KEebidan’s diary

EBiDANオタクによる戯言ブログ。現在はM!LK一強。ZeBRA☆STAR大好きでした。

今さらながら、M!LK「Goin' Down」とSUPER★DRAGON「Endless Dance」にまつわるエピソードを語る。

 

 

 

 

 

M!LKとSUPER★DRAGON

同じEBiDANに所属するグループではあるものの、方向性の全く違うこの2グループがそれぞれ持つ曲に、ある秘密が隠されていることを知っている方も多いと思います。

 

その秘密とは、M!LKの「Goin' Down」という曲と、SUPER★DRAGONの「Endless Dance」という曲は、同時に再生することで新たな1曲を作り出すということ。

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公式からそのように発表されたことはなく、ファンの間で話題になるに留まっている情報なのですが、メンバーたち自身時々そのとおりであることを匂わせる発言を度々しており、実際重ねてみても綺麗に重なることから、単なる憶測ではなく、事実である可能性は高いといえます。

 

しかしここで、「なぜこのような曲が存在するの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

綺麗に重なっているように聴こえるとはいえ、単なる偶然ではないか?そんな曲をわざわざ作る理由なんてあったのか?と思う方もいらっしゃると思います。

 

今回私がこの記事を書いているのは、そんな疑問を持つような方がTwitterでも散見されるようになってきたからです。

つまり、この2曲に関するエピソードを知らないまま、同時再生の魅力だけを知っている新規ファンの方が増えたということ。

そうです。ちゃんとこのような2曲が存在してもおかしくない理由があり、だからこそファンの間でも話題になったのです。

 

公式発表がなされていないもののため、今まで話題に出すことは控えていましたが、M!LKがこの間のニコニコ生放送で「いつか(SUPER★DRAGONの曲と)一緒にやりたい」というような発言もしていたため、ぜひ今からでも新規ファンの方に知っていただきたいと思い、現在キーボードを叩いている次第です。

 

自分も、当時のM!LK、SUPER★DRAGONへの熱を懐かしみながら語っていきたいと思うので、興味のある方はぜひ読んでいってください。

 

 

 

 

 

 

 

それではまず、M!LKの「Goin' Down」とSUPER★DRAGONの「Endless Dance」は、そもそも当初はどのような曲だったかというと。

実は、どちらのグループも2018年の春にホールワンマンツアーを行っていたのですが、このツアーのテーマ曲として披露されたものでした。*1

そして、これら2曲のエモさは、この「2018年春ツアー」の内容を抜きにしては語れません。

というわけで、具体的にそれぞれどのようなワンマンツアーをやっていたのか、詳しくお話していきます。(ガッツリネタバレするので要注意です)

 

 

 

まずM!LK。

M!LKのツアータイトルは、「M!LK SPRING TOUR 2018 #バトレボ〜牛丸学園ブルジョワ部〜」

sd-milk.com

タイトルだけ見てもなんとなくわかると思いますが、いわゆる学園モノコンセプトでした。

牛丸学園というお金持ちのエリートだけが通う学園の中でも、特に優れたエリートが集まるブルジョワ部の部員の5人が、M!LKのメンバーであるという設定。

そんなブルジョワ部員たちによる笑いあり、涙あり、胸キュンありなストーリー展開がなされた公演でした。(少し適当に言ってます)

 

細かい内容はここでは置いておいて、ツアー日程を書き出すと、以下のような感じでした。

大阪公演:3月25日(日)@NHK大阪ホール(1部/2部)

福岡公演:3月31日(土)@福岡国際会議場メインホール

愛知公演:5月4日(金・祝)@日本特殊陶業市民会館ビレッジホール

埼玉公演:5月12日(土)@大宮ソニックシティ大ホール

大阪、福岡、愛知、埼玉と4ヶ所で5公演やったわけですね。

 

 

 

さて、一方でSUPER★DRAGONはというと。

ツアータイトルは、SUPER★DRAGON 6th ONEMAN LIVE TOUR『HAZARDSCHOOL 0』」

super-dragon.jp

なんと、こちらも学園モノです。

こちらは牛丸学園とは真逆で、龍崎高校という荒れ果てた不良学校に通う生徒たちのうち、特に凶悪と言われる9人の生徒たちがSUPER★DRAGONのメンバーであるという設定。

