KEebidan’s diary

EBiDANオタクによる戯言ブログ。現在はM!LK一強。ZeBRA☆STAR大好きでした。

原因は自分にある。配信シングル「以呂波 feat. fox capture plan」感想〜初期曲はなぜ名曲だったのか、そろそろカップリング曲が恋しい〜

 

 

 

7月7日、原因は自分にある。が、デビュー2周年を記念した配信シングル「以呂波 feat. fox capture plan」をリリースしました。

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以前には「犬と猫とミルクにシュガー」という配信シングルも出しており、これについてはスルーしていたのですが、今回の配信シングルも聴いてみて、ちょっとこれはもうぶっちゃけたほうがいいな、と思ったのもあり、今回は記事を書かせていただいています。

前回の配信シングルについてスルーした理由も含め、語っていきますが、批判多めの記事になりますので、見たくない方はここでバックしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、「犬と猫とミルクにシュガー」ですが、これについてリリース当時特に触れなかったのは、端的に言えば「面白くなかったから」です。

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たしかに「原因は自分にある。といえばこういう曲調、歌詞だよね」って雰囲気のものではあったし、それをしっかり守ってるのはいいんだけども、ガッチガチすぎてとらわれちゃってる感が否めない

曲が展開する時のリズムの変わり方とかいろいろこだわって作られてるのはわかるんだけど、逆に言えばそういう小手先のどうでもいい技術しか感じられなくて、大きい目で見れば「嘘から始まる自称系」あたりの曲を使い回してるようにしか見えないという。

これ聴いたときは「そろそろネタ切れ起こしたかな?」と思いましたね。思ったより早かったな。

 

それに比べると、今回の「以呂波」はバンドさんとのコラボ曲なのもあってか、今までにないような疾走感ロック的な曲として仕上がっていて、まだそのガッチガチ感はないほうだったんですね。

でもだからと言って良かったかと言われると、まあかっこいい曲ではあったけど、うーん…っていうのが正直なところです。

新しい曲調のはずなのに、やっぱり「原因は自分にある。らしい曲」というものに異常に固執してる感はすごい感じるというか。

前から追ってるファンとして聴くと「あー、はいはいそういう感じね~」って感覚で聴けちゃうんですよね。どういうことかというと、特に驚きとかそういうのが何もない

あれ、原因は自分にある。のコンセプトって、「常にインパクトを与え続けるグループ」じゃありませんでしたっけ…?()

もう、驚けないって時点でコンセプト負けしちゃってるんですよね…

 

 

 

まあ、今回の曲に限らず、これに関しては1stアルバム「多世界解釈」のリード曲「柘榴」を聴いたときから薄々感じてはいました。

最近のザ・げんじぶ曲ってつまらねえなと。

なんでなんだろう、とずっと思っていたわけです。初期の「原因は自分にある。」「嗜好に関する世論調査」はあんなに面白い曲だったのに。

単なる飽きかな?とも思ったけども、この初期の2曲は今聴いても面白いんですよね。

ということは、何かが違うんだろうなと思って、改めて初期曲を聴いてみたわけです。

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あ、全然違うわ、と思いましたね。

 

最近の「ザ・げんじぶ曲」は、初期からの表題曲の良さをずっと守ってるようで、実はあまり守れてないということがわかった気がします。

初期の曲にはあったキャッチーさ、親しみやすさというものが、最近の曲にはないように思えるんですよね。

 

「原因は自分にある。」の「ちょちょちょっと懊悩 I don't know」という独特のリズムとか、「オムライス」という可愛らしい単語が突然出てくる面白さ、「嗜好に関する世論調査」の「二択 二択 二択」のリズムや、単に「Wow wow...」と歌ってるだけなのに妙に頭に残るフレーズ、「ナムあみだくじ」という意味分からないけど面白い単語で締められる歌詞…

 

原因は自分にある。がそもそもウケたのって、ダークな雰囲気のピアノロック曲それ自体がウケたというよりも、それ以上にこのような工夫が曲中にたくさん見られ、面白かったからだと思います。あとは、そういう曲をやるアイドル自体が目新しかったから。

それで、「目新しさ」というものは当然ですが活動を続けていくうちになくなっていくものであり、そうなるともっと面白い曲を作ろうと工夫しないとインパクトというものは出せないというのに、最近の運営はそれを理解せず、とりあえず哲学的な歌詞のピアノロック曲を出せばいいと思っているんだろうなと感じます。

 

最近の「ザ・げんじぶ曲」の歌詞って、キャッチーさがまるでなくて本当に面白くないんですよね。

初期2曲に比べて聴いてるだけじゃ頭に入ってこない歌詞だし、哲学的すぎて意味わからない歌詞なのは初期からずっとそうなんですけど、初期のは「意味わからないけど面白い歌詞」なのに対して、最近のは本当に「ただの意味わからない歌詞」なんです。

