原因は自分にある。「青、その他」MV感想~明るい映像には感動、しかし大倉空人くんの良さが失われつつある~
先日、原因は自分にある。がリリースした「青、その他」について感想記事を書きましたが↓
この記事を上げた後、公式から早速MVが投稿されました。
このMVを見て、いろいろ思うところがあり、曲の感想の記事をあげたばかりなのですが、急遽また記事を書こうと思った次第です。
主に語りたいのはサブタイトルにも書いていることなのですが、良かったところと良くないところといろいろあるなあと思うので、今回はそれらについて語っていきたいと思います。
まず、良かったところを語ります。
ようやく明るいMVが出たところ。
2ndアルバムが出た時にも少し語ったけども、↓
原因は自分にある。は闇っぽいのが良さじゃない、このグループの良さはもっと別のところにある、と思っていたので、ようやくこの想いが運営に届いたかと思うと、感動でした。
「青、その他」は切なめの曲ではあるものの、爽やかな雰囲気の曲なので、浜辺の真っ白な明るさというか、そういう映像はとても合っていたと思います。
この曲より明るい曲調である「シェイクスピアに学ぶ恋愛定理」ですらここまで暗い映像にしていた運営だったので↓
これからは映像のほうもどんどん改善されていくのかな、と思うと、よかったなと思います。
今後どういう曲が出るようになるかわからないけど、パッと明るい曲を出したのに暗い映像にするとか意味わからないことはしなくなるのかなと思うと、楽しみだったり。
次に、良くなかったところ。
こっちはいくつかあるのでいくつか出そうかなと思います。
まずは、曲の感想でもお話ししましたが、完全に小泉光咲くんメインになっているところ。
原因は自分にある。って、メンバーの歌唱力によって長野凌大くん以外が強く印象を残しメインっぽく聴こえたとしても、なんやかんや映像ではしっかり凌大くんメインに作ってたと思うんですよね。やっぱり彼がセンターだという意識があったんだと思います。
「豪雨」のMVがいい例。
今作もそういうのがワンチャンあったりするかな…と思ったけど、ありませんでした。凌大くんは完全に脇役でしたね。
まあこれについて思うことは曲の感想記事でも書いているので、今回は深くは語りません。
次に、こちらはサブタイトルにも軽く書いたことですが、大倉空人くんについて。
何が良くなかったかというと、彼の表情が暗すぎる。映像見てていちばん気になったのはこれです。
目死にすぎじゃね?
ラスサビ前でメンバー全員が穏やかな笑みを1人ずつ見せるシーンが出てきますが、この空人くんもなんか目が死んでるんですよね…はっきり言って怖い。
他のメンバーとワチャワチャしているようなシーンだと普通に明るい笑顔を見せてはいるんですが
おそらく曲の雰囲気を出そうとしているリップシンクシーンになると、やたらと暗い表情をしている。
2Aでの空人くんの浜辺を歩きながらのリップシンクシーンも、上手くスクショできなかったので載せませんが、びっくりするくらい死んだ目でリップシンクしています。
音源の声からしてレコーディングの時は絶対そんな表情で歌ってないと思うんですけどね…
本当にびっくりするくらい暗くて、この映像でいちばん儚げな雰囲気出してるの、小泉光咲くんでも吉澤要人くんでもなくて、空人くんじゃない?と思えるレベル。
これを見て、「空人くんってなんでもできる!すごい!」って思う人ももしかしたらいるかもしれませんが、私はこれは良くない傾向だと思いました。
まず、そもそもそんな死んだ目で歌う曲でもないだろって話です。
空人くんは儚げな雰囲気を作ろうとしたのかもしれないけど、にしても死にすぎなんですよ、目が。
この曲って青春時代を思い返した切ない恋愛ソングって印象なんですけど、青春時代そんなに嫌な思い出ばっかりだったのか?って思ってしまうレベルの死にようなんですよね。「切ない」のレベルを超えているんですよ。
他のメンバーのリップシンクシーン見ててもみんな空人くんほど死んだ目してないし…やっぱりやりすぎ感が否めません。
それに、空人くんって、原因は自分にある。の中でも明るいキャラの印象があるというか、メンバーの中でいちばんにこやかで、いちばん楽しそうにパフォーマンスするメンバーという印象があるんですよね。
初期はその感じがよく出ていて、たとえば「原因は自分にある。」や「嗜好に関する世論調査」のMVでは、サビで空人くん1人だけがにこやかな表情で踊っていたりします。
パフォーマンス面抜きにしても、空人くんは内気なメンバーが多い中で数少ない積極的に出れるタイプのメンバーで、それだけだったら杢代和人くんもそうなんですけど、やっぱりビジュアルだったり声質だったり総合的に見ると、空人くんが圧倒的に陽気なキャラという印象を与える子なんですよね。
そんなメンバーが、今作では他のメンバーと比べてもいちばん暗い表情を見せているんです。どう考えてもそれは違うでしょう。空人くんはむしろ、メンバーの中でいちばん明るい表情でいるべきなんですよ。
何なら、1Aのソロの時点で切ない笑みくらいの表情で、ラスサビ前の微笑むシーンでは満面の笑みを見せるくらいでちょうどいいと思うんですよね、空人くんの場合。今作はそれでも違和感ない映像だと思うし。
ただ、上で言った「空人くん1人だけがにこやかな表情でパフォーマンスしている」ような図って、今作ほど目が死んでないにしても「柘榴」あたりからなくなったなあとは思います。
運営の指示なのか、空人くん自身があんまりにこやかな表情でパフォーマンスするのはよくないと思っているのか、どっちもありえるでしょうけど。
原因は自分にある。の曲って、シリアスな曲調の曲が多いですし、それを考えたら笑顔でやるのは違うだろ、と思っているかもしれないし、それゆえ笑顔はなるべく出さないように、と意識しているかもしれません。
でも、私は空人くんの場合はむしろ笑顔を抑え込まないほうがいいと思うんですよね。
空人くんまでシリアスな表情で通したら、本当にただの暗いグループになってしまうから。彼の笑顔があるからこそ、そのあたりバランス取ってたと思うんですよね…
本人はどう思っているかわからないけど、正直、「原因は自分にある。」や「嗜好に関する世論調査」で出しているような笑顔を見せるほうが空人くんは正解。
見る角度を変えて言うと、空人くんがパフォーマンス中に自然に笑みをこぼすような曲を出すのが、原因は自分にある。にとっては正解なんじゃないかとも言えると思います。
「原因は自分にある。」とか「嗜好に関する世論調査」で自然と笑ってしまうのはわかるし、「柘榴」でそんな自然に笑えないのもわかるからなあ…「柘榴」が出たあたりから「なんか面白くないな…?」と思い始めたのはそういうのもあるかもしれません。
ましてや「豪雨」や「半分相逢傘」なんて本当に笑えませんよね。
今作は空人くん自身が表情作りでやりすぎた感否めないけども、2ndアルバムであんなに笑えない曲ばっかりやってたら、そりゃ笑い方忘れちゃうよなあとも思うし、どんどん空人くんの良さが失われていってる感じがして、すごく残念です。
そういう意味では今作は明るい映像ではあったんですが、肝心の空人くんの表情が暗いということで、やっぱりこのグループは闇から抜け出せてないな、とも思いました。
まあ映像が明るくなっただけでも進歩かな、とは思うので、徐々に改善されたらいいなと思います。
このくらい明るくはじけた空人くんをそろそろ見たい。