KEebidan’s diary

EBiDANオタクによる戯言ブログ。現在はM!LK一強。ZeBRA☆STAR大好きでした。

M!LK ワンマンライブ「M!LK LIVE 2022 NEXT WINNER」感想~メインコンセプトの良さだけにとどまらず、4年前の雪辱を果たしたライブでした~

 

 

2月13日、M!LKがパシフィコ横浜国立大ホールにて、ワンマンライブ「M!LK LIVE 2022 NEXT WINNER」を開催しました。

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spice.eplus.jp

 

M!LKがパシフィコ横浜でワンマンライブをするのは、2017年12月1日に行われた「M!LK 3rd anniversary『白黒牛乳ワールドinパシフィコ横浜』」以来です。

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okmusic.jp

私は当時のライブもリアルタイムで見に行きましたが、はっきり言ってこのライブは、私の知るM!LKのライブの中で、いや、他のグループのライブを含めても史上最悪のライブでした。

すごくモヤモヤしながら帰った覚えがあるし、2週間後に推しの吉田仁人くんの生誕祭イベントがなければそのままグループに対するモチベーションは自然消滅していただろうな、とも思えるほどです。

 

無理に新曲を詰め込みすぎて、生歌でしっかりやり切れてないところがあったり、機材か何かのトラブルでパフォーマンスする本人がなかなか登場せず、曲の半分ほどただ音楽が流れるだけの時間になったり、何より観客が集まらなさすぎて2階席3階席が全閉鎖になったり…

おそらく、当時のライブにも参加した佐野勇斗くん、吉田仁人くん、塩﨑太智くんの3人にとっては苦い思い出もあったライブ会場でしょう。

 

しかし、今回のライブでは、当時の雪辱をしっかり果たしたと言えると思います。

当時を意識しているのではないかと思える部分も多々あって、でもそれがちゃんと今回のライブコンセプトにもぴったりハマっていて、とても見事な仕上がりのライブでした。

 

このように感じたことから、今回は、1回目のパシフィコでのライブとの比較をメインに、感想を語りたいと思います。

 

 

 

 

 

まず、集客について。

私は今回、1階席の前のほうだったので、後ろを見上げて2階席や3階席をある程度見ることができましたが、その光景を見てまず泣きましたね。

TwitterでもチケットSOLD OUTしたという情報を見ていたので、その時点でも泣けましたが、いざこの目でちゃんと埋まっているのを見ればやはり改めて感動しました。

あのときは当日券も売ってたからなあ…ちゃんとペンライトの光でいっぱいの景色をメンバーに見せることができて、嬉しかったです。

 

 

 

次に、某ユニットの登場について。

某ユニットとは、M!LKによく似ているが雰囲気がM!LKと真逆であるかのユニットのことです。そう、BLACK M!LKです。

BLACK M!LKは2018年6月30日に行われた、BLACK M!LKのワンマンライブツアー以降、ユニットとしてちゃんとパフォーマンスを披露したことは今まで一度もなく、復活は見込めない状況だったのですが、今回、まさかの復活。

今回のライブのコンセプトで出した意味としては、「NEXT WINNER」というライブタイトルから「誰に勝つのか?」→「自分」→「鏡」→「自分と対の存在」という連想から出たようですが、正直、このタイミングで出るって、1回目のパシフィコライブの雪辱か?と思えるところもあったんですよね。

だって、ぶっちゃけ演出的にBLACK M!LK出るか!?と思わせといて出なかったことって今までにもあったじゃないですか。

keebidan.hatenablog.com

上に貼った過去記事でも書きましたが、一昨年の夏の配信ライブでの山中柔太朗くんと曽野舜太くんが禁断の果実を食べて真っ赤に染まる演出、これって見方によっては「BLACK M!LK化したことのない2人のBLACK M!LKとしての覚醒」とも取れるわけです。

でも、このライブではBLACK M!LKは結局出てこず、その演出の後に披露されたのは「MAGIC CARPET」でした。当時は「BLACK M!LK頑なに出さないな…もう出ないのかな?」と思ったものです。

