KEebidan’s diary

EBiDANオタクによる戯言ブログ。現在はM!LK一強。ZeBRA☆STAR大好きでした。

M!LK 有料配信ライブ「SEXY HALLOWEEN 〜WHO IS VAMPIRE〜」感想

 

 

 

 

 

10月25日、M!LKが3度目となる有料配信ライブ「SEXY HALLOWEEN ~WHO IS VANPIRE~」を開催しました。

natalie.mu

news.mynavi.jp

 

以前、このライブについて少し触れた記事を出しましたが↓

keebidan.hatenablog.com

 

この記事でも書いたとおり、とても素晴らしいライブだったと思います。

10月10日にはメンバーの佐野勇斗くんと吉田仁人くんが新型コロナウイルスに感染したというニュースもあり、一時は予定通りの開催すらも危うくなりましたが、無事に回復した2人も含め、メンバーみんながエネルギッシュなパフォーマンスを見せてくれ、あのときの心配を全て吹っ飛ばしてくれたメンバーは本当にすごかった。

 

今回は、改めてこのライブの感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

まず、今回のライブはタイトルの通り、ハロウィンをモチーフにしたコンセプトライブでした。

「WHO IS VAMPIRE」とある通り、メンバーの中の誰か1人が実はヴァンパイアで、そのヴァンパイアがハロウィンパーティーにメンバーとみ!るきーず*1を招待したところから、物語は始まります。

www.youtube.com

上のティザー映像が出されて以来、M!LKの公式TwitterやFCサイト「PREMIUM MILK」でヴァンパイアのヒントとなる写真や映像が1日1つのペース*2で出されており、ライブ配信当日まで誰がヴァンパイアなのかを推理し予想する楽しみもありました。

ちなみに私は上のティザー映像を見た時点では、血を舐め取る口元の映像から山中柔太朗くんだと予想をしていました。

 

しかし、その後のヒント映像を見ていると、誰が本物のヴァンパイアかわからなくなってきて。

 

 

 

 

 

上に出したものはほんの一例ですが、このトマトジュースの件で曽野舜太くんも怪しくなってきましたし、でも他の動画ではまた別のメンバーが怪しく見えてきたりもして…

結局、「絶対このメンバーだ!」と自信を持って言うこともできないまま、ライブ当日を迎えました。

 

 

 

そんなこんなで始まったライブでしたが、もはや誰がヴァンパイアとかどうでもよくなるくらい素晴らしかった。(どうでもいいとか言うな)

 

まず、今回のライブは総じて映像が素晴らしかったです。

オープニングもそうですし、合間合間に挟まってくる映像も、BGMの良さも相まってか普段のライブで出されるような完成度の高い映像で。

特に、ヴァンパイアになったメンバーが口元の血をぬぐったり、色っぽく絡み合ったり、血を入れたワイングラスで乾杯したりしてる姿が映された映像には、興奮したファンも多いのではないでしょうか…

そのような色気たっぷりなシーンもありつつ、月光に照らされて苦しむ演技だったり、メンバーみんながヴァンパイアになった出来事が夢オチだったという演出は普段のM!LKらしい可愛らしさがあり、そこもまた良かったです。

 

映像演出も良ければ、セットリストも最高でした。

まずトップバッターが「白黒Brand New World」

www.youtube.com

次はボンボン祭りver.ではないサラブレッド御曹司CITY BOY」に、

www.youtube.com

いつぶりにやった?と疑問が出てくる懐かしの曲「gkbr」や、元祖M!LKらしい可愛らしさが前面に出た「男子スイーツ部発足します」も披露されました。

www.youtube.com

www.youtube.com

正直もうやることはなさそうだと思っていた曲たちだったので(特に「gkbr」)、今のメンバーでこれらの曲をやってくれたのは本当に嬉しかったです。

「白黒Brand New World」と「gkbr」なんて、現体制どころか柔太朗くんと舜太くんはそもそも表でやったのが初めてだそうですし、本当に久しぶりの披露ですよね。

「gkbr」と「男子スイーツ部発足します」は良く言えばM!LKらしい、悪くいえばちょっと子どもっぽい曲ですが、しかし今回のこの2曲の組み込み方は天才的だったとも思います。

