KEebidan’s diary

EBiDANオタクによる戯言ブログ。現在はM!LK一強。ZeBRA☆STAR大好きでした。

M!LK 4thアルバム「HOME MADE CHU!?」感想

 

 

 

 

9月30日、M!LKが4thアルバム「HOME MADE CHU!?」を発売しました。

活動が困難な状況が続く中で、CDをリリースすることは普段より大変だったでしょうが、リリースおめでとうございます。

 

6月27日に行われた配信ライブ「M!LK ONLINE CHU!?」、また8月2日に行われた配信ライブ「M!LK ONLINE CHU!? SUMMER -Around The World-」と、2回の配信ライブを経て制作された集大成アルバムとのことで、今回もまた面白いアルバムを出してくれました。

また、同じ体制で2枚以上のアルバムを出すのは現体制が初めてでもあり、それを成し遂げたことで安心感を与えてくれたアルバムでもあったと思います。

 

今回はこのアルバムの収録曲、また、このアルバムで用意された3つのMV*1の感想を語っていきたいと思います。

発売日から1週間以上経っているのであまりいないかな、とも思いますが、一応ネタバレ注意です(笑)

それでは、曲順に感想を語ります。

 

 

 

 

 

1.HOME

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トップバッターから来ました。今回のアルバムのリード曲です。

テレビ東京ほか ドラマパラビ「働かざる者たち」の主題歌にも起用された曲で「月~金 お昼のソングショー ひるソン!」や「プレミアMelodiX!」といった音楽番組でも披露され、話題となりました。

この曲は、何気ない日常や素朴な幸せを穏やかに歌った曲で、まさに曲名である「HOME」の温かさを表現しています。新型コロナウイルスの影響で前まで送れていた当たり前の日常が失われている今、きっと多くの人の心に響く歌詞でしょう。

また、辞めていったメンバーもいる中M!LKに残ることを決め、活動している今の5人がこの曲を歌うことで、彼らにとっての「HOME」、つまり「M!LK」を守っていこうという決意の曲とも取れ、様々な解釈ができるのも魅力の1つ。そんな中でこの曲を聞く人に優しく寄り添うような歌詞には、聴く人を癒し元気づけるM!LKのアイドル性が現れており、「これだからM!LKは最高なんだよな!」と思わせるものでした。

前作のリード曲である「Winding Road」に比べるとメロディーは素朴で攻めている感じはありませんが、この曲の場合はそれがむしろいい。そのおかげで落ち着いて聴けるし、何気ない日常で口ずさむにもピッタリ。ずっと身近に感じながら過ごせるような音楽なところも、とてもいい作品だなと思いました。

 

曲の感想はここまでにしておいて、MVの感想をお話しますと、これもまたいい。

古民家でのんびり過ごしたり、散歩して写真を撮り合ったり、みんなでちゃぶ台を囲ってアルバムの中身に使う写真アルバムを制作したり、そんな中で素の笑顔が溢れている様子は見ていてほっこりします。

個人的にお気に入りなのは、途中加入メンバーであるやわしゅん*2の弟感が強いこと。具体的な箇所を言うと、2:10や2:50、5:01あたり。

アルバム作りで「疲れた〜!」と音を上げてるようなシーンだったり、塩﨑太智くんがシチューを作ってるのを両脇で眺めていたり、朝起きてからの動きがゆるゆるだったり。大人っぽい容姿の2人ですが、こういうところでM!LKでの弟らしさが現れていて可愛くて…

それに対してオリジナルメンバーである佐野勇斗くんと吉田仁人くん、そして太智くんの3人は「気晴らしに散歩に行こうか!」と提案したり、穏やかな表情で料理したり、朝起きてからキビキビ動いて弟たちを起こしたり…これまた兄らしくて最高なんですよね。

素の姿を見せていながら、M!LKが本当の家族のように見えるところが最高。

M!LKなりの「HOME」を見せてくれて、ますますM!LKを好きになれる映像でした。

 

 

2.Banzai

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今年配信された配信シングル3曲のうち1曲目。6月3日に配信された曲です。