ちょっと考えればそんな歌詞の曲出したところでインパクト与えられるわけがないとわかりそうなものですけどね…だって意味不明すぎて理解できないから。

最近の「ザ・げんじぶ曲」の歌詞は、原因は自分にある。らしいようでそうでもないということがよくわかりました。

そう思うと、運営は守るべきコンセプトを守ってないとも言えますね。

 

 

 

まあ、グループの方針を決めるのは私たちファンではなくて運営のほうだから、今の感じで行きたいんだったら、今すぐ「常にインパクトを与え続けるグループ」というコンセプトはやめたほうがいいんじゃないかなと思います。

「哲学的な歌詞を激しいピアノロックにのせて歌い踊るグループ」って言ったほうがいいんじゃないですかね。これならコンセプトとしては今の感じでも問題ないだろうし。

 

ただ、これはこれで普通に面白くなくなりそうですよね。

そもそもそんなコンセプトだったらバンドとかアーティストでもできるものだし。

そうじゃなくて、原因は自分にある。という「アイドルグループ」だからこそできるものを追い求めてほしいな…という気持ちが個人的にはあります。

それこそが、上でも書いたようなキャッチーさ、親しみやすさにつながると思うし、初期はそれをしっかりやってたと思うんですよね。せっかくのアイドルだからこその良さを、最近は捨ててしまっているように感じられるのが残念。

 

表題曲もそうだけど、初期にあった良さはやはり、カップリング曲の存在もすごく大きかったと思います。

代表的なのは、「ギミギミラブ」「ジュトゥブ」「時速3km」ですよね。

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爽やかなダンスナンバーに、可愛いラブソング、王道J-POP的な壮大曲…

原因は自分にある。は、表題曲によくあるようなインパクトの強い曲で興味を惹きつけ、こういうアイドルらしいカップリング曲でとどめを刺すタイプのグループであると、私は前にもお話したことがあると思います。

 

最近は配信シングルばかりで、原因は自分にある。の表題曲らしい曲ばかり出されて、「惹きつけられる曲」はたくさん出していますが、カップリング曲を長らく出していないため、「とどめを刺す曲」があまり出されていません。

その「とどめを刺す曲」を「多世界解釈」で数曲出すことを私は期待していたんですが、まあ、あったっちゃあったけども少なかったですよね。

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冗談抜きで本当にこの1曲だけじゃないですか?*1

全部で何曲収録でしたっけ?通常盤収録に限っても10曲も収録されたんですよね?

せいぜい4曲しか収録されないシングルにすらこういう曲2曲収録されたこともあったのに、もっと収録できるアルバムに1曲しか入れられないってどういうことでしょうか…

 

「惹きつける」だけの曲ばっかり出してたら、新規は集まるかもしれないけど前から追ってるファンは飽きるってわかりませんかね?*2

もうおそらく、デビュー当時から追ってるファンは、原因は自分にある。の曲のイメージがだいたい頭の中で出来上がってるので、キャッチーさとかインパクトについて相当考えて作り込んだ曲を出さない限り驚かないと思うんですよね。*3

そこまで考える余裕は今はそんなにないというなら、それだったらそれだったで、表題曲は新規惹きつけ用として割り切って、カップリングで古参ファンを繋ぎとめられるような曲を出すみたいな、そういう戦略で曲作りをするのもアリだと思います。

そういう売り方をするんだったら、積極的にカップリング付きのシングルを出すべきです。

 

とか言って、カップリングもことごとくピアノロックにしそうな雰囲気が今の運営にはあるので、そこは怖いところではありますが…

まあ最近でも「ネバーエンドロール」みたいな曲が作られてはいるから、全く望みがないわけではないかな…とも思っています。

 

とりあえず、3rdシングル作りましょう…?

カップリング含め、期待しているので、ぜひ頑張っていただきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:ちなみに「夢に唄えば」という曲もすごく良い曲でしたが、これはアルバムの「リード曲」になるべき曲だったと思ってるので除外しています。どう見てもこのアルバムでいちばん「インパクト」が強かった曲ってこの曲だったんですが、この曲をリード曲にしないで「柘榴」をリード曲にしたあたり、運営は本当に勘違いしてるなと思います。「インパクト」より「哲学系ピアノロック」を重視しちゃってるじゃんと

*2:そもそも最近のは「惹きつける」ってほどの曲ですらないんですが

*3:「夢に唄えば」はそれができていたのに推されませんでしたが、運営的にそのつもりはなかったんですかね?感覚のズレでしょうか…