ハロウィンといえばお化けのイメージも強いですし、その雰囲気から「gkbr」を、またお菓子のイメージも強いことから「男子スイーツ部発足します」を組み込んでいましたし、コンセプトに対する持ち曲の生かし方が上手いなと。これからもこういう形でM!LKの昔の曲がまた披露される時が来そうだと期待もできましたし、改めてM!LKの曲って名曲多いなと思いました。

このライブを見てからこれら4曲は特に何度もリピして聴いています。これからもずっと歌い継いでいってほしいです…

 

また、今回初めて披露された曲も天才的でした。

まず1曲目が、新曲「君の知らない世界へ」

ヴァンパイア姿のメンバーが披露した曲でしたが、すでにビジュアルが色っぽいというのに、歌詞や曲調もかなり色っぽくて、これ生でやられたら倒れる人続出しただろうなと。

f:id:KEebidan:20201028000501j:plain

色気曲というと最近は「Amore〜僕は君に愛を叫ぶ〜」なんて曲も出ていましたが、その曲はそれなりにトンチキ色も強いのに対して、この「君の知らない世界へ」は、トンチキ色は一切なく、ただただ大人っぽい色気を表現した曲で。

おそらくM!LK史上最高にM!LKらしくない曲だったと思います。

それでいて、なぜかピッタリとハマって見えるという不思議な曲でもあって、そんなところにM!LKの成長を感じたり。

少し前*3SUPER★DRAGONを追ってた人ならわかっていただけると思いますが、なんとなく当時のSUPER★DRAGONがやってそうな曲調、歌詞じゃありませんか?SUPER★DRAGONの曲よりかはちょっと音大人しめですが。*4

M!LKとは真逆の路線と言われるSUPER★DRAGONに近いものを感じるほどですから、ここ最近のM!LKの音楽路線の守備範囲の広さには本当に驚かされます。

 

そして、2曲目が「コーヒーが飲めません(Halloweenアレンジver.)」

こちらは元々の持ち曲である「コーヒーが飲めません」のハロウィン風アレンジした曲でしたが、これがまた天才でした。

www.youtube.com

↑の動画は今回のライブのティザーとして出されたものの1つですが、なんとこの動画のBGMに使われていた曲が、「コーヒーが飲めません(Halloweenアレンジver.)」のイントロだったのです。

この動画が出たときからBGMが新曲だと予想する声はありましたが、このイントロが実際にライブで流れたときは、

「え、新曲だと予想してた人いたけど本当だった!え、でも『君の知らない世界へ』って新曲すでにやったし…まさか2曲目の新曲!?超豪華!!」

なんて思って…すぐ後の歌い出しを聞けば「コーヒーが飲めません♪」ですよ…これは衝撃でした。

私自身、ティザーのBGMからしハロウィンらしい不気味さと、M!LKらしい元気のある雰囲気、ワチャワチャ感が見事に両立した、M!LKのハロウィンライブらしい音楽だなあとは思っていましたが、正体がまさかの持ち曲のハロウィンアレンジバージョンと知って大歓喜です。

ライブで披露された曲の全容も概ね私がBGMを聴いた時点で思った通りのもので、M!LKのデビュー時から愛され続けている「コーヒーが飲めません」という曲に無限の可能性を感じました。

本当に曲に対する大きな愛を感じた素晴らしいアレンジでした…ありがとうございました。

 

 

 

そんなこんなで、本編は「かっこいい」「かわいい」に振り切ったスタイリッシュな雰囲気で進められていたのですが、

f:id:KEebidan:20201028000435j:plain

f:id:KEebidan:20201028000504j:plain

問題はここからです。

 

 

 

f:id:KEebidan:20201028000525j:plain

キャラの大渋滞(笑) 

アンコールパートからはメンバー全員仮装をし、それぞれインディアン、エルビス・プレスリーモーツァルト、海賊、ナポレオンと、なかなか癖の強いキャラになりきって登場しました。

アンコール一発目はメンバーそれぞれがソロで歌やパフォーマンスを披露するメドレーで、仮装の面白さを抜きにしてもこのライブ構成が純粋に良かったと思います。

それぞれのメンバーに合わせた選曲もよかったし、仁人くんなんかは「せっかくのソロコーナーだから」とソロの持ち曲である「夢がまだ」を披露してくれましたし、まさか今回のライブで見れるとは思っていなかったので嬉しかったです。「夢がまだ」を見たのは彼の18歳の生誕祭イベント以来…*5