「即聴リフレッシュソング」と称されるこの曲は、フルでも33秒しかない非常に短い曲で、忙しい時でもパパッと聴けるような良さがあります。これだけ短いと歌詞も覚えやすいですし、何度か繰り返し聞いただけで全部覚えられてしまいそう。そういった意味では印象にも残りやすい曲でしょう。

また、「M!LK ONLINE CHU!?」の最後の方でやっていたように、4回くらい連続で流して披露するという魅せ方もあり、短い曲だからこそその楽しみ方に多様性があると言えます。

1回だけパッと聴いてサッとリフレッシュするもよし。何回も連続で聴いて好きなだけ気分を盛り上げるもよし。

じっくり音楽を聴く時間がない人も、逆に音楽をじっくり楽しみたい人も、1回ためしに聴いてみてはいかがでしょうか?

 

 

3.HEADBANG!

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「M!LK ONLINE CHU!? SUMMER -Around The World-」で初めて披露された新曲です。

これも「Banzai」同様、フルで37秒という非常に短い曲で、初めて披露されたのを見たときは突然嵐がやってきて、そしてすぐに去っていったような感覚を覚えました。

曲名の通りこの曲はヘドバンをしながら歌うものですが、あまりの激しさゆえ「この短さで十分」と言うメンバーもいるほどで、それだけエネルギーがギュッと凝縮された曲と言えます。

結構全力でヘドバンするんですが、それでいてM!LKらしいおちゃらけ感、キラキラ感はしっかり残された曲となっており、M!LKにしかできないヘドバン曲だなという印象。DISH//SUPER★DRAGONといったヘドバンしてるイメージの強い他のEBiDANグループでは出せない味を出してるな、と感じました。

そうそう、ヘドバンといえば、かのBLACK M!LKもやってたと思いますが、彼らともまた違った雰囲気のヘドバンだったんですよね。

「Over The Storm」や「SDR」もそうでしたが、M!LK名義でこういう曲を出すようになるともう彼らの姿は見れないのかな…と寂しくもなりますが、別名義というものに頼らずとも「変幻自在」を表現できるようになったM!LKの表現力には目を見張るものがあります。これからもこのようなM!LKなりのアツい曲、期待したいです。

 

 

4.Amore〜僕は君に愛を叫ぶ〜

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今年配信された配信シングル3曲のうち2曲目。6月17日に配信されました。

この曲については配信されたときにもブログで感想を書いているのですが↓

keebidan.hatenablog.com

今でも思います。天才的な神曲だと。

本当に昔ながらのM!LKらしいトンチキさ加減と、成長したM!LKの大人っぽさがうまく調和してできた曲で、今年出した曲の中ではいちばんの傑作なのではないかと思うほど。

最近増えてきたお洒落な正統派アイドル曲もいいけど、M!LKはやっぱりトンチキでしょ!というファンも多い中、久々にここまでドンピシャな曲を出したのは天才だと思います。

それでいて逆行した感じもないのもまたいい。成長して20歳を超えるメンバーも出始め、大人っぽい色気も出し始めた今のメンバーだからこそ歌える色っぽいラブソング要素もあり、これは以前のM!LKが歌えたような曲ではありません。

まとめれば、M!LKがM!LKらしく進化を遂げたのを見せた曲

 

そんな傑作曲には、メンバーの山中柔太朗くんが監督を務めたMVも制作されました。

内容は、メンバーがマネキンの女性に恋をして口説き落とそうと奮闘するドラマ。それぞれ王子、警官、ホスト、医者、サッカー少年のコスプレをしており、かっこいいメンバーの姿も楽しめる最高な映像でした。ここ最近のM!LKのMVには入れられていないダンスシーンもこの曲のMVには入っており、「よくわかってる…」と感動もしたり。*3

何より吉田仁人くん推しの身としては最後のオチも最高でした…あんなホストいたら金が許す限り通いまくるし口説かれなくても手にキスされたい()

メイキング映像も見ましたが、メンバーや撮影スタッフさんにどんなものが撮りたいのか丁寧に要望を出していた柔太朗くんはなかなかの名監督でした。仁人くんをあそこまでかっこよく撮ってくれてありがとうございました…

 

 