それに、1回目のパシフィコライブのライブタイトルは、「白黒牛乳ワールド」。このライブはM!LKとBLACK M!LKの対決をコンセプトにしていたライブであり、BLACK M!LKが複数の曲を引っさげてパフォーマンスした最初のライブでもありました。つまり、BLACK M!LKからしてもパシフィコ横浜は思い出深い会場なんですね。

だから、頑なとも思えるほどに出してこなかったBLACK M!LKをこのライブで出してきたというのは、そういう裏の意図をも感じさせました。

 

今回BLACK M!LKが披露したのは2曲で、「Charge」「Don't look back」

BLACK M!LKはミニアルバムを1枚出しており、そのリード曲は「MUKATSUKI」なので、2曲選ぶなら初登場時から歌い続けている「Charge」と、その「MUKATSUKI」の2曲を選びそうなものですが、今回は「MUKATSUKI」は選ばず、「Don't look back」を選んできました。これもまた、1回目のパシフィコライブを意識しているように思うんですよね。

「Don't look back」は、1回目のパシフィコライブで初披露した曲の1つです。同じような曲は他に「More」や「HYBRID」といった曲もあったのですが、このうち「Don't look back」は公式が特に推している曲というイメージがあり、ファンクラブ「PREMIUM MILK」で当時のライブ映像が唯一公開されている曲です。

sd-milk.com

対して、「MUKATSUKI」はこの当時はまだ披露されておらず、ミニアルバム制作時に作られた曲であると考えられます。このパシフィコで披露したことはないということです。

そういったところからも、当時のパシフィコライブを意識しているのかな、と感じさせられました。

 

で、久々のBLACK M!LKはどうだったかというと。

BLACK M!LKもM!LKのメンバー変動に伴い、メンバーが変わったようで、HARUKIが担っていたポジションはJYUTAROが、MIZUKIが担っていたポジションはSHUNTAが担っていました。

JYUTAROもSHUNTAも新メンバーとは思えないほど堂々とパフォーマンスしていて、とてもかっこよかったです。

何より、完全生歌であそこまでできるようになったというのがすごいし、今まで全く姿を見せていなかった裏ではしっかり修行していたんだろうなと思わせました。

BLACK M!LKって、しっかり完全生歌でやるようになったのは彼ら自身のワンマンツアーが初めてであり、それまでは結構音源頼りなところがあったんですよね。一応、MIZUKIHAYATOもその場で歌ってはいたんですが、歌声はほとんど音源に助けられていた印象で、ワンマンツアーで初めて完全生歌でやったときもなかなか苦しそうという印象がありました。

でも、今回は当たり前のように完全生歌でかっこよく決めていて。HAYATOもそうだけど、初めてのはずのSHUNTAもしっかり歌えてたし、このBLACK M!LKは他のEBiDANグループのファンにも見せたいと思うほどでした。本当に感動した。

 

歌だけでなく、ダンスもしっかりレベルアップしていたし、新しいBLACK M!LKが見れて嬉しかったです。

 

 

 

次に、ソロコーナーについて。

これも1回目のパシフィコライブを思い出さずにはいられない場面でした。当時もソロコーナーあったんですよね。*1

上でも書きましたが、このライブでは何かのトラブルでパフォーマンスする本人がなかなか登場しない、というハプニングがあったんですが、それがどこで起きたかというと、吉田仁人くんのソロ曲の時だったんです。

仁人くんは私が強く推しているメンバーというのもあり、当時はすごく残念に思った覚えがあります。

まあ予期せぬトラブルは仕方ないとはいえ、上でも書いたようにいろいろと残念なところが多かったライブだったので、さらにトラブルが重なるとなると本当に最悪でした。

 

しかし、今回のライブはすごくよかったです。

当時より複雑なステージ演出をしているはずなのに、トラブルもなく、5人それぞれが面白く楽しいパフォーマンスをしてくれました。

吉田仁人くんのソロパフォーマンスについては、また別の意味での懐かしさを感じましたね。2018年春に行われたワンマンライブツアー「M!LK SPRING TOUR 2018 #バトレボ~牛丸学園ブルジョワ部~」に登場した、「宇宙人ジント」の再来です。

natalie.mu

このネタは一昨年の年末に行われた配信ライブでも出てきたんですが、

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2回も同じ過去ライブネタを持ってきたあたり、気に入ってるのかな~と思ったり(笑)

