KEebidan’s diary

EBiDANオタクによる戯言ブログ。現在はM!LK一強。ZeBRA☆STAR大好きでした。

ZeBRA☆STAR 5thシングル「ideal story/Future!!!!!!!!!」感想~事務所はもっと彼らを評価すべきです~

 

 

 

 

12月22日、ZeBRA☆STARが5thシングル「ideal story/Future!!!!!!!!!」を発売しました。

ZeBRA☆STARが自主レーベル「starry SKY」に所属してから、2枚目のシングル。1枚目である4thシングルを発売したのは今年の4月なので、同じ年に2枚のシングルをリリースしたことになります。

ZeBRA☆STARは、過去には2ndシングルと3rdシングルの間が2年2ヶ月も空いたこともあるグループです。

さらに、ZeBRA☆STARと同じような立ち位置といえるSTA*Mは、単独ではここ2年CDを出しておらず、EDAMAME BEANSも1stシングル「MIRAI」以降、新曲の音沙汰なしの模様。

そんな中、まずは同じ年に2枚CDを出せたということがすごいことだと思います。おめでとうございます。

 

最近、運営に対する不満もいろいろ書いたものの↓

keebidan.hatenablog.com

この点に関しては今年の運営は本当に頑張ってくれたな、と思います。

いざ実際の収録曲を聴いても、2曲どちらもとても良い曲で、来年以降のリリースも楽しみになりましたし、最近もメンバーが抜けたりしていたけども、めげずに頑張ってほしいなと思いました。

 

ここからは、具体的に今回の作品がどういう曲だったのか、またそれらについての感想を語りたいと思います。

 

 

 

 

 

まず、今回リリースされた2曲に共通して言えることをお話しします。

前作の4thシングル「Shining Fire」は、わかりやすくメインボーカルが定められており、また柊くんを絶対的センターのような立ち位置に置いた売り方をしていました。

それに対して今作は、全員が同じくらいソロパートをもらっており、全員に見せ場が作られていました

しばらくは柊くんセンターで売るかな?と思っていた*1のでこの展開は意外でしたが、結果的に良かったと思います。

以前の記事でも書きましたが、思っていた以上に歌えるメンバーが多かったことも知れたし、これだけ歌えるメンバーが揃ってるなら、今後いろんな売り方ができるだろうなとわくわくしましたね。

もちろん柊くんも相変わらずの歌唱力で活躍していたんですが、今作の主役はあえて決めるとしても柊くんではなかったと思います。

ここから、各曲の主役は誰なのか、というのも含めて、各曲の感想を語りたいと思います。

 

 

 

まず1曲目、「ideal story」

これはMVも出ている曲ですが↓

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MVを見れば、この曲は誰のための曲か、なんとなくわかる方が多いと思います。

これは、洸聖くんの曲だと思う。

「ideal story」は、昔ながらのZeBRA☆STARの曲という感じの明るくハッピーな曲ですが、その明るい雰囲気を作り上げてるメンバーは誰か?と考えると、洸聖くん以外にいない気がするんですよね。MVで見せている表情も断トツで明るいし、普段のキャラを見ていてもZeBRA☆STARの元気担当*2、というような印象を与える子なので、センターに置かれなくても実は結構重要なメンバーじゃないかと思います。

これは実際にパフォーマンスを見に行かないとわからないことではあるんですが、最近のステージ上の洸聖くん、本当にヤバいですからね。ダンス中にちょいちょい観客に向かってアピールをはさんだりしてて、本当に彼は天性のアイドルだなと思います。成長と共にビジュアルも整ってきたし、今作のリリイベ何度か行きましたが、初見の人たちにいちばん「かっこいい」って言われていた気がします。

今作で彼も結構歌えることがわかったし、今後彼をもっとど真ん中センターに置くような曲を作っても良さそうだなと思いました。

 

洸聖くんの話はおいといて、曲のことをもっと掘り下げて語ると、「ideal story」は昔ながらのZeBRA☆STARの曲、と上で言いましたが、じゃあそんな幼げな曲だったか?と言うとそんなこともなかったんですよね。

むしろ、リリースした時期が時期なのもありクリスマスを意識したらしく、リズムがジャズ風で、音階もお洒落で、明るく楽しいけどお洒落で幼くなりすぎない曲に絶妙に仕上がっていました。

こういうことができるあたり、やっぱりこの運営はセンスいいなと思いましたね。

それで、歌詞もまたやっぱりいい。ZeBRA☆STARによくあるような冴えない男の子が何かを夢見る、というような歌詞なんですが、今回はその「何か」は想い焦がれる「好きな女の子」。その恋模様を「ケーキに頭突っ込んで」とか「3分だけのインスタントヒーロー」なんて面白い歌詞を織り交ぜつつ、コミカルに表現しています。

