KEebidan’s diary

EBiDANオタクによる戯言ブログ。現在はM!LK一強。ZeBRA☆STAR大好きでした。

EBiDANの「非アイドル」の解釈について

 

 

 

「非アイドル」
EBiDANがよく自称していた呼称で、直訳すれば意味は「アイドルではない」ということになるでしょう。
しかし、最近はあまりこう自称しなくなってきたためか、ファンによって解釈が様々に思えます。

彼らは結局「アイドル」なのか、アイドルではない「アーティスト」なのか、といったところで意見が分かれます。

 

最近はあまり見かけなくなったと思いますが、EBiDANのことを「アイドル」だと言うと「彼らは『アイドル』ではない」と批判する人をたまに見かけます。
2017年1月下旬に超特急の存在を知り、そこからEBiDANにハマっていった私は「いや、どう見てもアイドルだろ…」と思っていますが、まあ「アーティストである」と解釈しても間違いではない*1とも思うので、別にそう解釈する人を否定はしません。
ただ、他人にその解釈を押し付けるのはいかがなものだろう、とは思います。

 

 

 

まず、私は「非アイドル」という名称をどのように解釈しているかというと。
EBiDANが作ったアイドルの一ジャンルだと私は解釈しています。
EBiDANの代名詞だと言ってもいいでしょう。
「非アイドル」なんて言ってしまえば変な言い方、EBiDAN以外にしているアーティストを私は聞いたことがありません。*2
「非アイドル」をストレートに「アイドルではない」と解釈しないのは、そのためです。

 

本当に歌とダンスのパフォーマンスだけで勝負したいんだと思うのならば、「アーティストである」と主張すればいいところを、なぜわざわざ「非アイドルである」という変わった言い方で主張をするのか。
「非」と頭につけながらも、「アイドル」と後に続くあたり、「アイドル」というものをかなり意識しているようにしか私には見えませんし、アイドルとして見られることを強く否定しているものにも思えません。
実際、最近は「アイドル」と言われても公式も全く否定しませんよね。つまりはそういうことなのだと思います。

 

 

 

「非アイドル」はEBiDANが作ったアイドルの一ジャンルだと解釈していると上に書きましたが、超特急のユースケもこのように言っています。


「非アイドルというのは、アイドルであるかどうかということじゃなくて。要するに、僕らにしかできないことを追い求めていくっていうことなんじゃないかって思います」(https://www.oricon.co.jp/news/2039197/full/から抜粋)


つまりは今までのアイドルの常識を覆していく、ということでしょう。そして、いずれ自分たちをアイドルの中の一ジャンルとして確立していくことを目指すものだとも解釈できます。

彼ら自身、「アイドル」と見られることを明確に否定はしていないし、彼らを「アイドル」として見てはいけないと言った雰囲気は感じません。
それなのに、それを暗黙の了解としたがるファンも一定数いることに嫌気がさします。

 

 

 

彼らが「アイドル」と言われるのを嫌う理由としてよく見かけるのが、「ライブで口パクなんかしないし歌もダンスもすごく上手いから」というものですが、私からすれば説得力のかけらもないし、そんな理由で彼らをアイドル視するのを悪としないでほしいです。


性別違うけど同じ事務所の「STARDUST PLANET」(以下、スタプラ)のグループだって、口パクしないし歌もダンスも上手い子が多いけど「アイドル」と自他ともに認めてますよね?
彼女らの存在が見えていないのかもしれませんが、スタプラを経由してEBiDANにハマった身からすればすごく彼女らに対して失礼な発言だと思います。

 

同じ事務所というかなり身近なところに生パフォーマンスができるアイドルがいるのに、なぜそんなことを平気で言えるの?
スタプラに限らず、探せばパフォーマンスができるアイドルなんていくらでもいるのに。
こういうことを言う人の認識は「アイドルはパフォーマンスが下手くそで、歌いながら踊るのが難しく、口パクもやってしまう存在」なのかもしれませんが、「きっちり歌いながら踊るしその技術も申し分ないアイドル」がいてはいけないなんて一体誰が決めたんでしょうか?

 

 

 

私はEBiDANはアイドルだという認識でいますが、それはどう見ても彼らはその存在そのものが魅力的で、それを売りの1つにしているからです。
この時点で彼らは立派な「アイドル」だと思います。
そして、彼らの存在そのものに魅了されて夢中になっているファンがほとんどのように思えます。

 

彼らを「アイドル」として見られることをよしとしない人は、彼らがこのような売り方をされていることに嫌悪感を持っていて、人としての存在ではなくパフォーマンスで勝負をしてほしいと思っているのでしょうか?それならばまだわかります。


しかし、実際はどうでしょうか?ここまでのことを思っていなくても、「非アイドル」「アイドルではない」ということにこだわっている人のほうが多いのではないでしょうか?
そんなことを言いながら推しの生写真を集めたり特典会での推しとの接触を楽しんでいたら全く説得力ないと思うのですが、そのあたりはどうお考えなんでしょうか?
傍から見れば、どう見ても「その存在そのものに魅了されたアイドルファン」ですがね。

 

 

 

私は別に、彼らを「アイドル」として見ろ、と強制しているわけではありません。
彼らを「アイドル」と見ようが「アーティスト」と見ようが、それは自由だと思っています。
ただ、こちらがどっちだと解釈しようが突っかかってこないでほしいと思うし、大抵のEBiDANファンが話す「彼らをアイドルと見てはいけない理由」に全く納得できないから、上記のように反論して「私を納得させることができないならどちらと解釈しようが好きにさせてくれ」と言いたいだけです。

 

私はEBiDANのことをなんでもできるアイドルだと尊敬しています。
ビジュアルもさることながら、歌もダンスもクォリティーが高く、演技もできるメンバーが多い。
EBiDANという集団の中だけでも、ダンス&ボーカルグループだけでなく、ロックバンドやフォークデュオ、ヒップホップユニットなど様々なグループが派生して出てきており、ここまで様々なジャンルの音楽を楽しめるアイドル集団は他にないと思っています。*3

 

「アイドル」というものは本来「蔑称」ではないはずです。
崇拝の対象、つまりむしろ誇りに思っていいはずの呼称です。
だから、私は彼らを「アイドル」だと思って尊敬するし、それを無理矢理否定されたくありません。
もっと「アイドル」に対する見方を柔軟にし、「アイドル」をバカにする人が減ってくれればいいなと思います。

 

 

 

 

*1:歌とダンスのライブパフォーマンスを中心に活動しているので職業名としては適当

*2:もし他にもいたら申し訳ない

*3:他にもあったら申し訳ない