このネタを知らない人も結構いたようなのであんまり良くなかった気もするけど*2、個人的には懐かしくて面白かったです。

宇宙人が仁人くんの周りにわらわらと集まってるのに対して「わー!わー!」とか言ってたわりには、宇宙人に捕獲されてストーリーが展開し…というのも特になく、「そこは何かあれよ!(笑)」と思いましたが。

 

次に出てきた塩﨑太智くん、彼はすごい振り切ってましたね(笑)

披露したのは「サラブレッド御曹司CITY BOY」でしたが、その曲名にピッタリ合うような、お金持ちの家に育ったボンボンの格好で登場。短パンに王冠っていうのが振り切りすぎて好きでした(笑)

後ろで表示されていた家族写真もふざけすぎてておかしすぎたし、振りまいたお札のデザインもまた凝っていて…たくさん笑わせてもらいました。

 

その次に出てきたのは、曽野舜太くん、彼のターンもギャグ要素はありましたが、彼はもうかっこよかったですね。

ステージのあちこちに次々登場するのもすごかったし、衣装がシンプルにかっこよくて。

仁人くんと太智くんがふざけ倒していたからギャップでよりかっこよく見えたのもあると思いますが(笑)

最後の最後で仁人くんの誘いを断って、佐野くんにご飯奢ってもらう!」と良い笑顔で辛辣に言っていたのが、またギャップで可愛らしい。

そういえば、舜太くんって加入当時はこれでもかというくらい仁人くんに懐いてたメンバーなんですよね。それこそ、ある日、仁人くんがとあるタピオカ店に行ったことをブログに書いたとき、舜太くんも同じくらいの時期に全く同じタピオカ店に行っていたことをブログに書いており、そこで「次こそは、仁人くんとタピオカ屋さんに行けますように。。。」と最後の最後に書くくらいには。

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それから2週間もしないうちに、2人で無事にタピオカ飲みに行ったという報告が。

しかも、仁人くんが先にタピオカ飲みに行ったとわかる自撮りを投稿し、それに対して後出しの形で舜太くんが「一緒に行ったじゃないですか!」と反応したという形で。

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何ならこのブログが出る前に「ラーメンデートしました!」と一緒にラーメン食べに行ったことも報告している舜太くん。

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どうやらこのラーメンを食べた後にはしごしてタピオカ店に行った模様。

当時、仁人くんがメンバーとご飯に行くのは結構レアだと思われており、しかしこの様子だと行ってはいるけど自分から報告しないだけか…?という疑惑も上がり。

そんな仁人くんの様子を逐一報告してくれる舜太くんには感謝する吉田仁人推しが後を絶たなかった記憶があります。私も例に漏れずその1人であり、おかげで曽野舜太2推しになりました。

何にせよ、加入から2週間程度であの吉田仁人とここまで距離を縮める舜太くん何者?とも言われてましたね。

その後もしばらくは、仁人くんのブログに対するアンサーブログのようなブログを書いたり、他のメンバー(特に柔太朗くん)とご飯に行った仁人くんを見て嫉妬したりと、結構な懐きっぷりでした。*3*4

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最近の舜太くんは、当時の懐きっぷりどこ行った?と言いたくなるくらいに仁人くんに対して辛辣ですが、上記のような過去を知っていると「大好きなくせに…」とニヤニヤしてしまいますね(笑)

最近は反抗期みたいだけど、今は当時の舜太くんに絆されて舜太くん大好きになっている仁人くんがかわいそうなので、たまには素直になってあげてね、と思います(笑)

 