5.サラブレッド御曹司CITY BOY〜ボンボン祭りver〜

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2ndアルバム「Time Capsule」に収録された「サラブレッド御曹司CITY BOY」の和風アレンジバージョンです。「M!LK ONLINE CHU!?」で初めて披露された曲でもあり、まさかこの曲を和風アレンジとは、と衝撃を受けたのを覚えています。こんなに和楽器の音が似合う曲だったのかと新たな発見がありましたね。

和風アレンジのお洒落さももちろんいいのですが、オリジナル音源が板垣瑞生くんと宮世琉弥くんがいた頃の音源だったのもあり、現体制での歌割りが変わった音源になったのもまた聴き応えのあるポイント。

特に印象深いのは、1Bの「ただのレタスが奇抜な盛り付けでダンス」と2Bの「綺麗な空気がやっぱ一番のスパイスだね」の、2つのソロパート。どちらも琉弥くんのソロパートでしたが、前者は太智くん、後者は舜太くんが引き継いでいます。

特に太智くんの「ダンス」の発音がすごく面白い(笑)彼的には「ダンス」じゃなくて「DANCE」って歌ってる(伝われ)んだろうなあ…とよくわかる歌い方で。舜太くんのソロパートも、あまりここまで長めのソロパートをもらうことが多くないメンバーだったので、ここでもらえたことに感動したし、舜太くんの優しい歌声をよく感じられてよかったです。

これら2パートほど目立たないものの、1Aの「寂しいだろ?」の瑞生くんパートは柔太朗くんが引き継いでおり、これも含めソロパート引き継ぎの人選も正解すぎるなと。歌声の雰囲気的によく合っていて、こういった面でもたくさん楽しませてもらった曲でした。

 

 

6.SDR

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今年配信された配信シングル3曲のうち、3曲目。7月25日に配信されました。

タイトルの「SDR」とは、「曽野・太智・レボリューション」の略(「スターダストレコーズ」ではありません)であり、その名の通り曽野舜太くんと塩﨑太智くんがメインの曲です。

80年代ハードロックをイメージして作られた曲であり、メインの2人はどちらかというとふわふわした可愛らしい声の持ち主であるイメージが強いのですが、意外に力強さを出せていていい味を出していました。

特に舜太くんの低音ボイスのダンディーはヤバい…いつもは高めの可愛らしい声でのソロパートが多いですが、ここまで振り幅があるのかと驚かされました。一方で太智くんは逆に、こういったハードな曲でも持ち前の可愛らしい高い声は変わらず、自分の確固とした声のままで歌っていたので、こちらはこちらでいいなあと。

この2人が一緒に歌うといたちゃの*4が一緒に歌ったときの歌声に似てると思ったのは私だけでしょうか…

 

そして、この曲には太智くんが監督を務めたMVも制作されました。

こちらはAmoreと比べてトンチキさが目立ち、とても面白い映像でした。個人的にM!LKの振り講座でおなじみの3匹の動物パペットが出てきたのが謎だけど可愛くて好き(笑)

それでいて、グリーンバックで撮影したシーンがほとんどで、映像技術がふんだんに盛り込まれており、全体的にクォリティーの高い映像で、太智くんのセンスの高さを感じることもできました。

まさかこの曲のMVでも我が推し仁人くんが目立つなんて思っていませんでしたが(笑)

仁人くんが台詞を忘れたり、思いっきり噛んだところでもNGにせずそのまま使ったあたり、仁人くんへの愛も感じられました(笑)太智くん、ありがとうございました!

 

 

7.風が吹く

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こちらはM!LK単体の曲ではなく、SUPER★DRAGONさくらしめじと3グループ合同で出した曲になります。5月20日に配信リリースされましたが、M!LKのこのアルバムにも改めて収録されました。

どうせM!LKのアルバムに収録するならM!LKのメンバーだけで歌ったバージョンの音源を作って収録してほしかったですが…残念ながら(?)元の音源と同じものでした。まあLINE MUSICに出してたM!LKオンリーバージョンもM!LKが担当したパートだけが流れるという雑仕様だったしな…