パフォーマンスしたのが上のような格好で、というのが少し、いや結構笑えましたが、アンコールの場で「HOME」を披露してくれたのも良かった。M!LKの現時点での最新曲で、かつライブの締めにふさわしい温かい曲ですし、ここぞというところで出してくれて「やっぱりM!LKっていいな」と思えました。

 

 

 

そうして全編終了後、メンバーが1人1人コメントを言っていたのですが、ここでメンバーの塩﨑太智くんがある事実を発表。

なんと、今回のライブ演出を太智くんが務めたというのです。

太智くんって天才ですか?

 

「SDR」のMVの監督をしていた時も彼の奇才っぷりには驚かされましたが、ここでもそれを発揮するかと。

「絵コンテから描いて…」と言ってましたが、あのファンを悩殺させたであろう数々の映像もすべて太智くんが監督したということ?と思うと、本当にすごいと思います…*6

しかも、全てが終わってから言ったというのもかっこいい

最初から「メンバープロデュース」を謳って開催されるライブもあると思うんですが、「メンバープロデュース」と聞くだけでも、内容の如何に関わらずファンからすると価値が上がるじゃないですか。内容というより「メンバーが作った」ことに価値が生まれるというか。

でも太智くんはそうしなかったんですよね。自分が作ったということを最後まで隠して素晴らしいものを作ることに尽力し、内容の良さでファンを満足させた上で「実は…」とカミングアウトしたのですから。

この話を聞いたところで、ファンのこのライブの評価が100点満点中100点だったのが、100点満点中200点になったと思います。

ただでさえ素晴らしい内容のライブを、ファンが最も応援している存在であるメンバーがプロデュースしたというのですから。

本当に、あんなに素晴らしい演出を考えついた太智くんには感謝しかありません。

 

そして、太智くんも言っていましたが、太智くんの考えたものを実現しようと努めてくれた他のメンバーや、多くのスタッフさんにも感謝しかありません。

これをニコニコ生放送のプレミアム会員料金だけで見れたというのが申し訳ないくらいです。

ちょっとM!LKの財政状況が心配になるので、今度の配信ライブではもっとお金取ってもいいですからね?本当に。

会場ライブだと6,000〜7,000円くらい取られますけどそのくらいなら全然構わないので私は…

 

本当に今回も、素敵なライブをありがとうございました

 

 

 

 

 

P.S.

あ、そうそう、結局ヴァンパイアは誰だったかというと…

ヴァンパイアの格好でパフォーマンスしていたとき、手袋に1人だけ血がついていたメンバーがいたのですが、その彼でした。(ネタバレOKな人はこれを見てください→*7 )

私の予想は外れ、事前に出ていた映像からしても彼は本物ではなさそうだと思っていたので、かなり驚きました。

ちなみに、後にPREMIUM MILKに出た今回のライブのメイキング映像を見たところ、最初のティザー映像で出た血を舐め取る口元は、やはり柔太朗くんだったようです。

私はしっかりミスリードされていたというわけですね…

こういうところも含め、今回のM!LKの謎解き要素はお見事でした。

今度もしこのような謎解きがまたあるときは、騙されないように気をつけて挑みたいと思います。それと、本物のヴァンパイアだった彼の演技を見抜く力もつけないと…(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:M!LKのファンの呼称

*2:ただし、佐野くんと仁人くんが新型コロナウイルスに感染したニュースが出てから復帰のニュースが出るまでは、予定通りの開催ができない可能性もあってか一切供給がなく、復帰が確定してからは空白期間で出されなかった分も含め全て出されたため、1日2〜3つというかなりのハイペースになりました

*3:2018年以前、2ndアルバムを出す前あたり

*4:この曲に限らず、最近のM!LKの曲ってそういう曲多い気がします。「ジャングリズム」とか「SAY YEAH」とか「SDR」とか。以前のSUPER★DRAGONの曲が好きだった人は今はM!LKの曲が好きって人も多そう

*5:20歳の生誕祭イベントでも2部でやったらしいですが、私が行けたのは1部だけだったので見れたソロ曲は「Tuna-ight」のほうだったんですよね…

*6:あのセンスはさすがディズニーファンといったところでしょうか…関係ない?

*7:佐野勇斗くんでした