね。
ある意味、今後の夏ライブが楽しみになる曲でもあります。
次に、初回限定盤のカップリング曲「最愛」について。
こちらも表題曲と同じ、恋愛ソング。
表題曲との違いを挙げるなら、表題曲のほうは「恋の始まり」を歌っているのに対して、この曲は「永遠の愛」を歌っているところでしょうか。言うなればプロポーズの曲とも言えるかもしれません。
その分、メッセージに重みが感じられ、今回リリースされた曲の中ではいちばんアーティストっぽい曲のように感じます。アイドルらしさがないと言いますか。
「奇跡が空に恋を響かせた」もそうですが、アイドルの恋愛ソングってもっとカジュアルなんですよね。リアルな重さを感じさせない曲が多いと思うんですが、この曲はそのカジュアルさがない。そんな曲をM!LKも歌えるようになったのかと思うと、成長に感動しつつも少し複雑なところもあったり。
これは振りはついているのでしょうか、ついていないのでしょうか。踊りながら歌うのか、踊らずにしっかり歌い込むタイプの曲なのか…その点ではわりとライブで披露されるのが楽しみな曲です。
最後に、本命である通常盤のカップリング曲、「シアワシェイク」について。
これはもう、大天才曲ですね。
メジャーデビューしてから初めてのトンチキ曲。前作ではこういう曲は全く出ていなかったので、メジャーデビューに伴ってトンチキは過去のものになっていくのかな…とも思えなくもなく、そのあたりを危惧していたのですが、全く心配いりませんでした。
M!LKは自分たちが何を出すべきかよくわかっている。まずそう感じさせてくれただけでも感動ものでした。
しかもこのトンチキ曲、ただのトンチキでもないんですよね。
ただ意味わからないアホっぽいことを言ってるだけなわけでもなく、すごく元気づけてくれる曲なんです。
もう少し具体的に言うと、世界中の幸せを集めて、みんなで幸せになっちゃおうぜ!という内容の曲なんですよね。
「月から金までオツカレ 休日はyeahとしちゃいませんか」なんて歌詞もあり、普段平日は仕事を頑張っている身としてはこういった歌詞に救われるなあと思うし。
曲調は明るく能天気な感じですが、歌詞は普通に良いんですよね。他人にも勧めやすい曲だと思います。
また、曲の冒頭やサビ終わりでは「幸福」という意味の世界中の単語を並べ立てたり、Bメロだけ穏やかでお洒落な曲調になったり、こういった遊び心があるのもまた高ポイント。
こういうところが新しさだとも思うし、何より聴いていて飽きませんよね。
初見だと何を言っているかわからないその謎さや、曲中でメリハリがしっかりついているのが楽しいし、インパクトもある。「Amore~僕は君に愛を叫ぶ~」以来の衝撃を受けたかもしれません。
これはもうぜひとも今度のEBiDAN THE LIVEで披露して多くのEBiDANファンの度肝を抜いてほしいですね。
今のEBiDANだとこういう曲ができるグループは他にないと思うし、「M!LKはこんなすごい曲やるんだぞ!」とアピールしてほしいです。
総合的に、今回もとても良い作品を出してくれたなと思います。
今回の作品を聴いて、私は「M!LKはこれからも大丈夫だな」と安心できました。
「シアワシェイク」、この曲自体も素晴らしいのだけど、2ndシングルで出してきたというのもまたタイミング的に天才だなと。ここで安心させてくれたのは本当に神です。
次に出すCDもどんなものが出てくるかわかりませんが、楽しみに待っていようと思います。
と、曲の感想はこんなところですが、最後に1つだけ言いたいことが。
今回のCD、特に「シアワシェイク」に関して思うことなんですが、こんな神曲をM!LKがいただけたことを喜ばしく思う一方で、原因は自分にある。がこういう曲を出せなかった悔しさもあります。
思った方も中にはいらっしゃるんじゃないでしょうか。
「シアワシェイク」、原因は自分にある。っぽい曲だなと。
なんで原因は自分にある。がもっと早い段階でこういう曲を出せなかったのかと。
今回はM!LKの曲の感想を綴る記事としたいので、このことについてあんまり深くは書きませんが、別の機会に別記事で、このことについて語ろうかなと思います。
改めて、2ndシングルリリースおめでとうございました。
次回作も楽しみにしております。
*1:インディーズ時代から数えると通算13枚目のシングル