こちらもそんな9人による笑いあり、涙あr(ryなストーリー展開がなされ、M!LKのほうと少し似通っていました。

 

そんなこのツアーの日程は、以下の通り。

大阪公演:3月24日(土)@NHK大阪ホール(1部/2部)

福岡公演:3月30日(金)@福岡国際会議場メインホール

宮城公演:4月8日(日)@仙台電力ホール

愛知公演:5月5日(土・祝)@日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(1部/2部)

千葉公演:5月13日(日)@市川市文化会館

こちらは大阪、福岡、宮城、愛知、千葉の5ヶ所で7公演やりました。

 

 

 

と、ここで気づいた方はいらっしゃるでしょうか。

実はM!LKとSUPER★DRAGON、この2グループでツアー日程が絶妙な組まれ方をしていたんです。

 

まず、大阪公演は3月24日にSUPER★DRAGON、その翌日の25日にM!LKが、どちらもNHK大阪ホールで行いました。

福岡公演は3月30日にSUPER★DRAGON、その翌日の31日にM!LKが、どちらも福岡国際会議場メインホールで行い。

宮城公演はSUPER★DRAGONのみが行いましたが。

愛知公演は5月4日にM!LK、その翌日の5日にSUPER★DRAGONが、どちらも日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで行い。

最後は県も会場も違ったものの、5月12日にM!LKが、その翌日の13日にSUPER★DRAGON関東で公演を行いました。

 

もちろんこのような日程はツアー開始前からわかるものですし、ここまで絶妙な組まれ方をしていると、当時のファンも何かがあると勘付きました。

ツアータイトル的にもどちらも学園モノっぽいし、何か両者に繋がりがある…?と噂が立ってきたところに、公式からこんな動画が投下されます。↓

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絶対何かあるわ。

ファンにそう確信させつつも、具体的にどのような繋がりがあるのかはもちろん謎のまま、ツアーは始まりました。

 

 

 

そして、いざツアーが始まると、各公演でざっくり言えば上記のようなストーリー展開がなされるのですが、あまりにもざっくりすぎるのでもう少し具体的にお話しますと。

いわゆる映像を駆使した乙女ゲームのような雰囲気だったんですね。

顔が出てこない主人公の女子生徒が出てくるんですが、その女子生徒がそれぞれ牛丸学園、龍崎高校に転入し、メンバーからお姫様扱いを受けるみたいな、そんな感じ。

 

乙女ゲームのような雰囲気ということで、映像ではゲームアプリを立ち上げるような演出もあったんですが、いわゆる攻略相手を選択するような演出もあり、そこで牛丸学園か龍崎高校か選びます。

この時点で2グループが同じ映像の枠に映っているという(笑)

 

しかも、パラレルワールドらしい要素といいますか、両者のストーリーでクロスする部分もありまして。

なんとSUPER★DRAGONがM!LKに殴り込みに行くシーンがあったんです(笑)

このシーンはどちらの公演でも見れたシーンで、M!LK側からすると本当に意味がわからず、なぜか突然殴り込まれたというふうに映るのですが、SUPER★DRAGON側から見るとM!LKに「大切なもの」を盗まれたと勘違いしたため、それを取り返すためにしたという経緯がわかります。

natalie.mu

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相手グループ本人はもちろんステージ上には登場しませんでしたが、映像では本当にガッツリ共演していて。

しかも、双方のライブを見て本当の面白さがわかるような構成になっていて。

絶妙な日程の組み方からしても、おそらくこの2つのツアーは、両方を見ることを前提として作られたものだったと言えるでしょう。

 

しかも、その後の展開はというと、M!LKは簡単にやられた悔しさから強くなることを決意し、修行して立派な紳士に成長。SUPER★DRAGONは大切なものを奪った本当の犯人を追いかけ、一致団結して取り返すことに成功し、めでたしめでたし…じゃないんですよね。

SUPER★DRAGON勘違いからM!LKをボコボコにしたことをまだ謝っていません*2し、M!LKも彼らとの決着はまだついていないと闘志を燃やしています。そんな状態で、それぞれのストーリーは終了しました。