最近流行るような恋愛ソングというと、切なげな悲恋ものが多い気がしますが、ZeBRA☆STARが表現する恋愛ソングは、そういうのとは真反対。じゃあ好きな女の子と無事成就しているのか?というと、そういうわけでもないんですよね。この歌詞の主人公は曰く「三枚目」らしく、好きな女の子はそれに対して美人で振り向いてもくれない。だけど、彼女との「理想の物語(= ideal story)」を妄想して夢見ているんです。その様を切なげではなく、コミカルに表現しているのがまたセンスいい。

アイドルの恋愛ソングとして正解の曲を、見事に出してきたな、と思います。やっぱりこのセンスの良さは評価されるべき。事務所の上層部の人は見てるかわかりませんけども、これはもっと広まってほしい曲ですね。

 

 

 

次に、「Future!!!!!!!!!」

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この曲は、所謂疾走感ロックです。

びっくりしたのは、バンドサウンドがかっこいいこと。ドラムの音やらギターの音やらベースの音やら、すごくクリアでシャープで、かっこいいんですよね。すごく音にこだわって作られた曲なんだろうな、というのが伝わってきます。

曲調はZeBRA☆STARとしては新しい、挑戦的な曲ですが、歌詞はZeBRA☆STARらしい青春感あふれる歌詞で、しっかりZeBRA☆STARの曲として仕上がっていると思ったし、また新たなジャンルを開拓したな、と思いました。

この曲のパフォーマンスを見た時、なんだか、初期のSUPER★DRAGONが目指していた姿ってこれだったんじゃないか、と思ったんですが*3*4、そうじゃないにしても、9人という大人数で、年齢差もそれなりに広くて、それで全員で歌って踊るパフォーマンスがここまでのクオリティーでできるってすごいなと思いましたし、なかなかできないであろうことをやってのけたなあと感動しました。

 

この曲は「ideal story」以上に各メンバーのソロパートが意識して盛り込まれているんですが、あえて主役は誰かと決めるとしたら、亨汰くんではないかと思います。

落ちサビの前半ソロを任されているあたり、柊くんと並んで歌の面で活躍していますし、このロック曲の核になるような雰囲気を持っているのも、亨汰くんのような気がする。「高く高くもっと高く飛べ」という亨汰くんのソロ、本心で歌っているのではないかと思えるんですよね。

亨汰くんはZeBRA☆STARの最年長であることに加えて、以前からトーク面において頼りになるメンバーであり、先陣切ってしゃべることが多い他、他のメンバーがあまりしゃべれてない時は自分は控えめになったり、上手く話を振ったりとすごく気を使えるメンバーでもあります。そういう亨汰くんだからこそ、このような未来に向かって突っ走る、疾走感ロック曲では先陣切って走っている様が思い浮かびますし、この曲は亨汰くんの曲だと思えるんだと思います。

彼も本当に歌上手かったし、これからもどんどん活躍してほしいですね。

 

 

 

 

 

そんなわけで、作品の感想を語ってきたんですが、最後に1つだけ、言いたいことがあります。

事務所はもっとZeBRA☆STARを評価すべき。

そのためにはZeBRA☆STARの運営がまず頑張ってそれなりの人気を獲得しないといけないのかもしれませんが、もっと彼らのことを評価して、バックアップしてあげてもいいと思います。

最近変な方向に行くEBiDANグループが増えている中、古き良きEBiDANをしっかり守っているグループのようにも思うんですよね。そういうのを愛しているファンも多分まだいるから、そういう層にアピールできないものか…と思ったり、明るく楽しい路線って今や珍しくなってるから、そういう路線に飢えている層にもZeBRA☆STARを届けてほしい。

レーベル独立したからそれもまた難しいのかな…でもどうにかして売り出してほしいですね。

 

運営だけでなく、EBiDAN全体的に興味を持っている人には、もれなくZeBRA☆STARにも興味持っていただきたいですね。

曲もいいしメンバーも粒揃いだし、注目しないのはもったいないと思います。

 

 

 

何はともあれ、今年はCDを2枚も出すことができて、グループとしてはなかなか充実した1年だったのではないかと思います。

来年もきっと、良い曲を出して、良いパフォーマンスを見せてくれることを期待して、応援します。

今回も、良い作品をありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

*1:早い段階で公開されていたアー写も、柊くんがセンターでしたし

*2:以前は実際には「盛り上げ担当」という立ち位置を与えられていました。正直言うと、意識して盛り上げるのは下手な子だと思いますが、彼は普通にしているだけでもその場を明るくしてくれる力があると思います

*3:SUPER★DRAGONは、1stシングルを出した当時はメインボーカルを固定化するつもりはなかったようで、ダンサーのメンバーも歌をもっと頑張りたいというようなことを言っていましたが、結局ユニット曲以外でダンサーメンバーが歌う機会は与えられないまま今に至っており、当時思っていたような形にはできなかったように思います

*4:現在のZeBRA☆STARは、9人グループで、最年長と最年少の年齢差が6歳であり、これはSUPER★DRAGONとまったく同じです