音源のバージョンはともかくとして、この曲の感想を言うと、「HOME」とはまた違った温かさを感じられる曲だなと思います。配信された時期も時期だったので、今の情勢をみんなで乗り越えようというようなメッセージも込められており、ゆったりとした音楽と優しい歌詞で寄り添ってくれるような雰囲気も感じられて、多くのファンの癒しとなったのではないでしょうか。

研究生時代はよく一緒に活動し、ほとんど同時期にデビューした3グループ*5がまた集まって1つの作品を作り上げたというのもまたよかったですね。3グループ合計16名という大人数でしたし、これだけの数のメンバーが歌を通して私たちファンを癒そうとしてくれたと思うとなかなか豪華で…

早く今の情勢が収まってほしいですし、16人でステージ上でこの曲を歌うところを見てみたいです。

 

 

 

 

 

全体を通して、今回の作品は癒しと元気を与えてくれるアルバムだったな、と思います。

前作のようなドラマ性のあるコンセプチュアルな作品もよかったですが、今作はM!LKらしい素の姿がよく現れた曲が多く詰め込まれており、「やっぱりM!LKはこうだよね!」と思わせる作品でとてもよかったです。

 

ここ最近は「僕たちなら絶対できる!」「これからこのメンバーで頑張っていくぞ!」というような歌詞の曲を出すことが多かったM!LKですが*6、ようやくそういったものから脱却したなとも思いました。

やっぱり、そういう歌詞の曲ばかり歌ってるグループって、どういう方向性で行きたいのかもよくわからなくなると思うし、ずっと歌っていたら永遠に売れないみたいで不安になるじゃないですか。M!LKは短期間でメンバーの変動が何回もあったので仕方ないところもありましたが、そろそろ違った系統の曲を前面に出してほしいと思っていたところでした。*7

 

そんな中で出た今回のアルバム。そう、M!LKは本来これなんですよ。

ちょっとダメダメなところがあっても、それに共感してくれるような歌詞。

ありのままの自分でいいんだと思わせてくれるような歌詞。

大丈夫だよ、元気だして!と、そんなふうに優しく寄り添ってくれるようなところがM!LKらしさであり、昔から変わっていないところだと思います。

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もちろんこれからまたいろんな曲を出していくんでしょうが、メンバーが変わっても根っこの部分はブレずここまで来たM!LKですから、これからもそのM!LKらしさを大事にしてほしいなと思います。

次CDを出すのはいつになるかわからないでしょうが、また素晴らしい作品を出してくれることを期待しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S.

忙しい中数日かけて書いたこのブログですが、書いてる途中でメンバーの佐野勇斗くんと吉田仁人くんが新型コロナウイルスに感染したことを知りました。

あちこちで流行っているとはいえ、M!LKはきっと大丈夫だろうと心のどこかで思っていました。

それが、まさか。

これを書いている時点で2人の具体的な症状は不明ですが、本当にせめて、ひどい体調不良で苦しめられていなければと願うばかりです。

10月25日に配信ライブが控えているのもあり、2人が自分を責めていないかどうかも心配です。

2人が一刻も早く回復することを願い、そして、私自身感染しないようによりいっそうの対策を心がけたいと改めて思いました。

M!LKは私にとって、最大の生きがいです。

どうか、無事に完治しますように。

5人が笑顔で並んでいるところを、また見ることができますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:YouTubeでも公開されているリード曲「HOME」のMVと、初回限定盤のDVD収録の「Amore」、「SDR

」のMV

*2:山中柔太朗くんと曽野舜太くんのコンビのこと

*3:今作のリード曲である「HOME」はダンスシーンなくてもそれで正解だなと思えるMVでしたが、前作のリード曲である「Winding Road」は絶対ダンスシーン入れるべきMVだと思ってモヤモヤしていたので

*4:元メンバーである板垣瑞生くんと、佐野勇斗くんのコンビのこと

*5:MAGiC BOYZもいたら完璧だったのだけど…

*6:7人体制になって以降のほとんどの表題曲がそうだったと思います。例外と言えるのは「かすかに、君だった。」くらいでしょう

*7:そういう意味では「Amore〜僕は君に愛を叫ぶ〜」が配信シングルとして出されたときは嬉しかったのですが、配信シングルのためあまり目立たないし、やっぱりCDの表題曲として出してほしいと思いました