 

このようなツアーのテーマ曲として披露されたのが、M!LKの「Goin' Down」SUPER★DRAGONの「Endless Dance」だったわけです。

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そうなんです。「Goin' Down」って音源化されるのが遅かったので7人音源で出回っていますが、実は山﨑悠稀くん在籍時代の曲なんですよ…

 

 

 

コード進行も似通っていて(というか同じだと思う)、特にサビでは同じ歌詞とメロディーの部分もあり、ツアー当時から「それぞれのツアーで似てる曲をやっていた」と話題にもなっていたこれらの曲。

 

どう聴いても似てるこれらの曲の謎も気になるし、ツアーのストーリーもこんな中途半端な終わり方をしたら、そりゃあ和解のツーマンライブやるよなあ!?と思ったのが当時のオタクです。

 

しかし、特にそれについては公式から語られることもないままツアーは静かに終わり、そればかりかすぐにM!LKから山﨑悠稀くんが卒業してしまい、そしてすぐに新メンバーを迎え入れて…とバタバタしてしまいました。

それのせいか、結局この話は有耶無耶になってしまい、公式から何も触れられないまま、現在に至ります。

 

 

 

和解のツーマンライブをやる予定だったかどうかは、もちろんライブ運営のスタッフさんのみぞ知るところです。

でも、私はやる予定だったと思っています。

だからこそ、ここまで綺麗に重なる2つの曲が作られたと思っています。

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この2曲は、牛丸学園と龍崎高校が、和解のしるしとして一緒に歌う予定だった2曲だったのではないでしょうか。

あんなにもやもやするような終わり方をしたのだから、どうせならしっかりもやもやを晴らして終わらせてほしかったな、なんて思ったり。

 

 

 

 

あの春ツアーから、もう3年近く経とうとしています。

M!LKはあれからまたメンバーの変動があり、今や当時の牛丸学園ブルジョワ部員は、5人中3人しか残っておらず、今いる5人のうち2人は事件を知らないメンバーです。

そんな状態で今さら和解のツーマンライブをやっても意味がないでしょうし、名残惜しくはありますが、今からでもやってほしい、とまでは私自身思いません。*3

 

ただ、Goin' Down」と「Endless Dance」の同時披露は、いつかはやってほしい*4

 

牛丸学園と龍崎高校というストーリーがある上で披露されたほうがそりゃあエモいです。

でも、単純にこの2曲の同時再生ってよくできてるんですよね。ストーリーありではやりにくいからという理由で、披露しないまま終わりにするにはあまりにももったいなさすぎるくらいに。

 

Goin' Down」のエレガンスさと、「Endless Dance」の快活さが組み合わさることで、この曲は豪華で元気な曲になります。

弦楽器やピアノの美しい音と、明るい電子音が重なったり、中〜高音が中心の軽めのメロディーと、低音の重めのベースが重なったりすることで、生まれる美しさ。

時々、イヤホンで片方から「Goin' Down」、もう片方から「Endless Dance」を聴くという聴き方をしていると言う方を見かけますが、その聴き方はナンセンスだと個人的に思っていて、双方の音を重ねて聴くからこそこの同時再生の良さがわかると思っています。

もちろん音楽だけでなく、歌詞の重なり方もこれまた上手くて。

 

ここまでよくできた素晴らしい曲、披露しないなんてことがありますか?

 

 

 

今の情勢ではなかなか厳しいところもあるでしょう。

でも、きっといつか、M!LKとSUPER★DRAGONが同じステージに立ち、このEBiDANの歴史にも残るであろう名曲を披露してくれることを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:なので、このときのM!LKのメンバーは、板垣瑞生くん、佐野勇斗くん、塩﨑太智くん、山﨑悠稀くん、吉田仁人くんの5人です

*2:あとで謝ると約束したらしいことはM!LK側で瑞生くんが話していました

*3:現在SUPER★DRAGONを降りているので、ぶっちゃけどうでもよくなったというのもある

*4:SUPER★DRAGONに興味がなくなっている今も、変わらずこの2曲は大好きなので