KEebidan’s diary

EBiDANオタクによる戯言ブログ。現在はM!LK一強。ZeBRA☆STAR大好きでした。

M!LK「Ribbon」MVの内容について、個人的解釈を語る。

 

 

 

 

先日、M!LKがリリースしたメジャーデビューシングル「Ribbon」について、主に収録曲の感想を語った記事を出しました。

keebidan.hatenablog.com

 

この記事でもお話したのですが、この「Ribbon」はMVも本当に素晴らしくて、とても奥が深く、考察のし甲斐がある映像だなと思いました。

これだけでも長く語れそうだったので、こうして記事を分けてお話しようと思った所存です。

 

というわけで、早速このMVの個人的解釈を語っていこうと思います。

 

 

 

 

 

まず、まだMVを見ていない方、改めて映像を確認したい方は、こちらをご覧ください↓

www.youtube.com

 

まず、この映像は大きく分けて明るいシーンと暗いシーンの2つによって構成されています。

ここでは少しカッコつけて、「光」「影」というように呼んでいきたいと思います。

この2つのシーン、映像の明るさだけでなく、様々な違いがあり、いろいろと対比的に描かれているように思います。

これからそれを詳しく語っていきます。

 

 

 

まずは、「光」シーンの代表的な場面を出しましょう。

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次に、「影」シーンの代表的な場面を出します。

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これらを見比べてみて、映像の明るさ以外の違いが何か、気づきましたでしょうか?

私は、以下のことが挙げられると思います。

 

  1. 衣装が違う。「光」シーンは白とベージュ基調の王子様風衣装、「影」シーンはメンバーカラーの私服風衣装。
  2. メンバーの表情が違う。「光」シーンは笑顔や甘い表情が多いのに対し、「影」シーンは切なげな表情が多い。
  3. ダンスシーンの有無。「光」シーンにか存在しない。

 

細かく見れば例外的なシーンも存在するのですが、ざっくりこのような違いが見受けられると思います。

 

また、上に挙げたような「影」シーンは、映像が進むごとにだんだん明るくなっていきますよね。

具体的には2番サビあたりから徐々に明るくなっていくのですが、

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ラストサビではもうかなり明るくなります。

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これらのことから、各々のシーンが何を意味するのか、個人的解釈をお話しましょう。

 

 

 

まず、そもそも「光」と「影」はそれぞれ何を表しているシーンなのでしょうか?

私は、「光」はM!LKの表の顔、「影」はM!LKの裏の顔を表していると考えています。

 

上でも話したとおり、「光」のM!LKは白とベージュ基調で色味が統一されている王子様風衣装に身を包み、結婚式場のような華やかな場所で踊り、甘くて綺麗な笑顔を見せてくれていますよね。

文句なしの統一感のある王道アイドルグループの姿なわけです。ファンに向けて見せる表の顔と言っていいでしょう。

 

一方、「影」のM!LKは各メンバーカラーの私服風衣装に身を包み、壁に寄りかかって物憂げな表情を見せています。輪になって向き合い、歌うシーンは存在しますが、踊るシーンはありません。

これは見方によっては活動の中での辛いことや苦しいこと、またメンバー同士のぶつかり合いを表しているとも捉えられ、積極的にファンに見せるような姿とは言えません。つまり、M!LKの裏の顔です。

 

ここで、あれ?と思った方。

わかっています。ハート型の枝にリボンを結びつけているシーンはどうなの?ということですよね。

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ここのメンバーはそこまで物憂げな表情はしておらず、和気あいあいとしているのですが、このシーンは「光」と「影」のどちらかといえば、「影」の分類に入ると思います。

映像の明るさやメンバーの衣装等の観点で見てもそうですが、このシーンで表されているようなことも、メンバーは裏でやっていることだと思うんですよね。

 

裏では辛いことや苦しいことに嘆いたり、メンバー同士でぶつかり合ったりしたこともあると思いますが、その他にもお互いを理解し合い、団結力を深めた場面もあったと思います。

その比喩として表現されたのが、ハート型の枝をリボンで埋め尽くしたシーンであり、各メンバーカラーのリボンで結びつけたことで、時間をかけてグループの団結力を強固なものにし、また5人の個性を認め合ったことを表しているのではないでしょうか。

これは決してマイナスなことではないですが、表でやることというよりは裏でやることですよね。だから、「影」シーンで表現されたのだろうと私は思います。

 

 

 

そして、その「影」シーンですが、上でも述べた通り、2番サビから徐々に明るくなっていきます。

これが何を意味するか。

 

私は、「『影』も含めて今のM!LKが形成されました。それを全部『光』に昇華させましょう」というM!LKの決意の現れだと思っています。

つまり、「裏でいろいろあったことを糧にして、表で見せる姿をより高めましょう」という決意です。

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明るさだけでなく、全員で輪になって向き合っていたM!LKは、最後には輪の外側に向いて、そこにいる誰かに向かって歌い始めます。その誰かは、おそらくファンでしょう。

このシーンもまた、上記のような決意の現れであると証明できるシーンなのではないか、と思います。

 

M!LKは実際、ファンが把握しているだけでも様々な辛いことを乗り越えてきました。

その最たるものが、3度に渡るメンバーの入れ替え。グループのエース的存在だったメンバーを見送り、3人の新メンバーを迎え、2人の華のあるエース級メンバーを見送り、今に至ります。

その上で、今回のメジャーデビューの機会を得て、これまで乗り越えたことを糧に大きい存在になろうと決意をした、そんなストーリーがこの映像には込められているように思います。

 

「光」のM!LKも「影」のM!LKも、どちらも間違いなくM!LK。

でも、「影」を「影」のままにせず、「光」に昇華させていかないと、堂々とファンに顔向けなんてできない。だから昇華させよう。

このような決意をもって、M!LKはメジャーデビューを果たし、大きな存在となるべく羽ばたいていく、というのが、MVで表現されているストーリーなのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

以上が、私のMVの個人的解釈ですが、いかがでしたでしょうか?

拙い部分もあるでしょうし、他にもこのような解釈もできると思うよ!というものがあれば、様々な意見をお聞きしてみたいです。

 

私の解釈はM!LKがこれまで経験してきたものをある程度知っている上でのものですが、そのような知識がなくとも今回のMVは、メンバーの様々な表情が見れて感情が揺さぶられる、見ていてとても泣ける映像だったと思います。

その上で、このようなストーリーが込められているのかも、と考えると、奥深い映像だなと。

 

久しぶりにMVとしてとても良い作品を見ることができました。

このMV制作に関わってくださった方、ありがとうございました。