話がソロコーナーのパフォーマンスから逸れましたが、次は佐野勇斗くんのターン。

カラオケの激辛採点のような映像が映し出され、歌ったのはまさかの「妄想ドン・キホーテ」。

この曲は7thシングル「ボクラなりレボリューション」のカップリング曲の1つで、かなり前から存在はしていた曲なのですが、今まで一度もライブで披露されたことのない幻の曲でした。それを、こんな形で初披露。BLACK M!LKの復活と同じくらい驚きの復活でした。

ただ、カラオケの激辛採点がモチーフにされているゆえ、そんな予感はしていましたが、ちゃんと1曲歌い切る前に強制終了(笑)

やはりフルで見るのは5人全員でパフォーマンスしている姿がいいので、ギャグっぽい終わり方ではあったもののこの形にしたのはよかったのではないかと思います。

最後には自身のインスタライブで出している「佐野飯」と「結婚できない人*5」をネタにした、コウメ太夫さんの芸風をオマージュした芸を披露し、終了。

なんとも佐野くんらしいシーンでした。

 

最後に、山中柔太朗くんのターン。

彼が披露したのは、「Amore〜僕は君に愛を叫ぶ〜」。

この曲は元々歌い出しから柔太朗くんが良い味を出している曲であり、またクールなイメージの強かった彼が情熱的に歌い上げているのが印象的で、彼のための曲と言っても過言ではない曲だとは思っていましたが、ついにソロでこの曲を歌唱。

儚い声を売りにしている彼がこの曲を1人だけでもここまで歌えるようになったか、と感動しました。

最後の最後でファンに「…愛してる」と囁いたたときにスベったのは可愛かったですが…(笑)

いや、だってあんな溜めといて代わり映えのない台詞吐いたところで「キャー!」とはならんでしょ…()

 

メンバーそれぞれが持ってる強みを生かしたパフォーマンスをしていて、しかも面白くて、とてもいいステージだったのではないでしょうか。

欲を言えば、1回目のパシフィコライブの時のようにそれぞれソロ曲を作って披露という形でもよかったと思いますが…いつか、仁人くん以外にも歌って踊るソロ曲を作っていただきたいものです。

 

 

 

1回目のパシフィコライブとの比較で面白かった点は以上ですが、全体を通して、今回のライブは今までのすべてのライブと比較しても最高レベルのステージだったと思います。

バックダンサーのTeam M!の協力の元、魅せた演出も見事でしたし、セトリもコンセプトに沿ったストーリー性を感じられるもので満足度高かったし、この4年間で成長したM!LKが見れてよかったです。

 

でも、ここで満足せず、「あくまでここはスタート地点」と言った彼らはさすがというもの。この先もっと大きな会場で、もっと多くのファンを魅了するアイドルになろうとする彼らの固い決意が見えました。

目標を達成するまで、これから苦しいことも多々あるでしょうが、私は彼らのファンとして、ずっと支え続けたいなと思います。

このライブのテーマ曲でもあった「HIKARI」を聴きながら、みんなで前に進んでいきたいです。

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:板垣瑞生くんと佐野勇斗くんはデュエットだったのでソロではありませんでしたし、塩﨑太智くんのソロ曲はBLACK M!LKが出ているときに披露されたので、披露したのは太智くんではなくDAICHIでしたが。

*2:不幸なことに、ブルジョワ部のライブ映像は8thシングル「Over The Storm」のWIZY限定盤(期間限定の受注生産品)についていたBlu-rayでのみ見ることができるもので、現在正式な販路で入手することはできません

*3:当時は柔太朗くんと舜太くんが仁人くんを取り合っているような構図が多々ありました。次第に柔太朗くんが板垣瑞生くんのほうと仲良くなってきたと同時に、取り合いの構図はなくなっていきましたが

*4:他にも、当時やっていたラジオ番組「うしみつドキドキ!『ごくごくM!LK』」では、合間合間にそのときの出演メンバーが何かしらを言うジングルが使用されていたのですが、舜太くんは仁人くんのジングルをオマージュしたジングルを収録していた等、彼が仁人くんをリスペクトしていたエピソードは数多くあります

*5:ファンからの「結婚して!」というコメントに対して辛辣な対応を取ることから